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ヤマトタケルの歌「やまとは国のまほろばたたなづく青垣山籠れる大和し美し」について教えてください。

大和は国の中でもっとも秀でている所
山々が重なり合って青い垣根のようだ
山に囲まれた大和の国はほんとうに美しい

このような意味とは存じておりますが、古文が不得手なもので「大和し」の「し」のしの用法がわかりません。たんに「大和は」=「大和し」なのでしょうか?

A 回答 (1件)

 強意の副助詞の「し」です。



以下、引用
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し 副助詞
【主な機能】
種々の語を承け、それを強く指示して強調する。時代が下るにつれて用例が限定されるようになり、現代口語には「定めし」「果てしない」などに化石的に残るのみである。

…青きをば 置きてそ嘆く そこし怜し 秋山吾は(万葉集、額田王)
大君は神にしませば真木の立つ荒山中に海を成すかも(万葉集、柿本人麻呂)
葦辺ゆく鴨の羽がひに霜降りて寒き夕へは大和し思ほゆ(万葉集、志貴皇子)
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http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/ …

辞書でもご確認ください。(副助詞の項)
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …
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この回答へのお礼

古語には強意の副助詞の「し」というのがあったんですね。
よくわかりました。
「山籠れる大和し美し」を
「山に囲まれた大和の国はほんとうに美しい」のほんとうにと現代語訳した部分ということですね?
ありがとうございます。

お礼日時:2008/10/27 13:05

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