「官僚主導を変えるには政権交代」については良く聞きます。
そして政治主導に変えるべきだと。
小泉さん、竹中さん、猪瀬さんあたりが官僚と激しくやりあっていた後、安倍、福田首相あたりのとき以降民主党や評論家から良く言われていたように思います。
ただ現在麻生政権でフラフラしているのを見て、バブル後失われた10年の頃、コロコロ政権が変わったのもフラッシュバックされました。
政権交代をして官僚政治を潰せたとしても、政治主導に変わった時本当に大丈夫か?と感じます。
政権がフラフラしても国家運営がまだ成り立っているのは官僚政治のお陰なのかなという気がして(それもよく言われてはいますが)。
本来、民意を受けた政治が国家運営の主体であるべきなのは当然だと思いますが、現在の官僚政治を潰す前(か同時)に順序としてはまず政治システムこそ変えるべき時なのではないでしょうか?
大統領制へ移行、両院制の見直し、国会議員の定数の見直し、世襲が難しくなる仕組み、癒着を限りなく少なくする選挙制度へ変更、等々。
たまに政治番組の討論などで政治システムに言及することもありますが、ほとんどそれ抜きにして官僚政治の悪ばかりを論(あげつら)っているように思います。
たまには小泉さんのように民意を受け(小泉時代の功罪は抜きにして)、長期に渡って安定して政権を運営できた場合は政治主導で良いとしても、今後民主党に政権交代した後も今の政治システムでは安定した政治家の質と政権運営は望めないように思います。まず政治家と政治システムの質を上げてからではないと少々怖いというように感じます。
当然私も信頼できる安定した政権での政治主導の国家運営を望んでいます。当方普通の会社員で一般的な新聞、テレビの報道くらいでしか政治に接していませんので情報不足の意見かとは思いますが、皆さんの意見も聞きたいと思います。いかがでしょうか?
A 回答 (9件)
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No.8
- 回答日時:
少し精査してほしいのだが、政権交代とは、立法府の趨勢の優位や各行政のTOPが変わることで実現できるのでしょうか?
世間的には、国会議席が政権交代と論じますが、政治権力としてもっとも強い権力を持っているのが、官僚であり、その強さの根源は法支配にあるでしょう。つまり、立法権が現実的には、内閣法制局にあることが政治問題ということです。
簡単にいえば、政権交代とは、官僚の入れ替えと考えるの本当だということです。立法府の勢力や各行政のTOPが変わっても政治的な変動は決して行われないということです。それは、自民党が野党化しても政治の実態が変化しなかったことでも分かるでしょう。
そもそも日本の政治では政権与党が変化しても、官僚政治が弱体化した試しはありません。例外的には、大政翼賛会体制によって官僚が入れ替わった、官僚を恫喝できる状況では大きくレジームが変わったと言えるでしょう。
>民意を受けた政治が国家運営の主体であるべきなのは当然だと思いますが、現在の官僚政治を潰す前(か同時)に順序としてはまず政治システムこそ変えるべき時なのではないでしょうか?
残念ながら民意を受けた政治が国家運営の主体であるべき、というのも当然と言えないでしょう。世界各国で「国民主権」が提示されていますが、各国とも官僚主導体制は変わりません。北欧諸国をはじめ、諸外国ではオンブズマン制度が普及して、国民(=プロ市民)が政治の監視・調査活動を行っていますが、それも官僚主導体制を監視するだけの存在であって、官僚主導体制は盤石です。
具体的に政治システムを変えるというならば、それこそ具体的な草案があるべき話で、これまで日本ではそのような議論を怠ってきた背景があります。(官僚主導を打破するために・市民参加のためには、必然的に市民活動が必要ながらもそれを嫌悪してきたからこそ必然でしょう)
理想像としては理解できますが、絵にかいた餅で政治を語っているとしか思えません。理想は理想に過ぎませんし、現実に昇華させる知識があるとは思えません。
さらに踏み込めば、官僚制度を打破するためには、ただ直接選挙を広く披露目、スイスのように小さい行政管区を設けて、非合理的な政治に忍従するしかありません。
世界の長い歴史で「賢人政治」を代替する政治システムは誕生しませんでした。(スイスという事例は極めて特殊で、地方自治レベルでしか実現できない話)
>たまには小泉さんのように民意を受け(小泉時代の功罪は抜きにして)、長期に渡って安定して政権を運営できた場合は政治主導で良いとしても、今後民主党に政権交代した後も今の政治システムでは安定した政治家の質と政権運営は望めないように思います。まず政治家と政治システムの質を上げてからではないと少々怖いというように感じます。
極めて、この関係が怪しい。小泉総理が民意迎合的な政治とは言い難いのは、様々な法律から指摘できる話で、単純に考えない民意・考えのない民意の支持があっただけでしかないだろう。つまり、政治ファッションで小泉氏は支持されたのであって、民意があったとは言えないのである。
理想を追うことを尊重するべきだが、具体的な内容に踏み込めない無総論に過ぎないならば、どうしようもないと思う。
分からないからこそ質問したと思うが、逆に調べる努力が伴ったとも思えないからこそ、批判的な回答になったが、質問者の気概を評価した上で、苦言を述べさせてもらった。
官僚主導というのが現在の国民主権といわれる国々の政治であるという見解なのかなと理解してみました。
官僚制度の打破などできるものではないとも読んで考えました。
ただ・・現在の日本の官僚組織は少々不健康ではあると思うんですが。
現在、表に出ている現象を見ると。
私ではbismarks05さんと対等な論議などできませんが。
立法、行政などの実務でほぼ全てを官僚組織が意思決定し、担っているとは感じます。それを国家運営の主体と呼んだとしても、
しかし節目節目で政治が適切な判断を下せるのか下せないのかで、10年20年くらいの回り道はしてしまうものではないでしょうか。
100年単位で考えれば、どんな政権であろうとも大きく流れは変わらないとは思いますけれど。
ブッシュ政権を見た場合、国家運営が官僚主導だったとしても戦争の決断をするのは政治なのでは?それとももしかするとそれも官僚主導?
それでもやはり政治により、目の前の生活には影響があるのは間違い無いと感じます。
官僚主導体制は盤石であるというご意見であるとして
では具体的な内容にも踏み込める総論とはなになのでしょう。
小泉さんには考えのない民意もあり政治ファッションで支持した人間も多数いたとは思いますが、民意があったとは言えない?
民意もあったと思うんですが。
では本来の民意を受けるような政治家の質は必要ないのでしょうか。
過去人類の歴史を見ても人が作ったシステムで移り変わらないものは無いと思っています。
人間の本質は変わってないのではないかと感じますので、それを結局「賢人政治」を代替する政治システムは誕生しなかったとおっしゃっているのかなという気もしたのですが、私には分かりませんでした。
現在の日本の官僚政治が「賢人政治」であり続けれるのでしょうか。
それには政治家の質も関与すると思うのですが。
ご回答頂きましてありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
大統領制のとっていない国ではイギリスやオーストラリアなどあります。
国家元首が大統領でないので、儀礼的なものがおおいです。首相が力をもってることです。しかし、その中には参議院にあたるものがそんなに強くないのかもしれません。日本の政治の問題は議会もありますが、内閣がやはりきになるでしょう。政権交代でかえても同じことです。内閣で法などで首相補佐官をつける試みが最近でました。しかし、まだ途上でしょう。イギリスの政治をみてみると内閣・首相の選び方など違います。参議院をよわめてイギリス型にするか、大統領的なものをつくってドイツ的なものにするかでしょう。どちらかをして、ねじれで大きく引っ張られる弊害をなくすことでしょう。官僚の貢献面を除いて無駄な面をとりあげるより、法案がとおりにくい制度をかえるべきだと思えます。お礼が遅くなりすみませんでした。
参議院を本来のチェック機関として機能できるようにしたら良いかもしれませんね。
ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
テレビのコメンテーター、評論家などの話を聞いていると、よく「官僚の抵抗」という話が聞こえてくる。
そして意図を持って官僚たちが政治政策の潰しを行っているような口ぶりです。しかし。おかしな事に、どこにもそれを主導する組織もリーダーも立案者もいないのです。そんな意志決定ができない、意志決定機関すら存在しない人々が何かに一貫して抵抗したり意図的な悪事を働くなどといった事が可能でしょうか?不可能です。つまり虚構の存在が官僚の抵抗という事であり、実際に起こっている大多数は通常の企業同様のもので、組織としての意思疎通不足による誤解であったり、人手不足から来る能率低下であったり、せいぜい局所的な対立からくる小競り合い程度であったり、政治家が官僚のせいにしているだけの事であったりと、官僚の抵抗という幻想がマスコミを中心に吹聴されているような状況。日本の大多数のマスコミは金もないし金の使い方もよく分からないような体たらくなので、大して調べもしないで噂話を元にしたストーリーの上に成立している事が問題。
人口1000人あたりの公務員数、日本は39人、アメリカで80人、イギリスで84人、ドイツで77人といった具合に、日本というのは非常に公務員の少ない国です。橋本改革などの緊縮財政政策などにおいての無理な事実上のリストラが行われた結果、人員不足、おかしな人員の偏りが起こり、非常に歪んだ体型になっています。
また官僚批判、公務員批判は気をつけて聞く必要があります。よくよく聞いていると、ただの見解の相違を官僚批判につなげている人がかなりいます。例えるなら、右の論者が左の官僚の仕事を批判し、左の論者が右の官僚の仕事を批判し、「官僚」という名で批判をし、一定の勢力を批判しているにすぎないという事です。
最もありがちなのが、小さな政府推進の為にある事ない事すべて官僚の問題に仕立てて、こんなに官僚は悪い事をしている、官僚は悪の枢軸であると言い立てて、民営化によってユートピアが待っているかの如く民営化万能論を吹聴する事ですね。
また自民党という政党の体質として大多数の自民党員は選挙の為に結婚式だ式典だと票目的で挨拶回りばかり行っている。利権権力に群がるだけの政治家の集まりに成り下がっているような状況なので、選挙で当選した後は次の当選するための活動ばかりを行っているのが大多数の自民党員という事。そうやって票稼ぎをし議席を埋めている。だからその時の空気を読んで適当な事を公然と語っているだけで、根本的な将来ビジョンがなく、その場しのぎで調子のいい事いってみたり、党内の政局騒ぎ権力闘争として遊びを繰り返している。そうやって政治活動の大多数の時間を票目的の冠婚葬祭周りや党内政局に使っているので、実質的な法案などは官僚任せで、官僚にお任せ状態になっている。そして大臣や与党としての意見、政治がコロコロ変わる為、官僚は言われた通りの仕事をしているつもりでも指導側の人や話がコロコロ変わるので、官僚は毎度政治家に怒鳴られ、メディアではけなされ続ける。
すべて政治の問題であり、官僚は官僚でしかないという話。
またマスコミの体たらくが政治の堕落に一役買っている。つい数日前からも民法キー局は「ポスト麻生は誰になるのか」「誰々になりそうだ」「誰々は有力だ」「誰々がああいっている、こういっている」と本当にくだらない事に時間をさいて本来のマスコミとしての仕事を放棄して、政局騒ぎで遊んでいる。
それでも、こんな事が繰り返されるようになってから長いですから、それを考えれば、この状況は日本人の民意とも言えますが。
この回答への補足
>すべて政治の問題
とのご認識ですが、どのように変えるべきですか?
それともまだ変えれるような民度ではないですか?
気が向きましたらまた教えてください。
客観的なご回答ありがとうございます。
回答内容を全て理解できたか自信はありませんが・・。
以下のように解釈しました。
我々の身の回りに置き換えると、子会社の経営陣に親会社からの出向者がやってきて短期間でコロコロ替わるというようなもんでしょうか。
実務に疎く、状況も分からず思い付きを並べて引っ掻き回しては半年、一年でまた新しい経営者がやってくるみたいな感じで。
それが数十年も続けば、志高い従業員も経営陣に洗いざらい情報を出す気にならないでしょうし(又は出そうにも出せない)、それをいいことに私利私欲に走るような少数の輩ものさばってしまう。
そうなると洗いざらい情報を出さない方が、本来の経営には吉と出るでしょうし、それを従業員の抵抗と呼んでいる状況でしょうか。
経営者のチェックが甘く、私利私欲に走った結果や非合理な結果だけを取り上げてそれを小会社の従業員全体の責任に押し付けているということに思えます。
その道に通じた政治家が腰を据えて(少なくても3年~5、6年)程度閣僚を務めないと意思疎通も図れなければ、表面的な小競り合いで終わってしまいますよね?
例え権謀術数がうごめいてそうで、桁違いに賢い官僚組織でも信用できるプロフェッショナルな政治家が腰を据えて大将として来れば、非合理なことには手を出しにくいでしょうし、情報のやりとりも健康的なものとなりそうです。
>すべて政治の問題であり・・
親の責任を子になすり付けて、周り(マスコミ)も騒ぎ立てている
民主党も自分達(政治)の責任には蓋をして、政局の道具にしか使えていないですよね。
「親の責任=自民党」としか表現しない
本来は「親の責任=政治」ですよね
現在までの官僚が牛耳らざるを得ない状況は官僚組織の責任では無いと思いますが、現在非合理な部分が表面化した状況を見るとやはり変化していくべき時だと思います。
民主党は官僚に対して改革するとしか言えていないので、それを政治まで踏み込んで自民党が公約できたら票がひっくり返ることもありそうな気がするんですが。「利権権力に群がる」政党には無理ですかね。
No.5
- 回答日時:
気分悪く何かしたりしないですよ。
私も大いに勉強になります^_^
少しだけ補足させてください。
元政権は”元”でなく”現”の誤りにつき訂正させてください。
それと優秀な官僚云々についてですが、
これは天下りや渡りの禁止に絡んで必ずといっていいぐらい
官僚側論者が持ち出す論拠の一つですよね。
一言で言えばメリットがあるからこそ優秀な官僚が確保できる、
むやみに冷遇すると優秀な人材が確保できないということで、
改革に密接に絡んできますので書きました。
再度の回答ありがとうございます。
>優秀な官僚云々
爆笑問題の番組なんかでもやってましたね
私が官僚側論者かどうかは分かりません(?)が
キャリアの国家公務員はそのプライドを満足させるだけの給料は必要だと思います。
何を持って優秀かという議論はあると思いますが、少なくとも国民の中では最優秀レベルの事務処理能力のある東大、京大卒が目指したくなるだけの給料は払ってほしいです。
だからと言って意味不明な渡りをして、税金を懐に入れるのは全く許せません。
そこまでしてお金がほしいいんだったら民間を目指してほしいですよね。
そこそこ以上の給料と安定、自尊心で満足してほしいですけど。
No.4
- 回答日時:
>大統領制へ移行、両院制の見直し、国会議員の定数の見直し、
>世襲が難しくなる仕組み、癒着を限りなく少なくする選挙制度
>へ変更、等々。
(便宜上改行)
この部分、改革の必要なことはおっしゃる通りだと思います。
しかしそれにもまして緊急に急がれるのは行政改革ではないでしょうか。
独立法人、特殊法人などの公益法人等に
年間10兆円もの税金が使われているのをもちろんご存知でしょ。
その中には真に必要なものもあるでしょうが、
何でこんなものがと首をかしげたくなるようなものもあるわけです。
これをまず整理すことが緊急に必要とされていると思うのです。
政権交代してどうなるか断定はできませんが
少なくとも今よりははるかに改革の可能性が高いと見るのですが
どうでしょう。
なお以下は蛇足です。
小泉政権が官僚組織と激しく対立していたというのは
知りませんでした。
官僚組織と対立する政権は官僚組織が潰しにかかる、
という噂をご存知でしょうか。
それにしては小泉政権は長続きしましたよね。
安部、福田政権は本気で行政改革をやりだしたために潰された。
元内閣もそれをよく知っているから本気にはなれない、
そのような認識を持っています。
なお優秀な官僚を確保するため云々、
と言う場合の"優秀な”とは何ぞや、ということも
考える必要があります。
立身出世すれば優秀?
清貧に甘んじて天下国家のために尽くす人材が優秀?
無駄な公益法人に多額の税金が遣われているということは報道で知っています。
確かに政権交代で改革の可能性は高いですよね。
それについて全面賛同します。
ただそれだけだと物足りないですよね。官僚改革と政治改革を同時にするべく政治家はまだ出てこないでしょうか。
有権者のレベルがまだその程度なんですかね。でもまずは第一歩でしょうか。
>官僚組織と対立する政権は官僚組織が潰しにかかる、
という噂をご存知でしょうか。
噂ですか?官僚組織と対立する政権=潰れる、というのはどんなロジックでしょうか?慣例ではということですか?必ずイコールなんでしょうか?
激しくやりあっていた(イメージ)後、官僚主導の打破等々言われるようになった記憶がありますが違いますか?
>なお優秀な官僚を確保するため云々
これはなんの話ですか?
官僚に良い給料は必要かどうか、という議論ですか?
このお礼で気を悪くされたらすみません。
ご回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
官僚主導が悪いのはどうしてでしょうか?
まず、その根本を考えないと、政策立案能力のない政治家が迷走を繰り変えず様な政治なりますよ。
今日の日本政治が、議院内閣制ではなく「官僚内閣制」ではないか?という疑問はマスコミだけではなく、政治史的な観点からみてもそうだという議論があります。たとえば、以下の本。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81 …
でも、昔はそれなりに機能していました。
今、問題になっているのは、政府主導の経済成長が難しくなった、あるいは望みにくいと考えられていること。そして、官僚主導のデメリットが顕在化した(天下りの横行や規制緩和の遅れで経済効率をむしばむと考えられた)からではないでしょうか?
その一方で、政治家は本当に政策立案能力があるのでしょうか。
自民党は官僚にデータ収集、整理、政策立案、評価を任せてきました。
民主党は政治主導を目指して、シンクタンクを作ると言いつつ、未だ出来ておらず、その場限りのアイデアを出すことはあっても、グランドデザインを描くことは難しいようです。
選挙制度の変更は、政治変動を起こす可能性がありますが、良い結果が出るかどうかは分かりません。大統領制では、候補者が自らの主張を出す必要を促すでしょう。でも、それが政策論議ではなく、個人攻撃やイメージ優先のカリスマが優先される可能性もあります。ヒトラーもそうでしたよね。
つまり、一番大切なのは、教養ある市民の存在です。
政治家に議論をしかけ、討論していくことで、有権者と政治家がお互いに切磋琢磨しないといけないのです。それが、小選挙区の一般の集会レベルにまで広がり、また有権者の話題も「自分の生活」だけではなく、安全保障やODAなど天下国家にも思いを思いめぐらせるものだとすれば、日本も世界に認められる存在になりうるでしょう。逆に言えば、官僚も政治家も悪いが、日本の有権者もそれを許してきた責任があると思います。
小泉氏の人気が高いことは承知していますが、質問者さんは彼が大切な仕事をまだやっていないことをご存知ですか?彼は首相公選制を主張していました。でも、多くの国民は、彼の登場に満足し、引退後の政局に不満を持っていても、小泉氏がそう主張したことを忘れているような気がします。
もちろん、これは賭けです。また、大統領制の国でも、内閣制の方がいいなんて議論している国があります。フィリピンと台湾がそうですが、やはりないものねだりのような気がします。
その本は当然ながら?読んでおりませんが、政策立案能力のない政治家に迷走を繰り変えさせないよう官僚主導が行われてきたのでしょう。それはそれで現在の政治システムでは機能してきたと思います。
なので現在の野党(民主党)が政権交代=官僚主導打破と主張し、票集めしていることに違和感があります。
だからといって現在の姿が本来の姿かということを思います。
有権者のレベルが政治家のレベルということには賛同しますし、
当然我々の鏡であろうと思います。
この不景気下に表面化してきた、ひどい天下り(渡り)の公益法人、かんぽの宿や社会保険庁の有様。今、調子に乗りすぎた(?)官僚政治を変える時だということではないでしょうか。その匂いを政治家が感じているのだと思いますが、官僚政治を変えるには「政治立案能力のない政治家」がのさばっている状況では危険ではないでしょうか?
そうなると「ないものねだり」かもしれませんが今後民主党に官僚政治を潰される前に「良い結果がでるどうか分かりません」が政治システムを変更して今よりは「政治立案能力のある」政治家が生み出される可能性のあるシステムに変更すべき時なのかなと感じます。
そういえば首相公選制と確か一院制?は言っていましたよね、熱烈な民意を受けた小泉政権の存在と派閥の力を弱体化させたと国民が感じたことで話が吹き飛んでしまったんでしょうか。
回答ありがとうございました。その本も買ってみようかな。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
小泉竹中路線が官僚と激しく対立していたと思うのは何故なので
しょうか? 小泉が首相の時には全く官僚主導政治には手を付け
なかっというか、小泉のように政治経済についてあまりにも無知な
首相には、官僚が手取り足取り手助けしてあげなければ、何一つ
政策を実行する事さえ出来なかったのです。
今の自民公明政権は官僚におんぶに抱っこ状態なので、今の政権
が続く限りこの政官財癒着体質からは脱却出来ないと思います。
政治家がもっともっと勉強して賢くなり、頭の切れる官僚を使いこ
なせるようにならない限り、政治家は何時までたっても官僚に
なめられてしまうと思います。
唯一官僚と戦う姿勢を見せていた田中真紀子外務大臣を、あっさ
りと素早く更迭したのは誰あろう小泉でしたよね。郵政民営化と
アメリカ以外に興味の無かった小泉は、官僚にとっては最も
愛すべき首相だったのかもしれません。
官僚主導打破・天下り一切禁止を公約している野党に、私は
期待しています。なんでもいいからやらしてみましょうよ・・・
そうしたら何かが変わるのは間違いないのですから。
新聞テレビも結構ですが、それらが報道しない情報はネットや
赤旗(共産党員ではありませんがいろんな事実を知りたいので
購読しています)など、様々な情報網から吸収されると面白いと
思います。少なくとも国会中継くらいは見て下さい。与党答弁の
大半が官僚擁護の為に使われているのが理解できると思います。
この回答への補足
質問の趣旨である「政権交代」だけで良い方向に進むでしょうか?官僚になめられることの無い、賢い政治家を生み出せる政治システムへと改革は必要ないでしょうか?
補足日時:2009/02/28 20:41規制緩和や道路公団、郵政民営化にあたり委員会等の議論が公開されていたので官僚と対決していたイメージは有ると思います。
実際、小泉政権はそれまでの10年~20年の政権よりは官僚と対立する部分はあったのは事実ではないでしょうか?
小泉さん竹中さんも官僚政治全てが悪でそれを潰すとまでは言ってなかったように思いますし、政権がやろうとしていたことに対立する官僚とは対決し、その他は官僚をコントロールして(官僚にコントロールされて)いたのは事実でしょう。それについて問題は無いと思います。
田中真紀子さんが外務官僚(ひげ?)と戦っていましたが官僚を守りたいから更迭したのではないでしょう。政権がやろうとしていたこととは違うところで官僚と感情的に対立して、収拾が着かなくなったから更迭したように思いました。そのまま残していると政権の爆弾になっていたんじゃないでしょうか?そこが小泉さんの鼻の利くところだと思います。
>政治家がもっともっと勉強して賢くなり
政治家が勉強して賢くなるんじゃなく、人より勉強し様々な経験と実績のある賢い人が政治をするべきだと思います。政権交代したとして、一旦表に見える政官財癒着は解きほぐれると思いますが、頭の切れる官僚を使いこなせるかは疑問です。使いこなせない頭の切れる官僚政治を勢いのまま潰してしまい、政局が得意なだけで勉強しなければ賢くならない一部政治家が主導して国家を傾かすことにはならないかが怖いですね。今回の質問はそれだけで良いのか?まず政治が変わらないといけないんじゃないか?という疑問です。それが本質に近い気がしまして。
>官僚主導打破・天下り一切禁止を公約している野党
おそらく前述しました小泉政権時代の官僚と対決しているイメージが民意を掴んだのは事実だと思いますし、現野党(特に民主党)がそれに乗っかり政権交代=官僚主導打破・天下り一切禁止と安っぽくストーリー付けしているように感じます。
天下り禁止を主張する民主党も一年前の日銀総裁選定の時、現在問題としている渡り(天下り)と元財務省事務次官が日銀総裁となることを同一視しているところが本質を見誤っている(というか本質を無視している)と感じます。
長々とすいません。回答ありがとうございました。
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