準・究極の選択

創業家の豊田章男氏が、トヨタ自動車の次期社長に昇格するとか。
創業家が継ぐと、求心力の向上が期待できるらしいのですが、
その効果に繋がる作用がわかりません。
なぜ、創業家が継ぐと、求心力の向上が期待できるのですか?

創業家が継ぐと、(日本人は血統が大好きなので?)求心力の向上が期待できる?

A 回答 (3件)

(アニェッリ一族が興した、伊の)フィアットで一時期、V、バレッタ(

http://www.uniquecarsandparts.com.au/lang/ja/far … )が舵取りをしていたのと似て、豊田自工社長の、石田退三(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%94%B0% … )豊田自販社長の神谷正太郎(http://www.sanbou.net/retsuden/ka/kamiya.htm )の両氏が言わば"大番頭"として、合併前のトヨタをしっかり支えていた時期もあるので、"何が何でも創業者一族から"との人選がオールマイティだとは私個人としては到底思えませんね。
創業者一族の中の人間の方が"求心力が強い"傾向が往々にしてあるのは確かかも知れません。
ですけど、求心力だけが企業間競争を勝抜く唯一の要因でもないですし・・・トヨタの場合、豊田一族の末裔に経営の才がしっかりある人間に恵まれていたって事ではないか?と感じた次第ですが、如何でしょうか!?
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日本は基本的にサラリーマン社会


サラリーマンの成功者が社長になります。
頑張っても新入社員の10倍程度の年収です。アメリカでは、経営者は高給取りですが、そのかわりに責任もきつい。
サラリーマン社会では、横並びで、ちょっとしたミスをしないで日々の仕事の積み重ねで偉くなります。

では、上記のような横並びの日本人企業における創業者一族の位置づけ。

ぬるま湯からがつんと改革したときに、創業者一族だと『創業者一族がやったんだから、しかたがないよな』という悪く言えば諦め、よく言えば開き直りができます。

私の記憶では、30年ほど前に資生堂が似たようなことになっております。
流通在庫がジワジワ積み重なり、抜本的な改革が必要と分かっていても、その場その場はそれなりにやり過ごせるという段階。
87年に社長に付いた福原義春氏がそこを改革した。派手ではないが、創業者一族ならではの改革です。
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ひょっとしたら他の会社にも同様の事例はあるかもしれませんが、大企業ではおそらくトヨタのみに通じる内容だと私は理解しています。



トヨタは、管理職を養成する段階で、巧みに創業家への忠誠心を植えつけています。

軍事に詳しい人なら、軍隊の規律を高め強くするにはカリスマの存在が重要だという話は、どこかで聞いたことがあると思います。
一例で言うと、西南戦争の薩摩軍を支えたのは西郷隆盛のカリスマであり、その強さを政府軍側で学んだ山縣有朋は、天皇を日本軍のカリスマに仕立て上げました。

同じ様に、トヨタは創業者(豊田佐吉・豊田喜一郎)の業績を巧みに宣伝し、トヨタ結束のカリスマとしているのです。

詳しくは、読売新聞社の取材班が執筆した『トヨタ伝』を読んでください。

参考:
ウィキペディア『トヨタ自動車』-『創業家としての豊田家の存在』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8% …

『トヨタ伝 (新潮文庫)』読売新聞特別取材班 (著)
 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82 …
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