
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
>陸軍は餓死者を出しすぎだとか
餓死者が大量に出た理由が海軍がシーレーン(海上輸送路)の保持に失敗したからです。
しかも、全力で戦った結果としてシーレーンが保持できなかったのであれば仕方有りませんが、西内海方面警護のために第7艦隊が編成されたのが1945年(終戦の年)で、もう守る対象の船が殆ど有りません…。
ついでに言うと、陸軍は真珠湾攻撃やその後のフィリピンやインドネシア等の攻勢が成功裏に終わった後に、それ以上の攻勢は帝国陸海軍の能力(物資の補給が続かない←最終的に物資が尽きて餓死者が出る)に余るので反対しましたが、海軍の強固な反対(真珠湾の戦果は陸軍を黙らすのに十分すぎた…。)で歴史道理の結果になります。
なお、戦争が始まる以前に海軍に対して良く言われた非難に「海軍は金だけ貰って後は知らんぷりする」とその無責任振りを非難されました。
たとえばアメリカ海軍を仮想敵国とした八八艦隊の構築(維持費だけで当時の大日本帝国の歳出の4割を消費)を要求しながらも、その予算消費に見合った政治的責任を持った発言を一切しない事です。
分りやすい例が、山本五十六大将の「初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる。」←アメリカに勝てないのなら勝てないと断言すべきで(勝てないのならまた別の政治的判断画有り得たかも知れない)、中途半端に責任から逃れるから…。
陸軍のクーデターは論外ですが、政治家から専門家として意見を求められた時に面子が邪魔して当たり障りの無い発言で場を濁すのも、国民から見たら極めて不幸です…。
今の日本で考えると、自衛隊の費用(今の自衛隊は4兆円強ですから消費税に換算して2~3%程度)を賄う為に消費税を30~40%に上げて置きながらあとは国政の事なんて知らない何て態度取られたらどうでしょうか?(怒りませんか?)
>たとえばアメリカ海軍を仮想敵国とした八八艦隊の構築(維持費だけで当時の大日本帝国の歳出の4割を消費)を要求しながらも、その予算消費に見合った政治的責任を持った発言を一切しない事です。
>分りやすい例が、山本五十六大将の「初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる。」←アメリカに勝てないのなら勝てないと断言すべきで(勝てないのならまた別の政治的判断画有り得たかも知れない)、中途半端に責任から逃れるから…。
軍隊は金食い虫といいますが、歳出の4割って凄まじいですね…
確かにこれだけ金を食うだけ食って、国政をおざなりにされたら
たまったものではありませんね…
回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
No.3
- 回答日時:
1,2番さんの答えは、すばらしいですね。
それでは、私は、細かい海軍の問題点を、書きます。陸軍は、体力的には、きつかったのですが、海軍のほうは、精神的にきつかったという説が、あります。つまり一般兵士に対するいじめは、海軍のほうがひどかったようです。陸軍でも、要領の悪い人に対していじめは、ありましたが、あまりむちゃくちゃなことをすると戦場でいじめた相手に復讐されると言われてました、それに対して海軍は、船の中では、密室でありかなりひどいことを、されたそうです。
ちなみに現代の海自でも格闘訓練で死んでる人や目視による監視が、怪しかったりしています。
>つまり一般兵士に対するいじめは、海軍のほうがひどかったようです。陸軍でも、要領の悪い人に対していじめは、ありましたが、あまりむちゃくちゃなことをすると戦場でいじめた相手に復讐されると言われてました、それに対して海軍は、船の中では、密室でありかなりひどいことを、されたそうです。
>ちなみに現代の海自でも格闘訓練で死んでる人や目視による監視が、怪しかったりしています。
親戚に海上自衛隊の教官がいるのですが、海自は自殺が結構あるそうですね。
ただでさえ軍隊の訓練中は過度のストレスに晒されるのに、
その上船という狭い空間で24時間一緒で、しかも戦争中なのですから、
精神的なストレスは想像を絶するものがあるのでしょうね…
回答ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
1番の方がすばらしい答えをされているので、漫談です。
まず、予算をとりあいします。当然、多い少ないと毎年ケンカです。
陸軍は中国大陸で、歩きながらまともな台所が珍しいという暮らししながら戦争しています。海軍は軍艦に乗っていたら、負け戦でも(自分の艦に損傷が無ければ)、三食加えて夜食プラスアルファ、寝床ありです。陸軍にしてみれば、おもしろいわけありません。
陸軍が中国大陸でズルズルベッタリの戦争して、アメリカ怒らせる。それをなんとかするのは海軍なんだぞ。だいたい対ソ戦に特化した関東軍がノモンハンでなにしてるんだい。それにおれたちより大所帯で、しょっちゅう派閥争いしてやがって。海軍にしてみればこんなところです。
戦艦長門の艦長が火野葦平の「麦と兵隊」を読んで、艦内放送で「陸軍はこんな苦労しているんだ。三食ついて、寝床があるのだから、我々の訓練なんかこれにくらべればなんてことはない」と語ったことがあります。陸軍は死に場所に行くのだから、せめて軍艦に乗っているあいだには歓待してあげよう、という気っ風も、海軍にはありました。
陸軍も、特にガダルカナルのときは「海軍が命懸けでメシ持ってきてくれるんだ」という気持ちがあったといいます。
帝国陸海軍は、日本人に教養教育をしました。たとえば洋服を着る、靴を履く、電話をかける。これは昭和初期の農村では、考えられないことです。あと、衛生概念、食事の作法、集団生活のコツ、なども陸海軍で知った人が多いです。また、カレーライス、肉じゃが、ともに兵食です。おぼえた人が店開く、なんてこともありました。他にも技能が身について、娑婆にもどったらそれを生かした就職をする人も大勢いました。軍隊に就職することもできました(韓国ではいまでも最終就職手段で、徴兵の期間中に軍への就職を決めることを「釘を打った」という言いかたします)。
徴兵でも給料はでます。仕送りしていた人もいました。あと、どんなゴロツキでも軍隊に3年入っていれば、問答無用、鉄拳で矯正されました(それでもダメなひとは、宇都宮に陸軍刑務所がある)。
この辺は、岩波新書の「日本の軍隊」によくかかれています。
陸軍・海軍の悪いところだけでなく、いいところまで挙げてくれてありがとうございます。
>帝国陸海軍は、日本人に教養教育をしました。たとえば洋服を着る、靴を履く、電話をかける。これは昭和初期の農村では、考えられないことです。あと、衛生概念、食事の作法、集団生活のコツ、なども陸海軍で知った人が多いです。また、カレーライス、肉じゃが、ともに兵食です。おぼえた人が店開く、なんてこともありました。他にも技能が身について、娑婆にもどったらそれを生かした就職をする人も大勢いました。軍隊に就職することもできました(韓国ではいまでも最終就職手段で、徴兵の期間中に軍への就職を決めることを「釘を打った」という言いかたします)。
自衛隊でも職業訓練のようなことはやっているらしいですが、
当時の軍隊でもここまで教育が施されていたとは知りませんでした。
洋服を着たり、靴を履いたりするのまで教えていたのですね。
>陸軍は中国大陸で、歩きながらまともな台所が珍しいという暮らししながら戦争しています。海軍は軍艦に乗っていたら、負け戦でも(自分の艦に損傷が無ければ)、三食加えて夜食プラスアルファ、寝床ありです。陸軍にしてみれば、おもしろいわけありません。
言われてみて初めて気がつきました。
まともな台所も食糧もなく、餓死するものさえいるのに、
予算はこちらの方が少ないとなればそりゃ不満は溜まりますよね。
とても参考になりました。
回答ありがとうございます。
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