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こんにちは、ouenvirosnctchemです。
今日機器分析の試験で次の問題がでました。
「H2分子は赤外活性かラマン活性か、理由を付けて説明しなさい。」
H2はラマン活性であることは分かりました。(教科書に記載されていたので)
・・・がしかし、なぜラマン活性なのか?という理由がわかりません。
電気双極子モーメントμが変化する振動は赤外活性、分極率αが変化する振動はラマン活性である、ということは知っています。つまり、分極率αが振動するからラマン活性であるということは分かるのですが、なぜH2は分極率が変化し、電気双極子モーメントが変化しないのかがわかりません。
・・・わかる方、どうぞ教えてくださいませ。m(_ _)m

A 回答 (1件)

 H2 は HーH ですね。

結合の両端には同じ原子(H)が付いていて対称です。この点が重要です。

 対称なHーHの結合には+,ーの電気的な分極は存在しません。つまり,電気双極子が存在しないんです。存在しないものは,変化の為ようがありませんね。

 一方,分極を考えると,結合の両端の原子が同じですから,δ(+)ーδ(-) の分極とδ(-)ーδ(+) の形の分極は同等に起こります。つまり,分極率の変化は起こります。

 いかがでしょうか。詳細は成書を御覧下さい。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございますm(_ _)m
分子の形を考えると上手く理解することができました。そうすると、当然電気双極子は無いことがわかりますよね。・・・納得しました。ありがとうございます。

お礼日時:2003/06/11 17:34

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