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落語ファンで落語が好きでよく見ている人にアンケートです。
客観的に、円楽さんは、良かったと思いますか?
私は、笑点の司会としては良かったと思いますが、
噺のほうは、良かったとは思えないのです。
人情噺がうまいと聞きますが、ただ、人情噺「しか」できないのでは?
とも思います。しかもその人情話でさえ、たとえば「芝浜」にしても、談志さんなどほかのかたのほうがいいと思います。
ただ、これは私個人の意見であり、ほかの人の意見が聞きたいのです。
そこで、この際、彼の落語の総評を聞きたいと思います。
客観的に、彼の落語のどこが良くて好きだったか?あるいは、
客観的に、彼のどこが悪くて好きではなかったか?
お聞かせください。

A 回答 (7件)

ご返事ありがとうございます。



以下にだらだらと思うところを述べます:

・円楽の「ねずみ穴」についてですが、以前私が聞いたときに、オチの「なに、夢で見た?夢は土蔵の疲れだよ。」のところで、「なに、夢で見た?」と言ったあとで、間をおいて少しフッと笑い「夢は土蔵の疲れだよ。」と下げたのですが、それがいかにも「どやさ顔」でいただけないな、と思いました。まるで歌舞伎役者が見得を切り、大向こうからの掛け声を待つように。円楽の噺は大体においてこのような余計な間が多すぎたように感じます。(好みと言われればそれまでですが。)

・落語、特に古典落語と呼ばれるものは色々な噺家のものを聞き比べられるもので、また聞き比べるべきものかと思います。その上でおのずと好みが出てくると思いますが、色々な噺家を聞けば聞くほど、円楽の噺はまずかった、となると思います。(#1さんには申し訳ないですが私は円窓は割と好きです。)

・故人のことを悪く言はないのは日本人の美徳だと思いますが、芸についての批評は別物だと考えます。人情などが先行し、芸に関する評価をないがしろにすると「亡き三平の意志を継ぐ」ということだけでこぶ平が九代目を襲名し、それをマスコミなどが無批判にはやし立てることになるのでしょう。

・落語は昔から庶民の芸能だと言われてきましたが、これからは古典落語などを楽しむには、聞く方も江戸時代の生活習慣の知識などを要求される芸能になっていくような気がします。(あまり衒学的になってほしくないですけど。)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
まず、故人のことを悪くいったり、罪を償った故人への弔いについて悪態をつくのはお隣の国々の文化習慣であり、日本人の私としても悪くいうだけであるのなら少々気が引けて野暮かなと思いました。が、まあ、この際の総括として、いいか、悪いかという客観的なものを聞きたかったのです。
なるほど「どやさ顔」ですか。その表現で目に浮かびました。円楽流の「溜め(ため)」なのかもしれませんが・・・
私には、終始、リズムがワンテンポ遅れている棒読み的な落語に聞こえてしまいます。もちろん、このリズムが心地よいという人がいてもいっこうに構いませんが。
落語は最も優れた大衆芸能です。聞く前に知識などかたっくるしいことを観客に強いてしまうと廃れる一方になると思います。まあ、そこはこれから先の咄し家の腕の見せ所となるでしょう・・・が、前途多難でしょうか・・・
立川志らく氏の著作をちょいと覗いてみました。円楽さんについて、書いてあったのでちょいとかいつまんで言いますと・・
「円楽はどういうわけか否定する人が多い。特にマニア的な人に嫌われている。が、私は大好きだ。語る全てが円楽の世界。楽しいなあ。上手い下手なんて超越している。円丈が嘘つきだいい加減だと人間性を否定した。が、だから素敵なんじゃないか。この師匠の「浜野ノリユキ」は実に偽善的で楽しい。」
と評していました。
と、いうことは、マスコミに過大評価されていて、私はそれしかしりませんでしたが、落語ファンの中では結構、嫌われているというのがわかりました。志らく氏いわく、上手い下手じゃなく、嘘つきで偽善者が人情噺をするのが「楽しい」という。なるほどねえ、って思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/04 20:49

私は好きでも嫌いでもありませんが、


亡くなってすぐの方に対しての批判はどうかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
批判だと受け取ったのであれば残念でございますが
この際、客観的な総括を致したいのでございます。
客観的に批判的なこともなきにしもあらずでありましょうが、大絶賛をしていただいても結構なことでございます。
ハナから勘違いされては困りますが、好きか嫌いかではございませんで、
落語ファンから見て、「良かったなあ」なのかどうかでございます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/03 18:35

好きでしたね。


そもそも他人と比べる物ではないと思ってます。好みですから。

私の場合です。
円楽さんは「間」が良かったですよ。
枕から下げに向かってじわっと短くなっていきました。
あと、お客の反応を旨く間に入れていましたね。
本当に落語が好きだったんだなと思います。
そういう目で見ていましたので、嫌いなところはありません。
談志さんはまた違った良さがあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
私はむしろ間が最後までワンテンポ遅れてずれていて、間延び、間抜け
だと思っていること。また、ほかの方がおっしゃるように客席不在なのではと思うようなところ。そういうものを感じず、むしろ正反対の意見の人がいてうれしい限りです。
皆が同じ意見であれば、似たような咄し家ばかりで気持ち悪いですから。
十人十色、これが健全でよろしいものです。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/03 18:41

ぜーんぜん、駄目ですー。

まったく駄目ですー。
露出度からして、評価されすぎ、と思いますー。
表現がかたいなー、と。間の取り方も悪いし、感情こもってないなーと思ったら、ときどき自分でやって自分でうけたり逆に感情移入しちゃったり。一人で空回りしてる感じがたまーにしましたー。円窓のほうがまだうまいと思ったなー。

思うんですがー、志ん朝が若くして死んじゃったのが大きいんじゃないかなー、と思いますねー。あの人が亡くなって、その後、名人級の人がいなくなっちゃったーでしょー。それで、そこからワンランク下がる名人未満の人たちの間で、なんとなーくメディアの露出とか話題性とかで円楽がえらくなっちゃったのかなー、なんてねー。志ん朝が元気なら、誰が見ても明らかにこいつが上でしょー、という人がいたら、そんなえらそーにできないでしょー。談志は、そーゆー権力とーそー的なところから離れちゃったしねー。他に人、いないんだねー。

そーですねー、談志うまいですねー。でも、好不調の波が大きいですねー。噺にもよるけど、志の輔・志らくがいいですねー。バラエティばっか出ないで、もっと落語やれー!ですねー。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
つまりは、覚えていることを思い出し思い出し、棒読みしていると・・・
そんな感じ、私も受けます。間(ま)を考えてないというか知らないというか・・・間が悪くても泣かせられますが、笑えさせられません、と思います。
現在、老若男女、落語、落語家を見るのはほぼ笑点といってよく、その功罪はかなりありますよね。
志らく氏の著書を先日読みました。かなり落語の現状を憂えていらっしゃいました。彼、そして志の輔氏はバラエティで露出しながら顔を売って、落語会に来てもらいたい、そして目標は落語ファンをもっと増やしたい、現状を打破したい、という大きな「志」があるみたいですよ。
テレビで実力のある若手の凄さを見せ付けてM-1、R-1なんか目じゃないということを思い知らせろ!と思いますよねー。(もちろん大御所の落語も。。。現在は皆無に近い!!)
大変、ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/03 18:57

私は円楽の噺はあまり評価していません。


変な間があり、それが噺のしまりをなくしています。
以前、円楽の「ねずみ穴」を聞きましたが、
談志のそれとは雲泥の差でした。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
「鼠穴」も彼が得意だと世間で言われている人情噺の一つですかね。
談志氏とは私も雲泥の差が残念ながらあると思います。
ワンテンポ間が遅い気がして気持ちの悪さが私にはあります。
同じ意見です。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/03 19:00

滑稽噺の「目黒のさんま」は面白かったですよ。

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この回答へのお礼

目黒のさんま ですかあ
もちろん、語りつがれたものですので、内容自体は面白いでしかるべきだと思います。
内容ではなく、彼の噺の技術がいいなあと思ったのですかね。
内容は面白い。そして、その上で、ほかの層々たる人たちと比べたうえで、
円楽の目黒のさんまは面白かったなああという意見だということなんですかね。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/03 19:04

三遊協会設立時や円楽党立ち上げ時の立ち回り方がいかにも黒幕的で、それ以来、好きにはなれません。

まあ、元々、円生一門の中で円楽や円窓(大嫌い)の落語が好きではなかったこと、尖っていたので、冒険的な円丈を好んで聞いていたことの影響もあるし、円丈著「ご乱心」によって円生一門に対する見方が偏っていますから、一般論ではありません。

笑点、円楽司会の時代は余り見ていませんでした。別に円楽が嫌いだったのではないのですが、何となく、落語から遠ざかっていた時代です。

円楽一門って、なんかたいしたことないような機がします。新作といっても、談氏一門のような闊達なものではなく、地味です。楽太郎が高座のの瀬古をしたくらいしか記憶にありません。
故人を悪く言いたくはないけど、円楽が残したものって、なんでしょうね。少なくとも、円生の末節を汚した責任は取って欲しかった。
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この回答へのお礼

円生の末節を汚したことに対する何かはすべきだったなるほどそうですねえ。
円楽一門自体大したことはない円楽がそうなのだから、なるほどそうですねえ。
伊集院光氏という落語落伍者の著者で、彼は円楽一門で4年で二つ目になりバカにしていたが、自分と同じ頃の談志氏のテープを聴いて、完全に打ちのめされ、無理だと思ったのがやめるきっかけになったと語っています。彼にしれみれば円楽なんぞ越えれる存在と思っていたと裏返しで言っているわけですから。
貴重なご意見、ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/03 19:12

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