No.1
- 回答日時:
こんばんは。
政官業の癒着が産み出した無用の長物とでも言いましょうか、
空港を造るととっても美味しい見返りが有ったんでしょうね。
建設から維持費まで全て税金なのですから、税金を食い物にして
いる方々には空港と言う巨大な建造物は、とても金になる公共事業
だったのです。
自公政権がやってきた事は所詮こんなものなんです・・・
No.2
- 回答日時:
基本的に言えば『公共工事』とは作ることが目的ではなく、作った経費における経済効果が主な目的です。
近年、社会における不景気が問題になっています。景気を良くするには公定歩合の引き下げなど様々な方法がありますが、一番効果があるのが、公共工事です。
例えば、就職難で貧困に上げぐ家庭に補助金を出したとしましょう、この場合救済は出来ますが、これだと毎回補助を出さなければならず国の財政は赤字のままです。このときの経済効果は1兆円の補助を出したとしても、その経済効果は100億円以下です。しかも毎年1兆円の経費がかかります。
しかし公共工事は違います、。1兆円かけたとしてその経済効果は3~5倍、しかも雇用を生み出しますので就職難は是正されます。そして赤字でも多少の金銭は稼ぎますので1兆円投資しても全部は無駄にならないわけです。
つまり不景気における一番の経済活性は『(無駄でも)公共工事』が一番いいのです。
これを経済用語で『ケインズ理論』といいます。
国民の中には『政治家の利権』とか、『自公政権の汚点』とかいいますが、これはドラマの見すぎでしょう。
実際、自分としてもいくら公共工事が経済効果が高いといっても、結局は赤字なので何とかしたいとは思っては居ますが、現状の経済学において、この公共工事を上回る経済効果のある政策はまだ人類は発見していません。
無論、バブル時に赤字の公共工事をするのは批判するのは当然ですが、平成不況から今までの日本の不況の考えるにこの公共工事を否定する以上代案を出さないのは無責任というものです。
実際、民主は公共工事を否定していますが、実際日本の景気はさらに低迷を加速して、今年の国の税収は前年度をさらに割り込み結局赤字国債を増額するハメになりました。
つい先日、オーストラリアの中央銀行が公定歩合の引き上げを発表しました。これはオーストラリア経済が好景気に突入したことを表してます。また近日EUの引き上げも噂されています。そんななか日本&米国だけが不景気を加速させてます。
元々の不況の原因を作った米国は仕方ないとしても、あおりをくらっただけの日本が不景気を加速させているのは民主党の責任です。
昨今の不景気、赤字だからといって空港を作らないのは無論自由ですが、作らない以上に国の赤字が増えては仕方がないのです。
投資Iを行えば、国民所得Yが増えると。
そのケインズ理論においては、空港維持にかかる費用、建造物の借り入れ弁済など現金流出を補えない、営業収入しかない場合は、どのようになっているのか関心があります。
建造時だけの国民所得Yの増加を捕らえたものなのか。
No.3
- 回答日時:
>政治家の利権でしょうか?
それ以外に理由は見出せません。しかも笑えることに、大幅赤字になっても誰も責任を取らなくていい。楽な商売ですね、政治業者って。誰でもできます。自営業で苦しむ私が代わってやりたいですよ(笑)。
当たり前のことですが、政治家の利権目的で設置するとは言えないでしょう?だから、No2さんのような理由付けの上で実行するんです。一応筋は通ってますから、それで納得する人も出るでしょう。
政治業者の言い訳は聞き飽きました。使えなくて大赤字の空港をあちこちに作って何も反省もない。私財を全部税金に投じてでも多少は反省の色を見せて欲しいです。
当たり前のことなんですが、ダムにしても空港にしても「これだけの要望があって、これだけしか反対がいないから、作ることに決めた」という需要の話が表に出ることは非常に稀です。国民の代表だからとうぬぼれているとしか思えません。そういうツケが赤字になって一気に回ってくるんです。「こんな無用の長物を誰が企画したんだ!」って。
まぁ、そういうくだらん輩を政治家に据えたのは国民の責任とも言えるんでしょうが、せめて国民投票くらいやってくれないかなぁと心底思います。選挙で選ばれた人間は確かに国民の代表ですが、代表が国民の意思を理解しているとはとても言い難いのですから。
No.4
- 回答日時:
空港を作りたがるのではなく、作らざるを得なかったのです。
それは成田が拡張できないからです。
成田が拡張できないから官僚は全国に小空港を作らざるを得ず、
それに政治家が乗ったのでしょう。
成田に反対しているのは根っからの反対屋なんだから、
対話で解決するはずもなく、政治が決断し反対屋を強制排除していれば、
地方に「国際空港」がいくつもできることはなかったでしょう。
政治決断を日本の政治に求めるのは酷で、「根っからの反対屋」が国会の中にいたのだから無理な話です。
さすがに最近はそんなこという輩はいなくなったが、成田空港は軍事基地だから憲法違反だそうですから。
(一部の)国民が成田空港に反対し、その代替で(使えない)地方空港を作らされ、
その付けは全国民が払わされてるのです。
No.5
- 回答日時:
補足ですが、もう一つの理由として軍事(地理的)問題があります。
日本の空の空路ですが、結構多くの空域が在日米軍と自衛隊の管理下にあります。
どうしても日本の空域に対し防空の為、戦闘機がスクランブルをかけます。
案外、国民はスクランブルの回数は少なく思いがちですが、昭和33年5月13日に第1回目を行って以来、昭和58年2月1日に1万回に達し、また平成18年4月6日に2万回に達しました。
昔はソビエトが多かったのですが、近年は中国が急激にその回数を伸ばしています。
平成18年度に国籍不明機に対し対領空侵犯措置のスクランブルは239回発進した航空自衛隊の戦闘機は500機以上です。
このように緊急時の発進のため日本の空域の多くを防備のため空けておかなくてはなりません。
領空侵犯があっても、そこに民間機が飛んでいては管制が上手くいきません。
日本はご存知の通り列島で細長い形をしてますので、例えば中国に対する緊急のスクランブルの為余計に民間の空域が狭くなります。
そのため、日本の民間空路にあわせ歪な場所に空港を作る必要もあったのです。
蛇足かもしれませんが、日本列島の形のため、日本の自航空自衛隊は他国に比べ特殊な編成です。
米国の場合は防空に関しては(今、現在)最強のF-15で制空権を維持しつつ、大量の安い航空機のF-14でカバーするという形です。
しかし日本の場合は(特に中国ですが・・)日本は長く非常に空路は守りにくい形になってます。そのため日本は全域をF15でカバーするしかないのです。(中国軍はSU-30系というF-15と同等の性能の航空機を保有しているためです)
日本は元々ソビエトを仮想敵国にいました。(日本の戦車が90式といい北海道くらいでしか運用できない大型戦車を保有しているのはそのためです)
しかし中国の領空侵犯や中国ハン級原子力潜水艦など近年盛んに日本の領空、領海を侵犯しているので、そのため日本の多くの空域を軍事に裂かねばなら無いため、日本の民間があおりを食らっているのです
No.6
- 回答日時:
多くの地方空港の場合、No.1~5の方の回答でよいと思います。
唯、神戸空港の場合は、それ以外の理由があります。
伊丹空港が、市街地の真ん中にあって、空港需要に伴う拡張が出来ないことと、飛行機の大型化による騒音問題の拡大で、周辺住民の空港移転要求が激しくなり、関西に新規の国際空港を作ることとなりました。
その候補地として、神戸沖・泉南沖・淡路島の3か所が最後に残りましたが、その中で神戸沖が最有力でした。
淡路は、京都・大坂から遠いというとで見送られ、交通アクセスの最も良い神戸沖が有力視されたのです。
しかし、当時の「騒音問題」に対して、政令指定都市として強い政治力のある神戸市民が反対運動を起こし、市長や神戸市議会がその意を受けて反対したために、政治力のない小さな中小都市の多い、大阪南部に決まったのです。
ところが、空港建設という年月の掛かる巨大プロジェクトであったために、空港が出来上がった頃には、低騒音型のジェット機が普及し、経済も高度成長から低成長、更にはデフレにと変化してしまい、(伊丹空港周辺自治体も、空港廃止要求から、雇用確保のための空港存続へと180度方向転換してしまいました。)神戸の成長の要であった『神戸港』の貿易量・金額が低迷し始め、神戸空港反対を国に対して求めた当時の市長も、「神戸空港の反対は、最大の失敗であった」と退任後にコメントする状況となりました。
そこで神戸市は、港湾と空港のセットによる流通都市としての未来への布石として、自腹を切っての神戸空港建設を決定しました。
空港需要が大幅に伸びれば、拡張できない伊丹空港の代わりに、神戸空港にその便を受け入れ、更には関空の需要が限界になれば、神戸を拡張していくという未来像を描いたわけです。
昨今の関西航空需要の伸び悩みで、その未来像が実現するかどうかは極めて不透明ですが、『拡張可能な神戸空港』を実際に持っていることで港湾・空港のタイアップによる神戸の発展の可能性を少しでも大きくしたいという夢への投資(または投機、または無駄金?)です。
始めにもどって、関西国際空港を神戸沖に持ってきていれば、『アクセスが良く都心から至近で交通の便のよい関西国際空港』『空港との流通連携による神戸港の活性化』『空港・港湾の連携による神戸市の成長』があったはずです。
関空も、今のような低採算であえぐこともなかったでしょう。
No.7
- 回答日時:
元は、田中角栄時代の日本列島改造論にあります。
この時代は、全国に高速鉄道と高速道路を巡らして全国格差を縮めるという目標でしたが、この頃から評論家や経済学者たちが、1県1空港をと評論し始めました。 「空港のない県は、今後、衰退していく。 21世紀は、グローバルな時代で各県はダイレクトに外国に繋ぐ必要がある」などと、マスコミに乗ってアピールしていた。
ある評論家は、関西の地盤沈下を「鉄道会社のトップが関西経済連合会のトップをしているからだ。 空の意識が低い」と言っていました。 このトップは、近鉄の佐伯会長のことです。
このあと関空が泉南に持ってきたのです。
結局、各地の空港も世論に押されたという事で、その世論を焚き付けたキーパーソンが居たという事です。
彼らこそ、自分の説の無責任さを総括すべきです。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
誰もお書きにならないようなので、ひとつ根本を指摘しておきます。
まずいろいろな理由で空港を作りたくても、「お金」が無ければ作ることはできません。また一般会計の予算で空港を作ろうとすれば、いくら有力な政治家であっても無理押しをして作ることはできません。
これを可能にしているお金の出所が「空港整備特別会計」です。特別会計と言うのは他にもありますが、一般会計と違って国会の予算審議を通りません。なぜかというと「○○のために使う予算だから(他とすり合わせて)審議する必要がない」とされているからです。ですので「空港整備特別会計」は空港整備にしか使うことができません。
空港整備特別会計は昭和45年に出来た制度で、それから40年近く経ち、すでに必要な空港はとっくに作り終えているのに、決められたお金が毎年入ってくるため、他の公共事業と同様に地元にお金を落としたい政治家、利権と天下り先を確保したい官僚が結託して採算も合わない新しい空港をどんどん作ってきたのです。
このあたりはダムや高速道路とまったく構図は同じです。
さらに特筆すべきなのは、日本の場合、滑走路を含めた空港機能の運営と空港ビルなどの箱物の運営が別になっていることです。ちなみに空港ビルの運営はかなりの空港で黒字であり、当然のように空港ビル会社の役員に官僚の天下りがあるのです。
作るだけのお金があり、作ると政治家と官僚にうまみがあるので採算の合わない空港がどんどんできるのです。
ちょうど今日、gooのコラムにその仕組みを説いた対談が載っていますのでご紹介しておきます。
JALは潰してこそ甦る:屋山太郎(政治評論家) vs 中条潮(慶應義塾大学教授)
参考URL:http://news.goo.ne.jp/article/php/business/php-2 …
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