カ行などはアルファベット表示するとka,ki,ku,ke,ko
となり一貫性がありますが
サ行とタ行は
sa,shi,su,se,so
ta.chi,tsu,te,to
となって発音に一貫性がありません。
カ行のように一貫性のある発音にすると
サ、スィ、ス、セ、ソ
タ、ティ、トゥ、テ、ト
になるはずだと思います。
さらに、濁音では
ジとヂ、ズとヅはそれぞれ、ji,zuと同じ発音になってしまいます。
一貫性を持たせれば ジはズィ、ヂはディ、ヅはドゥとなっても
よさそうです。
どうしてこのような発音のずれが生じるのですか?
以前聞いた話によると、さしすせそはすごく昔(いつのことかは
分かりませんが)にはちゃ、ち、ちゅ、ちぇ、ちょと発音していた
と聞いたことがあります(ホントかどうかは不明ですが)
このようなことと関係があるのですか?
教えてください。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
後続する母音が子音に影響を与えたためで、それほど珍しいことでもありません。
またヘボン式ローマ字はアメリカ人が考案したものを元にしているため英語話者に都合がいいようにできていますが、これも近似的な表記に過ぎません。ka k'i ku ke ko
sa s'i su se so
ta t'i tsu te to
na n'i nu ne no(' は口蓋化の記号)
「イ」は舌の位置が高く鋭い音なので子音の舌の位置も高くします。これを「口蓋化」や「軟音化」といい、その結果「スィ→シ」「ティ→チ」のような変化が起こります。これは全ての子音に起きることですがサ行・ザ行・タ行・ダ行で顕著です。これは比較対象として英語の sea, zeal, tea, deal などが更に違いを意識させるのかもしれません。「ニ」と knee、「キ」と key は違いますが違いはあまり目立ちません。
英語やドイツ語などゲルマン系は [i] の音がそれほど鋭くなく口蓋化が目立ちませんがフランス語では ti, di, si, zi を「チ・ヂ・シ・ジ」のように発音する人が少なからずおり、ロシア語ではほぼ「チ・ヂ・シ・ジ」と発音されます。
サ行がチャ行やシャ行から変化したというのは聞いたことはありますが専門外なので詳しくはありません。しかし発音は楽な方へ流れる傾向がありますからあり得ないことではありません。
[t∫a] → [∫a] では破裂音成分の t が脱落しています。破裂させるよりそのまま息を流した方が楽と考えられます。これは現代フランス語の cha が「シャ」と発音されるようになった理由と考えられるものと同じです。
[∫a] → [sa] では ∫ の方が「息」を必要とします。やはり息が少なくてすむ方へ変化したと考えられます。
ハ行は ha x'i Fu he ho (x と F は発音記号がここで使えないので代用したもの。x は硬口蓋と舌で息をかすれさせる音 F は唇の間に息を流す音)ですが古くは pa pi pu pe po または Fa Fi Fu Fe Fo だったと言われます。p → F と変化したのならこれは「チャ」→「シャ」と同じ理由、Fa Fe Fo → ha he ho は両唇を近づけない方が楽、x'i は舌の位置が高いから、Fu は「ウ」が両唇を近づける音だからそのまま残ったと考えることはできます。
決して日本語が特殊なのではなく、全ての母音に対して子音が全く同じ言語はほとんどありません。ただ母音の発音の具合に違いがあるので子音への影響に大小があるのです。
うわ~物凄く博学ですね!
他の言語と比較するとすごく納得します
日本語だけの現象ではなく、人類共通に起こりえることなのですね。
発音がどんどん楽な方向に流れていくというのはおもしろいです。
何千年も未来の言語はどうなっているのだろうかと考えると
またおもしろいです。
そういうシミュレーションをしている人はいるのでしょうかね!
No.4
- 回答日時:
ローマ字表記のモノは後で、外人さんが作ったのでは?。
外国の言葉を日本語にカタカナ表記に限界がある様に、
日本語の音をアルファベットのローマ字表記には限界がある。
湿潤な環境の日本は母音を聴く耳を持った、
しかし、外国には、乾いた大地が多い様で母音はかき消され子音のみで言葉が通じるようになったのでは?。
なので、その違った環境で、
sa,shi,su,se,so
ta.chi,tsu,te,to
が、何故、
さしすせそ
たちつてと
だと、あ~だ、こ~だ、と言った処で、
後で取って付けた文字表記翻訳変換記号?であるローマ字(ヘボン式?)に、
発音が違うじゃあないかと言っても始まらない。
ジとヂ、ズとヅ も、表記と音とのズレがあるのでしょう。
そもそも、日本は発音記号の様なひらがなとカタカナを生み出した訳で、
中国や欧米の様に、発音と表記が異なる言語じゃない。
欧米の発音と表記文字に合わせようと画策した結果のヘボン式?であって、
日本人なら、ひらがなやカタカナで表記するのでなんら疑問も不思議もない。
ただ、 じ と ぢ 、 ず と づ 、 お と を の表記の区別は慣れが必要ですね。
一貫性が無いのは26文字という中にひらがなやカタカナを押し込めた結果でしかない。
そう、欧米人がローマ字を見てどう発音するかを考えた結果がヘボン式でしょうね。
日本人が、ローマ字を見て発音する場合、
Sa Si Su Se So Ta Ti Tu Te To で良い訳だが、
その表記では欧米人は確実に間違った日本語を発音するハズ。
さて、
ローマ字
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC% …
の事が記載されているWebページがあったので、
何故、どの様にローマ字と言う日本語表記が作られたかなどを、
理解を深めると良いのでは?。
確かにそうですね。
未だ日本に文字のなかった縄文時代?くらいに日本語の基礎ができて
その後中国語が入ってきて当時の音韻を当てはめて文章にしたんで
しょうからね。
その後に50音表の概念ができたのでしょうから、音がずれてても
不思議はないですね。
さらにその後アルファベットに当てはめようというのですから
複雑になったのも無理はないと思います。
われわれは難なくはつおんしてますが
日本語を勉強する外国人は大変なんでしょうかね(^^)
No.3
- 回答日時:
そうなんです。
日本語というのは単語は豊富で短歌や俳句などの文化があって美しい言語だとは思うが、音声だけで言うと母音があいうえおしかないし、しかも子音だけの発音がない。音声だけで考えると南洋の土人の言語と同じレベルだ。貧しい。発音のオンチだ。
たちつてとなんてのはその典型で三つの発音をミックスしてしまった。
「つ」はつぁ、つぃ、つ、つぇ、つぉになります。ドイツ語のZはこの発音です。ナチスなども本来はナツィスです。
まあしかし、慰めはあります。日本語の内容律です。たとえば「風とともに去りぬ」なんていいじゃないですか。英語ではどう言うか。「Gone with the wind」です。普通の言い方です。「風といっしょに消えちゃった」ではだめだ。「共に去りぬ」- これが効いている。日本語は内容律の言語です。外人に言わせると子音の発音がないし、「あ」の発音が異常に多いからカタカタカタと聞こえるんです。
南洋の方の言語が貧しいのだとは知りませんでした。
確かに響きだけで考えるとヨーロッパ系の言語はなんとなく
かっこよく聞こえて、アジアの言語はなんとなく滑稽な感じもします。
これは白人に対するコンプレックスなのかどうかは分かりませんが
おっしゃることは分かるような気がします。
日本語の微妙なニュアンスは英語に訳す時に大変だと
翻訳家の方が以前おっしゃってました。
日本人は音より内容を取ったということなのでしょうかね(^^)
No.1
- 回答日時:
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