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血中成分の分析を試みていますが上手くいきません。

検量線用のスタンダードは実サンプルと同一溶媒ということで血中成分に測定物質を溶かしたものを用いることにしましたが、標準溶液(測定物質をHPLC用のメタノールで溶かした溶液)と比べるとピークが7割程度しかありません。途中で抽出など(pHの調整や除タンパクなどはしています)をしているせいだと思うのですが、このような場合、皆さまはどうされているのでしょうか?

1.実サンプルと同一溶媒で溶かしているのだから挙動が一緒と考えて検量線をOKとする
2.標準溶液と比べてピークが7割程度なので10割となるよう前処理などを検討する

1の場合、回収率が悪いという結果になり7割程度では採用できる方法とは言えないのでしょうか?(よくアプリケーションなどで回収率という表現を見るのですが・・)
2の場合、抽出時のpHや添加されている塩など突き止めていくと結局は血中成分と同一ということになりそうですが・・・

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

通常、2.の方法を検討します。



血中濃度測定が、医薬品の代謝物質などの測定であり、
その結果を医薬品申請のために用いる結果である場合、
1.の結果は、一般的には、測定定量法としては、
認められません。真度が悪すぎるからです。

そうでない場合は、
2.考えてもよいでしょうが、同じ濃度で繰り返し回収率が常に一定であること。
検量線の相関係数が0.995以上は、必要だと考えます。
それなら定量法としても問題ないと考えますが。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
真度の定義がいまいち理解できません
http://www.waters.co.jp/application/category/pha …
これらは常に標準溶液(溶液がメタノールなど)を検量線として用いて、実サンプル(溶液が血液など別)の回収率として求めるものなのでしょうか? 以前、他の方の回答では検量線と実サンプルは同一溶液(今回の場合は血液)と回答をもらったことがあったので・・・

血液を溶液とした検量線を用いた場合、相関係数は0.995以上、繰り返しの測定では測定値(3検体くらいを同一手技で測定した値ですが)は常に一定ではあります。

お礼日時:2009/01/18 10:16

おそらく問題ないと思いますが、ピークってピーク高ではなくて、ピーク面積ですよね?



ピーク高は溶媒によって結構異なるので…


一応確認です
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再び、No.1です。


真度( Accuracy/Trueness)定義:真度とは,分析法で得られる測定値の偏りの程度のことで,真の値と測定値の総平均との差で表される。
真の値の70%なので、回収率なら100%を含んだばらつきないでダメであるということです。

ただ、おっしゃっているように、
>血液を溶液とした検量線を用いた場合、相関係数は0.995以上、繰り返しの測定では測定値(3検体くらいを同一手技で測定した値ですが)は常に一定ではあります
ということなので、これなら、定量法としては、
充分問題のないものと考えます。
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