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賦課方式は、「年金受給世代の年金原資を現役世代の保険料でまかなう方式」で、
積立方式は、「将来年金給付に必要な原資をあらかじめ保険料で積み立てておく方式」
とありますが、この賦課方式と積立方式の違いを小学6年生に教えるつもりで説明してもらえないでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

積立方式による給付は、いわば貯金の取り崩しです。



年金というのは、保険料を払う期間が何十年にも及びます。その間物価が大幅に上昇したとして、年金受給ということで何十年も前から積み立てた保険料を戻してもらっても、当時の価値による返金ですので、全く足りないでしょう。もちろん、その何十年の間に国の方で運用しますので一定の運用益はオンされるでしょうが、基本的に貯金ですので、利息程度になります。

何十年も先の物価がどうなるのかは誰にも分かりません。もし、将来の物価上昇も加味して保険料を設定するならば、保険料はかなり高くなり、日常生活に支障を来すでしょう。民間の個人年金保険はまさに積立方式ですが、保険料が比較的高いため、せっかく若いうちから加入しても、そのうち家や車のローン、子育てや子供の学費等で生活資金が徐々に不足し、やむなく解約する人は少なくありません。

それに対し賦課方式は、今の保険料収入を今の老人に配賦するわけですから、積立方式に比べ、物価の変動に耐えられ、保険料が安く済むわけです。

よく「年金はいらないから、払った保険料を返せ!」という人がいますが、返すとすれば名目(つまり当時の金額)になりますので、今の物価でいうと小銭程度しか返ってきません。これを「実質(物価の変動を加味した金額)で返せ」ということになると、そこまで運用益はありませんので、現役(つまり今の保険料収入)から補填しないと足りません。結局賦課方式と変わらなくなってしまいます。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて、すみませんでした。
賦課方式と積立方式の違いについて、とても分かり易かったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/29 10:21

どっちにしても運用が必要のようですが、


この賦課方式について、言及した厚生年金保険課長の「花澤武夫」氏をウェブで引張だしてみて、経緯から勉強してもいいかと・・・。
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この回答へのお礼

返事が遅れて、すみませんでした。
現在の年金制度の大元は、戦前にあったのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/29 10:17

本来積み立て方式で行っていたのですが、官僚が使ってしまい積み立て方式では成り立たなくなってしまったため、賦課方式というものを考え出しただけです。


つまり、積み立てでは使えない年金資金を勝手に使うための方便でしかありません。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてしまって、すみませんでした。
このような体質は是非改めて欲しいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/29 10:07

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