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ずっと天下りはよくないって言われてますが、単純な話天下りが無くなったときに長期的に考えて国民は特をするんでしょうか?

キャリアで事務次官になれるのは省庁の数だけです。他の同期はなれません。そしたら実際もらえる給料が予定より大幅に下回ります。

こんなところに優秀な人材が集まりますか?天下りがあるからそれも見越して優秀な人材は国家公務員I種の資格をがんばって取るんでしょ?


マスコミに騙されて天下り禁止ばっかり言っていますが、皆さん本当にこれでいいんでしょうか?

考えをお聞かせください。

A 回答 (8件)

一言で「天下り」といいますが、少しく分けて考えることが必要です。


つまり、所謂高級官僚(少なくとも本省の局長以上)、(高級までは行かない官僚。本省課長級以上)、お役人(本省勤務と地方勤務に分けることが必要)。さらには事務系と技術系の区別。これらに応じて議論する必要があります。
世上批判される高給取り、渡り鳥というのは高級官僚と官僚の一部が該当する話で、人数的には限られたものです(人数が限られているからといって問題がないわけではないが)。それ以外の圧倒的多数を占めるお役人も60才ソコソコで停年・肩叩きです。彼らのその後年金(月20万円行けば御の字)受給までの数年間の生計をどうするか放っておけないでしょう。企業でしたら子会社等へはめ込んで数年は面倒(発注の便宜等)を見るでしょう。お役人の天下りもそれに類したものと考えれば、その行き過ぎをどう是正するかを考える必要こそあれ、一切禁止というのは非現実的でしょう。
少なくとも官僚とお役人を分けて考える必要があります。高級官僚の例をタネに下っ端の「お役人」をいじめるのは如何なものか。
なお、高級官僚といっても各省庁10人ソコソコです。彼らの給料は果たして高いのか?最近出来た観光庁長官(給料は次官より低い)に民間企業の役員を招聘しようとしたら「そんな安い給料でやってられるか!」と蹴飛ばされ、結局役人を当てざるを得なかったことをどう考えますか。
そもそも、役人・官僚の処遇が良すぎるとマスコミ等は書きますが、マスコミ各社・銀行・企業の役員や部長の処遇(給料、年収)を示してから、批判すべきではないでしょうか。。
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最近、アメリカにおける日本政治の研究者の本(ラムザイヤー&ローゼンブルース『日本政治の経済学』1995年)を読みました。


http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94 …

彼らは、それぞれの行為主体は合理的である仮定して論証を試みています。すなわち、自民党は自分たちの選好に沿った政策を官僚につくらせようと考え、また、公務員になろうとする人も仕事に見合った賃金が得られるから公務員になる、と。この仮定の下では、天下りも含めた官僚の生涯賃金は、自民党が考える「優秀な人材」を確保するのに必要かつ十分な水準だということになります。
そして、退職後の天下り先で高額の賃金や退職金を受け取ることと引き換えに、官僚の現役時代の賃金は安く抑えられていると考えます。一方、自民党の利害に反する政策を立案する官僚に対して、その天下りに横槍を入れることで、自民党議員は罰を与えることができます。このように、「天下りによる賃金の債権化」は与党議員が官僚をコントロールする手段として機能している、と彼らは論じています。

また、天下り先となっている公益法人等に政府が多額の補助金を与えることは、必ずしも経済的に非効率だとは限らないと指摘しています。なぜなら、「優秀な人材」を官僚として雇うのに必要な賃金を、現役時代に政府が直接支払う代わりに、天下り先を経由して退職後に支払っているに過ぎないからです。
むしろ彼らが問題だと考えているのは、天下り先への支援が(補助金政策にとどまらず)規制政策に及んでしまう場合です。たとえば高速道路のサービスエリアの飲食店の経営を天下り先企業を独占してしまっていると、他の企業は利潤を遺失することになるし、ドライバーは美味しくないご飯に高額の代金を取られる、ということになると思います。


後者の、天下り先への補助金政策が本当に非効率的でないと言い切れるのかについては、私自身が経済に不案内なので正直言ってよくわかりません。ただ、天下り規制にあたっては、賃金水準や早期勧奨退職も併せて検討しないといけない、というのは私も同意見です。

前者の、天下りを官僚に対するコントロール手段として解釈することは、今回のような天下りの是非のような質問にはちょっと馴染まないかもしれません。つまり、ラムザイヤーらは「自民党の代理人としての官僚」を分析しているのであって、少なくとも前掲書では「公僕としての官僚」というテーマに関心を払っていないからです。
たしかに天下りなどの手段を通じて与党が官僚をコントロールし、そのせいで官僚が与党の利害に敏感すぎるために、官僚の自律的責任が損なわれている、という立論もできるかもしれません(ただし収賄などの違法行為は別問題)。つまり、生産者志向の強い自民党の政権下では、官僚も生産者サイドに立った政策を実行するし、事故米の監視のように消費者サイドに立った行動が疎かになっていた、という批判も可能かもしれません。しかし、与党による官僚のコントロールは、議院内閣制の下では当然な気もします。
ただ少なくとも、与党の意向とは別に、公僕としての職責を官僚に果たさせるという「自立的責任」という点では、長期政権の下で与党と官僚の一体感が強すぎるのは問題かもしれません。そういう意味で、たまには「与党」の意向がガラッと変わる(つまり定期的に政権交代がある)方が良いのかな、とも思います。
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単純にたくさんお金もらってるってだけの弊害じゃないんです。


天下り法人に便宜を与えるから適正な経済競争すら出来ないんです。
天下りなんてお金渡して仕事を取るようなもんですよね。犯罪ですよこれ。こんなものが制度としてあるってのがおかしいじゃないですか。
社会にでるとこんなのの関係でおかしい目にあうこともありますが、やりきれないですよ。
(僕は経理ですけど、国税OB税理士が国税の斡旋で顧問になるけど全然使えないし、顔も見せないし、まともな人を頼みたいけど結局コネを考えて雇い続けるとかもある意味天下りでしょう)

このことは既にいろいろあがってますけど・・・
そのくらいいいじゃんってお考えでしょうか?

確かに、じゃあ優秀な人に見合った賃金を与えないのかって部分は納得できるんです。それなら本来論の話をすれば給与体系をちゃんと見合った形に変えるじゃないですか?
質問者さんも天下りは優秀な人間を民間で活用するなんて思ってないでしょ。質問の書き方からして給料与える為に天下りがあるって思ってるんですよね。国家の制度としてそんなやり方はおかしいです。

この回答への補足

>確かに、じゃあ優秀な人に見合った賃金を与えないのかって部分は納得できるんです。それなら本来論の話をすれば給与体系をちゃんと見合った形に変えるじゃないですか?

そうなんです!そこなんですよ。誰もかれも単純に天下りを規制することだけを目指していて、新しい給与体系を考えようとしない。質問の書き方が悪かったせいで語弊を与えてしまいました。


なおお礼を一人一人書いていると議論と取られてしまい消されてしまうので、最後にまとめて書きます。

補足日時:2008/10/06 23:09
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 >こんなところに優秀な人材が集まりますか?天下りがあるからそれも見越して優秀な人材は国家公務員I種の資格をがんばって取るんでしょ?


 そんな人材は優秀とは言いません。

 >ずっと天下りはよくないって言われてますが、単純な話天下りが無くなったときに長期的に考えて国民は特をするんでしょうか?
 少なくとも天下りを採用しない事で不利益(入札参加できない、仕事をまわしてもらえない)をこうむっている会社は特します。
 実際問題外郭団体などで給料分の仕事をしていないと思われる天下り社員が多数おり、それを排除するだけでも税金の無駄がなくなる。
 
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なぜ天下りがいけないのか。



天下りは数年で他の天下り先に移動していきます。
その都度、高い退職金をもらって変わります。

その費用を出す見返りとして、
コストの高い公共事業などを請け負います。

結果として、民間なら100万円でできる仕事を
1000万円で天下り企業に仕事をまわすようになっています。
(数字が妥当かどうかはこの際おいておいてください)

短期も長期も関係なく国民には不利益なことだらけです。
銭金関係なしで国民のために働く能力が高く、意欲のある人を
採用したほうが得というものです。
(頭がいいだけで、公務員は待遇がいいからという理由だけで
受験する人が圧倒的に多いですよね)

優秀な官僚が何もしてこなかったというのは、
日本の政治経済が貧困なことをみていたらよくわかります。
愚か者の集まりとしか思えませんが。。
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別に天下りそのものが悪いとは言いません。

戦後すぐの公職追放でもあるまいし、例えば農水省に30年勤めた人はそれだけの知識や経験があるはずですから、農水関係の職業を選択することはおかしな事ではありません。


しかし往々にして、身内意識からか縁故主義的な発注などが行われています。例えば、多少高かったり品質が劣っていても、天下り先になっている企業の方を優先してしまうことがある、ということです。甚だしい場合は、何の仕事をしているのか分からない外郭団体へ天下り、その外郭団体への発注は政府(都道府県・市区町村を含む)のみ、というケースなども見受けられます。

対症療法的には、一つ一つのケースに対して精査することも可能ですが、根本的には天下りの禁止というのも一つの方策として効果があると思います。


> キャリアで事務次官になれるのは省庁の数だけです。他の同期はなれません。そしたら実際もらえる給料が予定より大幅に下回ります。

頭のいい人は、取らぬ狸の皮算用はせぬものです。
入った当初、というか入る前から、(課長ならまだしも)事務次官になる予定で給料計算をしている人は、いないと思いますよ。
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>こんなところに優秀な人材が集まりますか?天下りがあるからそれも見越して優秀な人材は国家公務員I種の資格をがんばって取るんでしょ?



天下り目当てで国家公務員I種の資格をとる人なんて、ほとんどいないでしょう。
だって、自分がそこそこの年齢になった時に、まだそんな制度?が残っているかも分かりませんから。
本当に優秀な人は、天下りがなくなったとしても、引く手あまたですから、天下る必要なんてありませんよ。

仮に天下り目当ての人がいたとしても、そんな人が公務員になったら国民は絶対損をするでしょう。
だって自分の利益しか考えていませんから。
いくら優秀でもそのような人は公務員になるべきではありません。
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>キャリアで事務次官になれるのは省庁の数だけです。

他の同期はなれません。そしたら実際もらえる給料が予定より大幅に下回ります。
こんなところに優秀な人材が集まりますか?

たとえば、幹部候補社員で社長になれるのは会社の数だけです。ほかの同期はなれません。そしたら実際もらえる給料が予定より大幅に下がります。
そんなところに優秀な人材が集まりますか?

みんながみんな、トップになれるわけではないのはどこでも一緒。
リストラがあるわけでもなく、しがみついていれば、それなりの報酬や退職金は出る。それに天下るのは、キャリアだけじゃないしね。

本来、天下りが批判されるのは、天下りそのものより、天下った先との癒着や馴れ合いの橋渡しのようになったり、仕事をしている実態がほとんどないのに、税金から高額な報酬が支払われているところじゃないかな?

それがあまりに多すぎるから、天下り自体が批判されだしたんじゃない?
卵が先か鶏が先かみたいなもの。

優秀な人材が、天下ってすばらしい仕事をするなら、むしろ歓迎されたり喜ばれるはず。そうじゃないから批判されるんじゃない?

まあ、みながみな同じ、というわけじゃないだろうけどね。
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