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自分は今までに
「キッチン」
「うたかた/サンクチュアリ」
「哀しい予感」
「デッドエンドの思い出」
「TUGUMI」
を読んでみたのですが、正直よく分かりません。

「異様に勘のいい(時には超能力者同然の)登場人物」
「乙女心の哲学」
「近親相姦的な感情を含む恋愛」
というのが、氏の好む様式だというのは分かりました。
しかし、それ以上の感想はとくに抱きませんでした。

可笑しな質問だとは思いますが、よしもとばなな氏の作品からは、
どういうことを読み取って楽しむべきなのでしょうか。

A 回答 (5件)

コメントありがとうございます。



>話がずれますが、小説以外のばなな作品でお薦めはありますか?
>私はまだ小説しか読んだことがないのです。

いえ、私もそんなに読んでないんですよ。
小説以外となると対談だとかエッセイでしょうけど、エッセイなら『よしもとばななドットコム』というシリーズがあります。
公式サイトを本にまとめたものだと思いますが、2,3冊しか読んだことがありません。
http://www.yoshimotobanana.com/essey_bunko/
公式サイトの見方がよく分からなかったのですが、右上のプルダウンで移動できるようです。
「美女に囲まれ」や「さようなら、ラブ子」を読みました。
フラ(ダンス)を習っている話だとか、飼い犬が死んだとか。
ファンでないと面白くないのでは・・・・

対談は、お父さん(吉本隆明氏)との対談を読みましたが、よく分かりませんでした(笑)
でも単純な文なようでいてすごく練って書いているらしいことは分かりました。
岡本敏子さんとの恋愛を話した本は、敏子さんがぶっとんでいて楽しかったです。
http://www.amazon.co.jp/%E5%90%89%E6%9C%AC%E9%9A …
http://www.amazon.co.jp/%E6%81%8B%E6%84%9B%E3%81 …


小説の『世界の旅』シリーズは、小説なのですが、巻末に旅行記が少し付いています。
※外国を取材してそれを元に小説を書いている

ばななさんの本は「いかにして楽しむか」「どう読み取るか」なんて考えず、何となく読んでジンワリ来るんじゃないでしょうか?
アタマでなく、感覚や心の部分に。
でもまあ、ばななさんに限らず、どの作家でも、いくら売れていようが評価が高かろうが好みや相性がありますから、ピンと来なければ仕方ないですよ。
面白くないものは面白くないし。
我々一般読者は文学評論家じゃないんですから、好きなものを読みましょう。
「感じ取れないとダメ」とかいうことではないので、あまり無理なさらずに。

この回答への補足

>>我々一般読者は文学評論家じゃないんですから、好きなものを読みましょう。

痛いお言葉……そうですね。そのようにいたします。

補足日時:2008/12/20 03:49
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No.3です。


自分がどういうところに着目しているのか書きませんでした。

人々の心の動き、
植物や自然、情景の描写などです。

特に、植物についての描写は心打たれます。
変な読み方かもしれないけど、植物にエネルギーを感じる人なら読んでいて共感するだろうと思います。
※『虹』『不倫と南米』『ハネムーン』など。

対談集で語っていましたが、お化け?が出てきて不思議な話で誰かが行方不明でなんとか、というのは子供の頃の習作から一貫した作風なんだそうです。
神秘主義者ではあるようですね。
http://www.yoshimotobanana.com/question/

でもあの人、私が思うに、それほど乙女チックではないですよ。
ある意味では乙女的ですけれども。
どんなことを考えているのか対談を読んでみては?
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81 …

この回答への補足

回答ありがとうございます。

他のも読んでみないと、足りないようですね。
対談集も読んでみようと思います。

話がずれますが、小説以外のばなな作品でお薦めはありますか?
私はまだ小説しか読んだことがないのです。

補足日時:2008/12/18 23:41
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私は違う分野(?)が好きでして、



『ハネムーン』
『不倫と南米』
『虹』
『海のふた』
『ハチ公の最後の恋人』

などが印象に残っています。
似たような雰囲気といえばそうなのかもしれませんが、ちょっと傾向が違うのかもしれません。
試しに読んでみては?
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僕は男なんですが、「哀しい予感」「キッチン」などを非常に心地良い感動と、淡い哀しみを伴いながら読みました。

他の作品も読みました。
僕は、よしもとばななを素晴らしい作家だと思います。
他の人なら見落としてしまいそうな日常の出来事、変化、感情のやりとりを独特な感性でとらえ、そういうところから得られる深い幸福感を示してくれるような気がします。
よしもとばななは、簡単に言葉に出来ない、もやもやした不安や幸福感を、見事に表現できる稀有な人とも言えるのだと思います。
感情に身を任せて無防備に読むことのできる小説です。

質問者さんの挙げた以下の点。

「異様に勘のいい(時には超能力者同然の)登場人物」
「乙女心の哲学」
「近親相姦的な感情を含む恋愛」

これは、その登場人物の不安や幸福感を表現するために用意された「状況」です。
よしもとばなの小説から読み取るべきものは、そこに準備された「状況」でなく、その状況からつむぎ出される「感情」なのだと思います。

「どういうことを読み取って楽しむべき」か。
それは、感情だと思います。

と、ここまで書きましたが、うまく説明できてる自身が全くありません!
Amazon のレビューに沢山の人の感想があり、こちらを読めば参考になるのではと思います。
http://www.amazon.co.jp/review/product/404180001 …

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

実はアマゾンのレビューには目を通していたのですが、
どのレビューも
「心あたたまるような、ノスタルジックな、美しい作品」
というような感じで、あまり自分の参考にはならなかったんです。


>>簡単に言葉に出来ない、もやもやした不安や幸福感

……つまりはそういうもやもやをハートで感じ取れないと、
ダメってことなんですね。難しいです……。

補足日時:2008/12/18 23:30
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こんばんわ



私も質問者さんが挙げられた作品は全て読みました。
個人的にはすごく好きな作家で、心理描写とか、情景描写とか、「この表現いいな」って思わされることが多いです。
あと、登場人物の言ってることが「わかるわかる!」だったりとか。
自分にとっての「楽しむ」ってのはそういうことでしょうか。
文字にしてみたら薄っぺらい感じがしてやだけど。
でも読後(読了後でなく、部分的にでも)に「気持ちがほうっとする感じ」はけっこう気持ちがいいです。
上手く説明できないですけど、「文章が心地よい」というか、「作中の雰囲気がいい」というか。
『TUGUMI』や『キッチン』は筋が分かっていても繰り返し読みましたから。

質問者さんに気持ちの動きがなく、ただ設定の傾向が見えてきただけとおっしゃるのなら、単純に好みに合わないということではないでしょうか?

この回答への補足

文体とか雰囲気を感じ取って楽しむ、ということなのでしょうか。

実を言うと、この作家の簡潔な文体は苦手です。
言葉の数の少なさに不安になると言いましょうか。
それまで私がくどい文体の本に親しんできたのが原因なのですが。
この時点でやや苦しいですよね。

補足日時:2008/12/18 23:48
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