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助詞の「モ」にはいくつかの働きがあるようです。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%82%82/#jn- …

 ↑の『大辞泉』の説明にはあてはまりそうにない用法があります。

夜モふけてまいりました 
宴モますますたけなわ 
朝モ早くから

 などの「モ」です。

 いろいろ調べると、下記の記述が見つかりました。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/17168/m0u …
================================引用開始
〔も〕▽(1)今日もよく晴れています▽(2)私は英語も数学も苦手です▽(3)夜もふけてきた▽(4)子供にも分かる道理▽(5)この一月で五キロも太った▽(6)どこにも行きたくない

【5】「も」も主題を示すが、「は」が一つの事柄を取りたてるのに対して、「も」は同類の事柄が他にも成立していることを前提としている。同類の事柄は、「も」の例文(1)のように直接示さない場合(「きのう晴れていた」ことが前提となる)と、例文(2)のように並立して示す場合がある。また、例文(3)のように同類の事柄が特定できない場合もある。(以下略)
================================引用終了

〈同類の事柄が特定できない場合もある〉ではないかと思います。
 最近mixiにこの問題に関するトピが立ちました。
 ↑の話を否定しようとしているようなのですが、何が書いてあるのかは不明です。
 
 どう考えればよいのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 一応mixiのトピのリンクを張っておきます。
     当方は何が書いてあるのかさっぱりわかりません。
    【係助詞「も」: 夜【も】ふけてまいりました/ 宴【も】たけなわ/ 朝【も】早くから】
    https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=1011 …

      補足日時:2024/04/05 21:21

A 回答 (5件)

>リンク先のmixiの記述はどう思われますか



私の専門分野でも、趣味的な範囲でも、考えたこともない領域で、難解です。

私が単純に考えることは、伝えようとする現代人にどのように伝わるかを考えるのみです。

最初に記載しましたが、言葉・文法・文字等時代とともに変化するので、時系列的に、平安時代から並べてみるのもよいのではと考えます。

そして、自分の考える「 も・モ 」を見出してください

としか、私には回答できません
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この回答へのお礼

>平安時代から並べてみるのもよいのではと考えます。

 それは相当の難題ですね。
 コメントありがとうございます。

お礼日時:2024/04/07 15:14

No.1のお礼の中の質問への対応



>質問の「モ」

については
A-1 日本語学会 2020 年度春季大会 口頭発表要旨
上代における助詞モと希望表現の共起について
小池俊希氏 が説明しています

<私には、この件は理解できませんが、参考まで>

「雲だにも心あらなも[雲谷裳情有南畝]」(万葉一 18)のように,上代における助詞モには,希望表現と共起する
用法があることが知られている。工藤美紗子(1963)「『も』という助詞の意味」(『文学』31)など,助詞モと共起す
る表現を整理した研究では,希望表現との共起が指摘されるものの,それぞれの希望表現ごとの差異については言及
されておらず,その分類は「希望表現」までに留まっている。そこで,本発表では,「実現可能性」という観点から希
望表現を整理することで,①「それぞれの希望表現が有する実現可能性の高低と助詞モとの共起のしやすさとの関係」
と,②「助詞モの機能における,希望表現と共起する助詞モの位置付け」の 2 点を明らかにする。
まず,実現可能性による希望表現の整理と,上代の希望表現と助詞モとの共起の調査により明らかにする点は,以
下の 2 点である。①上代の希望表現は,「ヌカ(モ)」・「ナム/ナモ」のように助詞モと共起しやすい希望表現と,「コソ」・
「ナ」のように助詞モと共起しづらい希望表現とに大きく分かれる。②実現可能性の低い希望表現は助詞モと共起し
やすく,それに反して,実現可能性の高い希望表現は助詞モと共起しづらい。
次に,希望表現と共起する助詞ハ・副助詞ダニと助詞モとの比較対照を行い,助詞モに反して,助詞ハ・副助詞ダ
ニは,実現可能性の高い希望表現と共起する傾向にあることを確認する。助詞ハとの比較対照からは,同じく係助詞
とされる助詞モと助詞ハとの間にも,共起傾向に差異があることを確認する。そして,副助詞ダニとの比較対照から
は,〈譲歩〉の用法を持つとされる助詞モと副助詞ダニとの間に共起傾向の差異があることから,希望表現と共起する
助詞モの機能は,〈譲歩〉とは理解しがたいと考える。そして最後に,実現可能性の低い希望表現と共起することが助
詞モのみに見られる特徴であることから,希望表現と共起する助詞モの機能は,終助詞モや「~モ~カ」を形成する
助詞モが有する機能に関係づけられると指摘する

参考文献 小池俊希氏

助詞モの機能の通時的研究―非合説の機能からの検討―
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT …

この辺りを参考に、検討ください<全くの専門外なので>
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この回答へのお礼

__専門的な論文の紹介をありがとうございます。
 当方にはちょっと難解な気がします。
 
 ちなみにリンク先のmixiの記述はどう思われますか。
 既存の辞書類や論文を全否定しているような気がして、どうじ判断すればいいのか……。

お礼日時:2024/04/06 20:10

1字訂正。



も【係助詞】
誤「~も」文系の発想と話者の視点について。
      ↓
正「~も」文型の発想と話者の視点について。
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参考文献。



『助詞・助動詞の辞典』
(森田良行 著、東京堂出版、2007/09/18)
https://www.tokyodoshuppan.com/book/b79730.html

この本の内容
一般の国語辞書では調べられない助詞・助動詞の働きや性格,発想,意味の違いと文法との関連,表現,文型について文例を多数掲げながら詳細に解説する。

-------------

係助詞の「も」については、4ページにわたって文例と解説があります(pp.180~183)。
すっきり分類されているわけではありませんが、「対比型」も「取り立て型」も、一つを取り上げて他は暗示する表現があると考えればよいのではないかと思います。

以下抜粋(文例は一部です)。詳しくは図書館か書店で。


も【係助詞】
「~も」文系の発想と話者の視点について。

(1) 対比型

 ▽「今日もいい天気だ」
  →(機能もいい天気だったが)今日もいい天気だ。
 ①述語「いい天気だ。」について、「今日」〈自者〉がそれに該当すると肯定する。
 ②対応するもの「昨日」〈他者〉について、「今日」と同じく、暗に肯定している。
 →①の自者肯定は主張であり、②の他者肯定は含みである。
 したがって、「今日もいい天気だ。」という主張は、含みとして「いい天気は昨日もそうだったが」と、暗に昨日についても肯定している。含みにあたる部分も文面に表して、「昨日も今日もいい天気だ。」とすると、事情の共通する二者を示して、共に述部の事柄に該当している肯定の主張となる(句末が否定の場合は、二者が共に否定であることを肯定する)。
 ▽ブルータス、お前もか。/老いも若きも/あれもこれも/どいつもこいつも/<以下略>

◆対比の形で「も」を用いる慣用句の例
(a)肯定形を取るもの
  愛想もこそも尽き果てる/一にも二にも/嫌でも応でも/折も折/<以下略>
(b)否定形ないしは非存在を表すもの
  ああでもないこうでもない/味もそっけもない/痛くも痒くもない/<以下略>

◆「~も~も」形式の慣用表現
(a)「AもBも~だ」「Aも~だしBも~だ」
 ▽りきは、もんも悪いし小畑もわるいと考えていた。(室生犀星『あにいもうと』)
(b)「AでもBでもない」「AでもなくBでもない」
 ▽留学生でも留学僧でもなく、本人が自分の意志で入唐したのだから(井上靖『天平の甍』)


(2) 取り立て型

①雉も鳴かずば撃たれまい (ダッテ)
 →事情の共通する他の事柄の存在を暗示して類推させる。
 ▽犬も歩けば棒に当たる/塵も積もれば山となる/腹も身のうち
②さすがの先生もこの質問には参った (サエモ/スラモ)
 →目立たぬ物、予想外の事物を示して、述部での内容がそこまで及んでいることを表す。
 ▽草木も眠る丑三つ時/あばたも笑窪/枯れ木も山の賑わい
③猿も木から落ちる (ダッテ/サエモ)
 →その事物について、木から落ちることもあるという事態を全面的に肯定する。
 ▽弘法も筆の誤り/犬も歩けば棒に当たる
④夏も近づく八十八夜
 →強調の意識を込める。
 ▽猫の手も借りたい/敵もさるもの/俺も男だ。黄味も男なら/太郎も太郎だ
 ▽「海も暮れきる」(吉村昭)
 ▽月も朧に白魚のかがり火かすむ春の空(河竹黙阿弥『三人吉三廓初買』)
 ▽佐渡へ佐渡へと草木もなびくよ(佐渡おけさ)
 ▽嘘も方便/宴もたけなわ/気もそぞろ/けんもほろろの挨拶/事もなげに言ってのける/取る物も取り敢えず/なんの苦もなく/にべもなく断る/猫の手も借りたい/番茶も出花/百も承知で/ひきもきらず/人目も憚らず/馬鹿も休み休み言え/夜の目も眠れない/脇目も振らずに/我にもなく/似ても似つかぬ

(a) 他の助詞に付いて、「それさえも」の意味を加える。
 ▽転んでもただでは起きない/歯牙にもかけぬ/<以下略>
(b) 他の品詞に付いて一つの言い回しを作る。
 ▽生まれもつかぬ/折も折/愚にもつかぬ/<以下略>
(c) 用言に付いて、強意表現となる「も」も④の一種。
 ▽やは肌のあつき血汐に触れも見でさびしからずや道を説く君(与謝野晶子『みだれ髪』)
 ▽たまるもたまらんもあるものか/押しも押されもしない<以下略>
(d) 副詞に付いて強意表現となる。
 ▽うの花のにおう垣根に、時鳥早もきなきて、忍音もらす、夏は来ぬ。(佐佐木信綱『夏は来ぬ』)
 ▽ニ十歳にして早くも頭角を現す。
 なお、副詞は強意の「も」も含めて、全体で一語の副詞となる。「も」を特に切り離して扱わないのが一般。
 <以下略>

--------------
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

 こういう微妙な問題の場合は、文法辞典に頼るしかありませんかね。

1)夜モふけてまいりました 
2)宴モますますたけなわ 
3)朝モ早くから

 いずれも「取り立て型」だと思いますが、少しずつ違いますかね。
 
2)宴モますますたけなわ 
 は例にあるので〈④夏も近づく八十八夜〉の仲間ですかね。
 うーん……「強調」ですか?

 ちなみにリンク先のmixiの記述はどう思われますか。
 既存の辞書類や論文を全否定しているような気がして、どうじ判断すればいいのか……。

お礼日時:2024/04/06 20:09

日本語も時代と共に変化していきます。

今後どのようになるかは不明です。
変わってもよいのです。

言葉も生きているのです。

現在の考えは一般的に:
日本語の助詞「も」と「は」は、文中での役割が異なります。

「は」は主題を示す助詞で、文の主題を強調します。
「も」は追加の情報を示す助詞で、既に述べられた事項に加えて何かを示します。

「私は学生です」の場合、「私」が主題で、「は」がそれを示しています。「私も学生です」の場合、「も」は「私」が他の誰かに加えて学生であることを示します。

ただし、これらの助詞は文脈によって意味が変わるので、具体的な文脈を考慮しないと意味が変わります。

こんなURLもあります。参考まで
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
 動画のリンクをありがとうございます。
 とりたて助詞(副助詞?)の基本をまとめているようです。
「まで」は格助詞ですかね。

 ただ、質問の「モ」はやや特殊な用法なので、動画では紹介していないようです。

お礼日時:2024/04/05 22:04

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