プロが教えるわが家の防犯対策術!

 先月、映画「おくりびと」を見てきました。
主役陣の演技や納棺所作の美しさ、庄内の風景など、感じ入るところが多く、大変面白かったのですが、ひとつ「?」と思う部分がひとつ。
 中盤で、非行に走った女子高生の納棺シーンがあるのですが、ほかのご遺体と同じく、白い着物の経帷子姿でした。ああした若い人の納棺では、お気に入りの服や制服とかを着せるものだとばかり思っていましたのでちょっと違和感があったのを覚えています。(ほかに小学生くらいの子供の納棺シーンもあるのですが、そちらはお気に入り?の普段着でした)
 実際の納棺でも、高校生とかあるいはもっと下の年齢のご遺体に白装束を着せてしまうことってあるのでしょうか?変な疑問かもしれませんが、お答えをいただけると幸いです。

A 回答 (6件)

納棺をする者から一言。



白い経帷子(きょうかたびら)は、仏教徒の人が、あの世に旅立つときの正装みたいなものと考えていただければ良いのかと思います。

確かに子供用でも着物の値段は安くありませんね。
地方の葬儀社さんでは、子供の身長にあわせて用意しているところが
むしろ少ないので、普段着でごまかしている(?)と考えます。

生前の面影と離別するという意味では、経帷子姿も良いと考えます。

あまり話題にはなりませんが、火葬場から出るダイオキシンにも
問題があります。なので、それが出にくい生地ということで
経帷子がお勧めです。

ある地方では、副葬品として生前の職業で使っていた道具を、模写した
道具を作って、一緒にもたせる風習があります。
農家ならクワとかカマなど、そして数種の穀物の種など・・・。
なので、学生なら制服。と解釈しても良いのかもしれません。

ですが、くれぐれも、副葬品は棺の中に入れないように!というのが
大義名分としてあります。
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>実際の納棺でも、高校生とかあるいはもっと下の年齢のご遺体に白装束を着せてしまうことってあるのでしょうか?



・・・あります。知人の家の葬儀で見かけました。子供用の白装束は、葬儀社さんとしては用意がなかったり、値段が高かったりするという理由で着せない場合が多いのだとか・・・ないわけではない、といった感じですかね。

参考URL:http://plaza.rakuten.co.jp/himitusentai/
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この回答へのお礼

お忙しい中、お答えありがとうございます!
子供用サイズの経帷子もあるのですね・・・まずそのことが
驚きです。
なるほど、あのおくりびとの描写はまったく不自然、というわけではないのですね。
ちなみにその知人の方の家のご葬儀のケースは、何歳ぐらいのご遺体だったでしょうか?

お礼日時:2009/03/14 00:47

ご質問に対してのお答えに関しては、すみません・・・。


個人的な事で恐縮ですが、アメリカアカデミー賞の外国映画部門で「おくりびと」が受賞しましたが、なんかアメリカのお情けで頂けた様でそれをバカ騒ぎしている人たちをテレビで見ていて同じ日本人として情けなく感じました。
その直後、アメリカ大統領オバマさんが、日本の総理大臣をホワイトハウスに呼びつけましたが、なんかいらん要求をされそうで・・・。
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まず、グーグルで「死に装束 子供」を検索すると、経帷子は年齢を問わず着せられるのが、わかります。



*****以下、映画のネタばれ注意*****

さて、あの映画のおくりびとたちは、「いかなる宗教、いかなる風習にも対応する」ことを売り物にしている業者さんのようですね。なので、遺族がキリスト教徒であれば、そのしきたりに従うし、遺族が普段着を好めば、それに従うのだと思います。また、細やかな心遣いを売り物にしている様子が、物語のはしばしからも伝わるので、始める前に遺族に要望を尋ねるのではないかと思います。子供の納棺の普段着は、その表れだと推測できます。

ただ、とりたてて要望がなければ、基本的には、日本の(東北地方の?)オーソドックスな死に装束にするのでしょう。特に、遺族というものは気が動転していますから、お任せする人も少なくないと思われます。ちなみに、少なくとも関東以北の風習では、お気に入りの服は白装束の上に掛けるのが一般的だという印象が私にはあります。冒頭の性同一性障害の故人の赤いドレスが、その典型でしょう。

一方で、あの業者。ベテランだけあって、なかなか抜け目ないですよね。あの女子高生の家庭のように、意見が割れるか何かして、ひと悶着ありそうなところでは、無難に済むよう、遺族の意見をあまり積極的に尋ねないようにしているのではないでしょうか。あのシーンに至る前にも、いろいろな参列者がいろいろな意見を、勝手に出していたのかもしれません。制服にしろ。いや、こんな短いスカートを履く子じゃない。じゃあ、この私服がお気に入りだったから。いや、こんな胸のあいたラメ入りは似合わない子だ。とかなんとか。

それを、おくりびとが、「では、オーソドックスにまいることにいたしましょうか」とでも言って、特定な好みが反映されない白装束にした。な~んて、想像してみると、悲しくもおかしいですよね。ところが仕上がってみたらやっぱりっ!というのが、お母さんの思い。それに続くケンカは「蒸し返し」だったんじゃないか、という気が私はしますが・・・。

ちなみに私は「お使いになっていた口紅」に心を打たれました。私の地元である首都圏で、そんな申し出をしてくれる納棺師なんているのでしょうか。
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「おくりびと」を観たものです。


あれは”ご両親の思い”が込められていると思われます。

主人公の小林大悟が化粧を終えると母親が
「娘はこんなんじゃない!やり直してくれ!」
と大悟に訴えます。
娘さんは茶髪にドレッドがかかっていました。
大悟が写真を見るとそこには黒髪で笑顔満面の娘さんがいました。
その後不良の友達と遊んでいた描写もあったため
このギャップが先程の母親訴えに繋がるものと思います。

母親としては写真の黒髪で笑顔の彼女が”娘”であり、
茶髪で不良とツルんでいる彼女は”娘”ではない。
そのため少しでも清楚にしたい。
(母親が考える)娘の本当の姿に少しでも近づけたいと思い
経帷子姿にしたのではないでしょうか?

稚拙な長文で申し訳ありません。
この回答が質問者様のお力になれば幸いです。
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その映画は見ていないので、わかってもいないのになんなんですけれども、死んだ子どもの気に入った服を着せてくれるような気の利いた両親なら、子どもが非行に走ったりしないような気がします。



それと、死体は硬直していますので、お気に入りの着物ならともかく、洋服は着せづらいんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

お忙しい中、お答えありがとうございます!
なるほど、そういう見方もありますね(^^;

お礼日時:2009/03/14 00:48

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