プロが教えるわが家の防犯対策術!

光学顕微鏡について教えてください。

今度、試験を受けるのですが、その中の過去の問題に、

「光学顕微鏡の焦点深度は、(顕微鏡の)総合倍率に比例する。」

「光学顕微鏡の焦点深度は、(顕微鏡の)倍率の2乗に比例する。」

○か×かと言う問題があったのですが、教えてもらえますか。

私は、倍率が高くなるほど、焦点深度は浅くなるので、倍率に反比例すると思うのですが、いかがでしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

まず倍率は、物体の大きさをa、観察される大きさをbとすると、



M=b/a

となりますね。
次に焦点深度dは、
d=λ/(NA^2)
NA:開口数
で表されます。

さて、ここで像bを一定の大きさとすると、
NA*a=C=一定
という関係が成立します。これをラグランジェの不変量と呼んでいます。
この関係から、
d=λ×a^2/(C^2)
 =λ×b^2/(C×M)^2

という関係が導かれます。
b,Cは一定ですから、dは倍率Mの2乗に反比例することになります。
「焦点深度は、倍率の二乗に反比例する」
というのが正解となります。
したがって、ご質問の問題に対する解答はどちらも×となります。

では。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳しく解説していただき、ありがとうございました。m(__)m
これでひとつ不安が消えました。
この問題が出るといいのですが

お礼日時:2003/01/21 23:32

質問者さんの予想通り,「どちらの選択枝の記述も誤り」というのが定性的に言って正しいです.


ただし,単純に「倍率に反比例する」と言い切ってよいかは筆者には確信がありませんので,詳細は詳しい方のご回答をお待ち下さい.(参考URLだと,開口数に反比例ということのようで,一般的には対物レンズの倍率が高いほど,開口数は大きくなるとのことですが,単純な"比例"関係といえるのかどうか...)

参考URL
http://www.kenbikyou.com/kougakukei.htm#開口数

参考URL:http://www.kenbikyou.com/kougakukei.htm#開口数
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答していただき、ありがとうございます。m(__)m
どちらの問題とも×と言うのが判っただけでも、助かりました。

お礼日時:2003/01/21 23:33

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!