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チノとジーンズって特徴や用途の面において、
何が違うんでしょうか?
もちろん、生地の作りが違うのは分かります。
見た目の質感も少しだけ違いますよね。

でも、シルエットはチノでも細いものがでていますし、
ジーンズでもベージュやカーキ、グレーなどのカラージーンズもありますし、
実際に着るときの特徴や用途の面での違いって何なのかな・・・と思って。

ジーンズって個人的にはゴワゴワ感が好きじゃなくて・・・
匂いが付くと取れにくい気がするし・・・。
ジーンズってなんでこんなに売れてるんですか?
私は断然チノ好きですが、
何か私が知らないメリットがあるなら教えて頂きたいです。。

A 回答 (3件)

>チノとジーンズって特徴や用途の面において、


>何が違うんでしょうか?


>実際に着るときの特徴や用途の面での違い
>何か私が知らないメリットがあるなら教えて頂きたいです。

はい。大きな特徴は色落ち。風合いの変化です。
服は売っている状態ではまだ未完成。
まず、サイズをお直しで調整して半分完成。
あとは着込んで自分の体になじむ、また時間とともに
変化するあたりに面白さがあります。
デニムがここまで長く愛された背景には、その色合いの
微妙な変化によって、合わせる服が変わるという
他にはない「特徴」があります。
ワンウォッシュはほぼミッドナイトブルーに近い濃暗色
これは、上に黒やネイビーを持ってきてもモダンな雰囲気で
まとまるし、逆に明るいグレーやベージュを持ってきても
上着の女性っぽい色合いをデニムの男っぽさが中和してよいバランスになります。
少しだけ色落ちしたデニムには焦げ茶もチャコールグレーもよくあいます。黒いジャケットに白いインナーというのは定番。
ミディアムウォッシュ・・・つまりけっこう色落ちの進んだデニム
は、カーキ、ミディアムグレーなどとあいます。
さらに色落ちの進んだデニムは、ネイビーや明るいグレーによくあいます。

デニムの用途というのは一口でいうと、ドレスダウン。
ドレスダウンとは、「決めすぎを避けて、一点崩す」という程度の意味です。
カシミアやベルベットの黒のジャケットなど普段着るには気恥ずかしいけどパンツを色落ちしたデニムにすることで妙に
バランスがとれた着こなし(そもそも先駆者であるアンディウォーホールが着てそれから流行ったんですけど)になります。

さて、オフホワイトチノによく似たアイテムでホワイトジーンズがあります。
どこがどう違うかというと、ホワイトジーンズの方がマリンテイストです。あまり明暗のコントラストをつけすぎずに上品にまとめたいときは、私はオフホワイトチノを履きます。
上半身をグレーの濃淡でまとめた着こなしに欠かせないのは
ゴールドや濃いベージュのチノ。
デニムでは全体が薄汚くなってしまいます。

ネイビーブレザーに合うのは絶対的にチノ
オフホワイトなら完璧。ゴールドっぽい色なら、ピンクの
シャツなどぴったり。

ジャケットの趣味がトラッド系ならチノ
デザイン系やアメカジ、ストリート志向ならジーンズ

そんな使い分けでしょうか。
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この回答へのお礼

回答を有り難う御座いました。

非常にためになりました。
雑誌などで素晴らしいコラムを読んだ後のような
スッキリ感を覚えました。

1つ・・・疑問なのですが、

「別に色の変化なんて楽しみたくない」「買ったときの絶妙な色味が好き」「トップスに合わせて色を選んだ」

などの場合は、

チノの方が良いですよね?私はそんなにお洒落さんでないので、
ボトムスの色が変化して、
そのたびに会わせるトップスが変わるのかと思うと
ちょっと煩わしい気もします・・・。

そんなにすぐには変わらないのなら良いのですが・・・

ドレスダウンも非常に参考になりました。
その場合は、チノをユッタリ目にカーゴっぽく着るってのはダメなんでしょうか??

お礼日時:2009/12/15 10:45

スタイリング&カラーコンサルタントの都外川八恵です。


「チノ」とは、緻密で丈夫な綾織(右斜めの織柄)の綿の一種で、「チノクロス」「チノーズ」とも言います。色は「ベージュ」や「カーキ」が主ですが、そのほか、ネイビーやブラウンなどもあります。もともと軍服に使われたくらい丈夫で、ワークウエアなどにも多く使われています。 「ジーンズ」とは、しっかりとした厚みのある細い綾織で、「インディゴブルー染め」の丈夫な綿織物、またはその布でできたパンツのことです。表面にたて糸の藍色が多く表れ、裏面はよこ糸の白色が勝って見えます。もともとはサンフランシスコの金山労働者のための作業着で、これが徐々に発展して現在の形になっています。 特徴としては、チノはデニムのようなたて落ちはしないので、どちらかというとデニムの方が色落ちによる経年変化を楽しめると思います。 用途は、どちらも丈夫なカジュアルウェアですが、デニムの方がチノに比べてデザインの幅もかなり広く、オシャレ着としても着られる幅が広いのではないでしょうか。
スタイリングとカラーのコンサルティングのことならCOCOLOR(ココカラー) http://www.cocolor.biz
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コットンのパンツは濃色に限らず、染料の発色は時間の経過とともに


褪めていくものです。
私はネイビーのコットンのパンツ(素材はチノより薄手のポプリン)が好きで
よく買うのですがクリーニングの度に色は白っぽくなっていきます。
それがコットンという素材の持ち味なんだと思います。
リネン(麻)などもっと気をつかわないといけなくて、汗でぬれたままにすれば
色が変わって着れなくなったりもします。
リネンはそもそもパンツの素材としては不適当なのだとさえ思います。
自然素材に自然染料(インディゴ=藍)というあたりが自然派志向の人々の
感覚を捉えてデニム人気を作り出したのだとも思います。
一方チノは出自が軍服(CHINA点じてチノ)ですから、そもそも綿100%で
なくてポリエステル混紡が中心。
昔のブルックスブラザーズモデルでもそうだったという記憶があります。
化学染料できちんと染めてありますからそう簡単に色落ちしない。
プレスラインが落ちずに、がんがん穿いても皺にならない。非常に
米国的合理性を感じました。
今のチノは100%綿素材が多いですね。衣料がやすくなって一本の
パンツをいろいろ穿きまわさず、チノでもセンタークリースをつけずに穿く
人が増えたからでしょうか。

>そんなにすぐには変わらないのなら良いのですが・・・
デニムの色落ちは気をつかいます。
最近は本当にバリエーションが豊富で、ディーゼルなどのショップにいけば
必ず自分のねらいにドンピシャの風合いのものが探せるくらいです。
逆に、この色合いと思ったら、落ちてほしくないですよね。
だから洗わないという人もいるくらいで・・・それは不潔なので
デニム用洗剤とかおしゃれ着洗いの洗剤で手洗いするという感じですが
でも落ちます。
最近では、大手メゾンでもデニム素材のジャケットやパンツを出していますが
着ているだけでも袖口とか皺とか色落ちはします。
デザイナーはそれを計算にいれて服を作っていますから着込むとますます
いい雰囲気になってくるわけです。
当然クリーニングの指定はドライですけど、それでも落ちますね。


>その場合は、チノをユッタリ目にカーゴっぽく着るってのはダメなんでしょうか??
最近、またしてもツータック、ハイライズのパンツが出てきてますね。
裾は絞ってますが、以前のツータックパンツとは違ったラインでサイドがすっきりと
細めのライン、デニムがスリム系に走った分、チノやカーゴはそもそも厚手の
ドレープ感を表現したものが求められているのかも。

トップスがレザーとかパーカとか、それも色合いがモノクロっぽかったりする
昨今のトレンドのなかでチノの持つ素材と色合いの存在感は貴重ですね。
ことに、グレー系の微妙な色合いは染料と素材の多彩な組み合わせが生み出す
美しさ。
厚手の綿素材の持つ独特のくつろぎ感は、ツィードやフラノが表現しえない
ラフで気取らない優しさみたいなものがあって、私は好きですね。
カーゴって本来たっぷり着るから茶目っ気があってよかったのに、デニムにすりよって
細くなったら魅力半減ですよ。
私は、近所の散歩とかいまだにダブダブのデニム穿きます。あまり売ってない
のですがバナナリパブリックやGAPではいまだにちゃんとそろえているみたいです。

デニムも商品ですから、ラインや股上、加工の差異で微妙に流行を作り出して
いますよね。
チノも同じで、4年前のツータックチノは袴みたいでさすがに穿けません。
定番にも流行があるから飽きなくて楽しいのだと思います。
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この回答へのお礼

度々恐れ入ります。

ジーンズは特に色落ちに気を遣うものなのですね。
素材ごとに深く考えたことありませんでした。

大変勉強になりました。

多少の色落ちは味が出て良い気もしますが、
買ったときと別物になってしまうのは不安です。

心して買いたいと思います。
本当にどうも有り難う御座いました。
それと、お礼が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。

お礼日時:2009/12/19 21:49

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