アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

下記の続きです。
【「彼の考えは、まるで私と同じでした。」 これは直喩や隠喩が使われている文ですか?】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13481515.html
===========引用開始
質問者:ばいそ質問日時:2023/05/29 00:58回答数:6件
「彼の考えは、まるで私と同じでした。」

これは直喩や隠喩が使われている文ですか?
===========引用終了

 まず辞書を見ます。全文は末尾に。

 辞書で見解が分かれている気がします。
『精選版 日本国語大辞典』は① なら比喩表現でしょう。〈② 完全にその状態であることを強めていう語。まったく。〉なら比喩は関係ない感じです。
『デジタル大辞泉』は「1 」なら比喩表現でしょう。〈2 (下に否定的な意味の語を伴って)まさしくその状態であるさま。すっかり。まったく。「丸でだめだ」「兄弟だが丸で違う」〉なら比喩は関係ない感じです。
 ただし「2」の場合は(下に否定的な意味の語を伴って)とあります。
 もともとの例文は(下に否定的な意味の語を伴って)いません。

 手元の電子辞書をひくと『広辞苑』は〈②(下に否定的な語を伴って)全く。全然。まるっきり。「―駄目だ」〉ですから、『デジタル大辞泉』と同様でしょう。
『明鏡』は〈❷ 《下に否定的表現を伴って》まるっきり。全然。「予想とは━違う」〉ですから、これも『デジタル大辞泉』と同様でしょう。 

 そうなると、「彼の考えは、まるで私と同じでした。」は誤用なのかもしれません。
 個人的には「まるで同じ」は少しだけ異和感がありますが、「まったく同じ」と同じでいい気がします。
 こおあたりは、よく話題になる「全然」の話を想起します。「まったく」の意味の「まるで」は(下に否定的な意味の語を伴って)ないと誤用なのでしょうか。
 誤用でないのなら、「彼の考えは、まるで私と同じでした。」は比喩表現ではない気がします。


https://kotobank.jp/word/%E4%B8%B8%E3%81%A7-6362 …
===========引用開始
精選版 日本国語大辞典 「丸で」の意味・読み・例文・類語
まる‐で【丸で】

〘副〙 (「まる(丸)(一)(二)③」から)
① まさしくその状態に相当したり、類似したりするさまを表わす語。ちょうど。さながら。あたかも。
※歌謡・落葉集(1704)四・三国玉屋踊「三国玉屋の新兵衛を見たか、三国一のやさ男、まるでまるで繻子の鬢付刷毛長に釣鬢釣鬢、なぜに小鶴は出て待たぬぞ」
※怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一五「恰(マル)で河岸で鮪でもこなす様に切て仕舞ひました」
② 完全にその状態であることを強めていう語。まったく。
※交易問答(1869)〈加藤弘之〉上「併丸(マル)で初から交易をしなければ」
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉八「全然(マル)で感覚がなくなり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「丸で」の意味・読み・例文・類語
まる‐で【丸で】

[副]1 違いがわからないほどあるものやある状態に類似しているさま。あたかも。さながら。「この惨状は丸で地獄だ」「丸で夢のよう」
2 (下に否定的な意味の語を伴って)まさしくその状態であるさま。すっかり。まったく。「丸でだめだ」「兄弟だが丸で違う」
===========引用終了

A 回答 (1件)

単なる直感です。



> 「彼の考えは、まるで私と同じでした。」

かなり不自然な日本語ですね。
「まるで」を使って比喩の文を作れ。という国語の問題が出て、強引に作った文のような感じがします。

「彼の考えは、まるでアリの考えのようでした。」
なら比喩ですね。彼の考えとアリの考えという全く異なるものを比較していますから。

「彼の考えは、全く私と同じでした。」
も自然な日本語ですね。比喩ではありませんが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

> 「彼の考えは、まるで私と同じでした。」
 当方もはじめはかなり不自然な文だと思いました。
 いろいろ考えているうちに、さほどヘンではない気がしてきました。

「誤用」と考える人がいてもおかしくないと思います。
 ただ、その理由を説明するのはむずかしいような。

>「彼の考えは、全く私と同じでした。」
>も自然な日本語ですね。比喩ではありませんが。
 と同様に「彼の考えは、まるで私と同じでした。」(自然か否かは別として……)も比喩ではないと思います。

お礼日時:2023/06/24 16:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!