プロが教えるわが家の防犯対策術!

大学1年生の者です。

ジャーナリストという職に興味は持っているのですが、

ジャーナリスト=何かの専門分野に対して確固たる信念や知識を持ち合わせている人

というイメージが強いです。(例えば、環境ジャーナリスト・医療ジャーナリスト・ODAジャーナリストなど。)

そのようなジャーナリストになるためには、大学時代にある一つの専門分野に向かって、勉強するものだと思います。

しかし、海外の大学ではたまに「jouranalism(ジャーナリズム)」という学問があると聞きます。

この場合のジャーナリズムとは何でしょう?
専門分野を学ぶべきなのに何のためにこの学問があるのですか?

無知な私に教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>しかし、ジャーナリスト=専門家と考えるのはおかしいのでしょうか?



はい、おかしいです。その仕事を専門にしているの人は、「あんな奴らを専門家と呼んで一緒にするな」と言います。


>ジャーナリストがある国際紛争(国際紛争である必要は全く
>ないです。)に対しての意見をメディア(テレビなど)の前で発言
>しているという感じです。

はい、ジャーナリストは意見を書きますし、言います。でもそれは専門分野に対する深い知識ではありませんよね。
経済に関するジャーナリストが、ブラック-ショールズ方程式、オプションの価格算定の計算などの高度な金融ファイナンスの専門知識を持っているとでもいうのでしょうか?最近は脳の研究も経済学の範囲ですが、脳の作用についての専門的知識を持っているのでしょうか?
何人もの専門家が、さらにその一部の狭い領域に対して何年も何十年も勉強して専門知識を学んで専門家と言われているのです。

それが、ジャーナリストなる人物が、そんな各専門家数十人分の知識を持って、さらにそれを表現する能力も持っているということはまずありません。世界的には超天才ジャーナリストが数人はいて、そのような専門的知識を持ったジャーナリストがいるかもしれませんが、一般的にはノーですね。


>もしジャーナリストが基礎知識しか持ち合わせていなかったら、
>彼らの意見は、所詮一般者の意見とほぼ同じであり大した
>価値はないのでしょうか??

一般者は基礎的な知識さえ持ち合わせていませんよね?
一般者のほとんどは、経済学にとっての基礎知識とさえも言えないくらいの基礎知識である需要・供給曲線、限界効用、パレート効率性などさえ知らないでしょう。企業の会計操作なんてニュースを聞きながらも簿記3級でも分かる程度の資産を負債の区別さえできない。受験で「偏差値、偏差値」とか言いながら検定ができないばかりか、偏差値の計算さえできない人がほとんどでしょう。
医療ジャーナリストも挙げられていますが、最近だとホットなテーマは薬害問題でしょうか。薬となると有害事象と副作用の区別さえついていない人はたくさんいます。第一相試験、第二相試験、第三相試験、薬物動態、二重盲検、市販後調査・・・こんな基礎知識さえ持っていない一般者は多数います。ジャーナリストは基本的にはこの程度の基礎知識を持っていれば十分です。

ジャーナリストの知識など学問分野で言えば、せいぜい大学で学べる程度の基礎知識であったり、本屋に売っている本で手軽に学べる程度の基礎知識です。
その程度の知識で【専門家】などと言われたら、本当に専門にやっている人は怒りますよ。

ただ、これはジャーナリストが悪いのではなく、ジャーナリストをやりながら専門を身につけるのが困難というだけです。そして、記事を書くのにそこまで専門的な知識は要りません。経済ジャーナリストがブラック-ショールズ方程式で議論をできる必要はないでしょう。
ちなみにブラック-ショールズ方程式もこれを専門に学ぶ人たちからすれば、基礎知識です。ブラック-ショールズが分かるから専門家なんて言ったら専門家の中で笑い物ですよ。

ブラック-ショールズのWikipediaのページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9% …
    • good
    • 0

>ジャーナリスト=何かの専門分野に対して確固たる信念や知識を持ち合わせている人



う~ん、まぁそう言えなくもないと思いますが、「一般人に比べて」という定冠詞が付くでしょうね。

他の回答者の方も言っておられますが、日本では「ジャーナリスト」「フリーライター」「コメンテーター」「批評家」「評論家」などなどは、ほぼ同じ意味で使われます。
つまるところは、「社会問題などに対して独自に取材等を行い、その結果と自分の意見を新聞・雑誌やテレビで発信する人」という程度です。
確かに、「得意な分野」というのを持ってる人が多いですが、「専門家」というほど詳しくなかったりします。
むしろ、専門家の意見を取材等を通して世間に伝える仲介者という方が正しいかもしれません。

>海外の大学ではたまに「jouranalism(ジャーナリズム)」という学問があると聞きます

その通りで、「jouranalism(ジャーナリズム)」というのは、立派な学問です。
日本語に無理に訳すと「報道の方法と世間の関係学」となるかもしれません。
つまり、「ジャーナリズムとは何か」という根本的なことから、「情報収集>検証>レポート(報道する)」という実務的な手段・方法論までを学ぶという事ですね。
また、「ジャーナリズムの影響」についての研究も含む場合もあるでしょう。

日本の場合は「社会学」関係にはいるでしょうね。
多くは、文学部・経済学部などに入るでしょうか。
あとは、専門学校なんかには「マスコミ学科」とかあるところもあります。(が、就職に有利かというと??ですね)

>ジャーナリストという職に興味は持っているのですが、

参考として、ジャーナリストになるための一般的なコースですが。
どの学科であれ、取りあえず大学を卒業し、「記者志望枠」でマスコミに入社します。
すると、多くは警察の番記者になります。
警察署に詰めて、警察の発表を本社に打電するわけです。
そこで記者としての実務を学びます。
そこから出世コースに乗れば、地方行政の記者クラブ詰めの記者、国政の記者クラブ詰めの記者とキャリアを積んで、そこそこ会社から認められたら、やっとある程度自由に取材活動が許されるようになります。
そのコースの途中でリタイア(?)して、フリーになって独自に取材活動をする人も多いようです。
特に、国際紛争の取材などは、絶対会社が許さないので(何かあったときに責任とりたくない)、そういった方面に関心が高い人はフリージャーナリストになって、誰かのアシスタントしながら経験を積む人も居ます。
    • good
    • 0

ジャーナリストの定義が違います。



何かの専門分野に対して確固たる信念や知識を持ち合わせている人 → 専門家では?
医療分野に対して確固たる信念や知識を持ち合わせて医療研究に人生をささげている人はジャーナリストではなく医者ですよね。



ジャーナリストとはメディアに記事や素材を提供する人で、むしろその分野に関する専門的な知識はない人の方が多い。なぜなら、報道に携わって取材したり、記事を書いたりしているので、とても専門知識を勉強している暇がありません。
医療について長年記事を書いているジャーナリストが専門知識を持てるようであれば、長年それに専念して研究している医者の面目丸つぶれです。
ジャーナリストが持っているのはその分野への興味と【基礎】知識です。


>この場合のジャーナリズムとは何でしょう?

Wikipediaからの引用です。
『ジャーナリズムとは、散在している事物や人について現在起こっている出来事、流れ(トレンド)の情報を集め、検証し、レポートし、分析する技能・訓練のことである。』


>専門分野を学ぶべきなのに何のためにこの学問があるのですか?

そういうわけでジャーナリストはその取材対象の専門分野を学ぶことはそうはありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

貴重なご意見ありがとうございます。

確かに

何かの専門分野に対して確固たる信念や知識を持ち合わせている人=専門家

というのは納得できます。

しかし、ジャーナリスト=専門家と考えるのはおかしいのでしょうか?
又は批評家ととらえるのは間違っていますか?

私のイメージとしては、ジャーナリストがある国際紛争(国際紛争である必要は全くないです。)に対しての意見をメディア(テレビなど)の前で発言している
という感じです。

もしジャーナリストが基礎知識しか持ち合わせていなかったら、彼らの意見は、所詮一般者の意見とほぼ同じであり大した価値はないのでしょうか??

確かに近年ではジャーナリストという人が増えているので、失礼に値するかもしれませんが、ピンキリだと思いますけれども。

お礼日時:2008/10/11 11:36

 日本では、ジャーナリストとフリーライターがほぼ同義だと


思ってください。そのうえで、いわゆる社会ネタを守備範囲に
する人が、周りからジャーナリストと呼ばれる傾向にあります。

 面白いもので、技術系の記事を書く人は ITライター と
呼ばれるのに、美容系の記事だと 美容ジャーナリスト と自称
します。これは業界慣習によるものであり、別に美容を専門に
している人が優れているわけでもなんでもありません。

> 海外の大学ではたまに「jouranalism(ジャーナリズム)」と
> いう学問があると聞きます。
> この場合のジャーナリズムとは何でしょう?

 欧米、とくに米国の大学は実学主義なので、取材のやり方や
記事の書き方といった学問・授業が存在します。日本では多くの
職業が現場主義というか、OJTで仕事を身に付けるので、ジャー
ナリズム学科が成立しません。

 あえて日本で探せば新聞学科になるのですが、早稲田では
すでに廃止してしまいましたし、新聞学科を出たからといって
新聞記者になるのに有利になるわけではありません。

> 大学時代にある一つの専門分野に向かって、勉強するものだと思います。

 日本では、そういったキャリアパスは機能していないと
思います。まずは記者や編集者、もしくはライターになり、
独立する際に自分の得意分野で○○ジャーナリストを名乗る
というステップがほとんどですね。

 前述の欧米流ジャーナリズムにしても、ジャーナリズムを
専攻したからといって、卒業と同時にジャーナリストになれる
わけではありません。たいていは小規模の新聞社や出版社で
修行を積み、徐々にメジャー紙・誌にステップアップしていき、
独立してジャーナリストを名乗るようになります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

Journalism
欧米、とくに米国の大学は実学主義なので、取材のやり方や
記事の書き方といった学問・授業

やっとこれで納得することができました。

必ずしも専門分野うぃ学習したからといって、将来ジャーナリストになれるというわけでもないのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/10/11 11:18

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!