プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

全然大丈夫ですよ、とか、全然OK、とか・・・

この“全然”って、よく考えたら不自然ですが、普通に使ってますね。
この言い方、全然大丈夫ですか?

A 回答 (13件中1~10件)

そういえば使うときがあります。


全然、大丈夫です。
しかしそういう時、実際は大丈夫じゃないです。
「じゃないです」が言えないから、「です」と言ってしまう。
大丈夫って聞かれても、「大丈夫じゃないです」なんて言えませんよね~~。
だから、全然大丈夫です。と言ってしまう。。。
周りもそうなのかと思っていましたが、そうではないようですね。

普通に大丈夫なときに、「全然大丈夫です」っていうんですか???
周囲と自分のギャップに苦しくなってしまいますね。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

なるほど、相手を気遣って思わず言ってしまうということですか?
言われてみれば、確かにあるかもですね。
気遣われる負担を感じて、全然と言う感じ・・・
分かります。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:12

私は、以前はこの”全然大丈夫ですよ”という言い方は不自然だと思っていたのですが、この問題がいろいろと取り上げられているのを目にしてからは、ご質問者と逆に、自然なのではないかと思うようになりました。


いや、本来であればむしろ否定形に使う用法の方が不自然かもしれないという、反論続出しそうな(汗)仮説もあり得るとさえ思いました。

というのは、「全然」という言葉自体を考えてみると、そこには「否定」の意味がどこにも含まれていないのではないかと感じ、私なりにこの言葉の成り立ちを調べてみたからです。

「全」・・・この語源は「混じりけのない玉」の象形文字で、完全である様を表している。
「然」・・・この語源は「火が炎上する」状態の象形文字で、あるがままを表している。
このどちらの字にも、否定的な意味はなく、「全然」は「純粋にあるがままの」という、むしろ強く肯定的な強調の仕方になるわけです。
ところが、例えば「とても」の場合は、「とてもかくても=どうしてもこうしても」が語源ですから、やや否定的な意味合いも含まれており、汎用性がありそうです。
「非常に」という言葉も、「常でない」ですから、これも同じような感じですね。
他方、「法外」とか「無茶苦茶」とかになると、語源的にも用法的にも否定の強調だけに使うのが正しいとなりましょう。

また、「~然」という言葉で、他に否定的なニュアンスを持った事例があるかも調べてみましたが、調べた限りではちょっと見当たりませんでした。
完全な否定ではなく、ネガティブなニュアンスとしては「愕然」という言葉がありますが、これも否定的とは少し違うでしょうしね。
また、面白い例として「釈然」という言葉があります。
この言葉も、今では「釈然としない」というように否定に使われますが、明治大正時代には「釈然とした」という使い方も普通だったようです。

「全然」は、使い方の経緯としては、明治大正時代には肯定文にも使われていたのが、昭和のある時期から否定文にのみ使われるのが正しいとされるようになり、それが近年になって若者言葉として肯定に使われる用法が出てきたということでしょうね。

「全然~肯定形」を流行らせたとされる若者も、これが過去には正しくて今では適切でない用法だとされていること自体を知らなかったと思いますが、偶然にも先祖がえりのような状態になったことは、非常に面白いですね。

で、長々と書き連ねましたが、アンケートに対する私個人の回答としては、この使い方は正しい用法として認められても全然大丈夫とお答えさせていただくこととします。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

おっしゃるように、最初は誤用だったものが、段々肯定的に使われるに従って「俗用化」して市民権を得た・・・というような解釈ができそうですね。

明治時代は、“全然休息しろ”“全然誤解なり”というように、肯定にも使われていて、「全然」とは“全く然り”で、「すっかり・ことごとく」「すべてにわたって」という意味で、実は元々は肯定にも否定にも使うことのできる言葉だったということですね。
その後なぜか、否定表現との結びつきが強く考えられるようになってきて、そして再び元に戻ると・・・
確かに面白い変遷です。
皆さんの回答を拝見するに、程度、特に「最大限の程度」をあらわす言葉、もしくは「単なる強調」として、文頭にくっ付く役目のような感じがしてきました。

広辞苑でも肯定的な使用を「誤用」とは書いておらず、「俗な用法」として記載しているあたり、市民権は得たんだけど、広辞苑の立場としては“言っとくけど、あくまでも「俗」だからね”と、微妙なポジションをうかがわせていて、これはこれで面白いと思います。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/16 08:44

回答番号:No.7


 似たような言葉に「一体」とか、ありますね・・・・?
(明治の頃の文体は、何か、変・・?)

夏目漱石の弟子の寺田寅彦『夏目漱石先生の追憶』に、
 
「『一体、子規という男は、なんでも自分の方がえらいと思っている、生意気なやつだよ』などと言って笑われることもあった。そう言いながら、互いに許し合い、なつかしがり合っているのが、よく分かるように思われるのであった」
 と、あります。(『科学と科学者のはなし』岩波少年文庫)

この場合の「一体」とは?

 双方、自分が最も偉い!と、思っているのかな?

 そうすると、「全然大丈夫ですよ」って、自分は偉い!と思っている人が使うのでしょうか・・・?(・・?)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、「一体」の使い方ってちょっと違和感がありますね。
普通、一体と言ったら後に続くのは・・・疑問文のような気がします。
この場合は強調でしょうかね?
一体文豪はよく分からん・・・

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/16 08:15

言葉は変化しますからね・・・



「羅生門」の一節にも、

「この老婆の生死が、全然、自分の意志によって支配されている」

というのがあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、羅生門もそうでしたか・・・
言葉の変化というのは、官が指示するわけでもなく、要は使う人の状況次第ですね。俗語化していくということですね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/16 08:10

私もすごく気になってます!!


中学の時この話題が現文の授業で取り上げられました。その時の教師が言うには「全然は後に続く単語を強調するものだから次にくるのは必ずしも否定文でなく肯定文でも成り立つ。よって『全然大丈夫』なども間違いでない」と… それを信じて「全然+肯定」をずっと使い続けてきました。だけど最近になって全然の次は否定が正しいらしいと聞き、あの時の教師がの言葉はなんだったのかと混乱してます。私の記憶違い!?ただ意味を強めたい場合はすごく便利なので言ってしまいます。自分を含めた20代前後の女性が仲間内でごく自然に使ってます。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

先ほどの方もおっしゃっていますが、皆が使うことで「俗語」となって市民権を得ていくのでしょうね。
あの、漢文に強い漱石先生も使っていたのですから、いいのかも知れませんね。
全然OKですね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:19

もう既に日本語として認知されていると思っているので全然大丈夫です。

(笑)

江戸時代の口語を現在使っていたら明らかに変な人だと思われると同様に、私が若かった時に大人が「間違い」と決め付けていたこの言い回しに対して未だに拘っていると「昭和の口語」と呼ばれるでしょう。

私としては、あえて使うならば「甚だしく大丈夫です」や「頗る大丈夫だ」くらい使いたいですね。(笑)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>「甚だしく大丈夫です」や「頗る大丈夫だ」
ニュアンスとしてはそうですね!
そう言えば、西荻窪に「スコブル社」という古本屋がありますが、すこぶる楽しめそうです。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:16

>この“全然”って、よく考えたら不自然ですが、普通に使ってますね。



 使いません。

>この言い方、全然大丈夫ですか?

 別に、使う人の勝手(自由)でしょう。

ただ、軽い(軽薄)な奴と判断されても仕方がないでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

使っているのを聞いたこともないですか?
確かに勝手ですが、軽佻浮薄のような印象があるかも知れませんね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:09

昔国語の授業で、全然の後は否定形がくると習いました。


全然が今のような使われ方をしだしたのは、今から22,3年くらい前と記憶しています。
当時は「全然いい」といった使われ方しかなく、若い人の中で「断然いい」とごっちゃになって使われだしたように思います。

「全然大丈夫」なんかは、「全然(気にしない)大丈夫」といった感じに、全然の後にくる言葉を省略しているんでしょうね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうなんですね、「全然」と「大丈夫」の間には、(○○だから)という理由が省略されていると解すれば、問題ないのでしょうね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:06

口語は変化する、と思っている人です。



それでも許せないと思えるものもあるですが、全然大丈夫についてはあまり違和感を感じないので私個人としては全然大丈夫って感じです。

よって全然大丈夫です☆

(わざといっぱい使ってみましたが、なかなか読みづらいですね(笑))
    • good
    • 1
この回答へのお礼

最初は一部の人による誤った使い方でも、大勢の人が使うようになっていくと「俗用」となって、だんだん市民権を得て、最終的には「常識」ということになるのでしょうね。
まさに変化ですね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:04

私は「全然大丈夫、大丈夫」と歌う某アニメエンディングソングを聞いて、「全然」の使い方が違うじゃないか、と思い、納得出来ずに国語担当の恩師に聞いてみました。



「日本語としての使い方としては間違っていない、最近使われなかっただけだ、夏目漱石も作品中で使ってたと記憶している。」との回答でした。

ばびっとが歌う「DAIJO-BU」の歌詞は変じゃなかったのね、と関心した次第です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>夏目漱石も作品中で使ってた
ちょっと調べてみたら、「坊ちゃん」に、“一体生徒が全然悪るいです。どうしても詫まらせなくっちゃ、癖になります・・・”というくだりがありますね。
どうやら、全然OKのようですね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:00

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています