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つまらない質問ですいません・・・

今、奈良の西大寺について調べているのですが
西大寺四王堂の前に謡曲・能楽「百萬」に謡われた柳の木があるそうです。

曲舞の名手・百萬は子供を連れて西大寺の念仏会にやってきましたが
子供は迷子になってしまい、この柳の下で泣いていたそうです。

僧がかわいそうに思って子供を連れて帰ってしまい、
百萬は狂女となって子供を探し歩きました。

京都嵯峨の清涼寺で、百萬は我が子にめぐり会って、正気にたちかえったとのこと。

子供は清涼寺で仏門に入り十遍上人になったとも、
後に唐招堤寺に入り、この寺の復興に努めた高僧になったとも伝えられるそうです。

百萬とか十遍上人は実在の人物なのですか?
架空の人物ですよね?

A 回答 (2件)

こんにちは


百萬のほうは実在したようです。
「子供に別れて云々」の部分は、実話ではないようです。
十篇上人というのも、少なくともそういう名前の「ものすごい名僧」はいません。
「曲舞」そのものが、能に取り入れられていった歴史がりますので、実在した百萬の踊りを能に取り入れるにあたって、「百萬の物語」をてきとうに作ったと考えるのが自然かと思います。
内容も東大寺の良弁僧正の話(ワシにさらわれて東大寺の杉の木に引っかかり、お寺で育った)に似すぎですし(笑)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

なんと百萬という名前の人が実在したのですね!
百萬とか十遍って念仏を思い起こさせる言葉なのでてっきり架空の人物だと思っていました。

調べたら「観阿弥は百萬という女曲舞から曲舞を習った」とありました。

曲舞は見たことがないのですが
念仏と関係する踊りなのでしょうか?
そうであれば百萬と名乗ったとしても不思議はないですね。

お礼日時:2008/11/05 17:28

またこんにちは


ワタクシも中世の芸能は詳しくないのですが、
「曲舞」は鼓で舞うものなので念仏とはあまり関係ないと思います。あと長いもののようですから、民衆芸能であってアドリブの要素の大きい念仏踊りとはジャンルが別じゃないでしょうか。
「曲舞」の一派である「幸若舞(こうわかまい)」などは、平曲(琵琶法師のあれ)を取り入れているらしいですし、方向性はかなり違う気がします。

あと「百萬に曲舞を習った」というのは、「習った」のか、当時たくさんあった各種芸能を観阿弥がいろいろ取り入れた、そのなかのひとつだったのかは、はっきりしないと思います。
影響を与えたことは間違いないわけですが、
その場合百萬サイドの記録だと「観阿弥は百萬に習った」と書くでしょうから(笑)。

あまり参考にならないと思いますが、
歌舞伎の「鬼一法眼三略巻(きいちほうげん さんりゃくのまき)」四段目の
「一条大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)に、
主人公の大蔵卿が「曲舞」を踊るシーンがあります。身分の高い貴族のたしなみでもあったようです。
この場面はカットされることも多いのですが、今もたまに上演されますので見ることはできます。
↓作品解説にリンク貼っておきます。

参考URL:http://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/c54b91c078c …

この回答への補足

何度もありがとうございます!
次の質問にも回答下さったのですね。
お手間とらせてすいません!
詳しい返事は次の質問のところで書かせていただきます。

補足日時:2008/11/06 09:36
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