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フランス革命前ににおいて巨額な国家赤字が、貴族、王族の浪費やアメリカ独立の支援でつくりだされ、ネッケルなどがなんとかしようと努力しましたが、結局はどうにもならず、革命の一つの原因となりましたね。
その国家赤字はその後、ロベスピエールやナポレオンの時代には解消されたのでしょうか?解消されたのならばどのように?

A 回答 (1件)

基本的に国家財政の赤字というのは、恒常的なものであって、


信用低下を招かない限りは問題ないのですが、
フランス王政末期には歳入の減収が続きながら、
負債だけが膨らんでいったと言う状態が問題でした。
高等法院との争いで新税の創設もできずに、
要するにそれが破産状態(1788年ごろから)ということなんですが、
革命において特権身分や徴税請負制度を廃し、
経済成長に見合う税収増加が期待できるという近代的国家にして、
短期的にはアシニャ紙幣の強制流通などで物価高騰などを招きながらも
強制公債発行などでしのいでいき、
革命戦争が侵略的性格に変わる1795年ごろから
隣接する諸外国(中立)を攻撃し、軍事占領したのちに交渉し、
賠償金などを奪うというような手法で、
公債を償還していたったわけです。
しかしナポレオン時代に終わりに至っても、財政赤字は圧縮されただけで、
解消はしてません。
というか、国家財政というのは全部後払いでやるので
赤字のない国家財政というのは存在しないわけです。
問題は歳入・歳出、不足分の債務の比率で、
どのへんからが不健全なのかというのは難しい判断になります。
現在の日本なんか、正解最大の借金国ですからね。
「フランス革命前の国家赤字の清算」の回答画像1
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この回答へのお礼

なるほどわかりました。ありがとうございます

お礼日時:2008/12/19 21:32

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