国際貿易におけるD/P決済

国際貿易におけるD/P決済

お世話になります。いつもここで色んな方々の知識によって助けられております。

今回は国際貿易におけるD/P決済に関して質問したく投稿させて頂きました。
私が勤めております会社は海外との取引がありまして、そのほとんどをT/Tの前払いが９０パーセント
８パーセントほどがL/C決済　そして稀にD/P決済があります。

そのD/P決済ですが、当社ではそのD/P決済を行っている企業が
信頼と取引歴史のある企業であることから、お客様が貨物を引き取ってから２週間以内の支払いに
なっております。お客様が貨物を引き取ってから、当社が国内銀行に必要書類を提出し、国内銀行が
お客様国銀行に連絡、そしてお客様銀行がお客様から支払いを受けて決済されます。

ただ、それではD/P決済の本来の意味が薄れるといいますか
お客様が商品代金を支払ってはじめて貨物を受け取れるようにするのが
D/P決済の醍醐味かと思うのですが、お客様が銀行に支払ってから貨物を受け取るには
どのようにすればいいでしょうか

よろしくお願い致します。

No.2 回答者： ha_na_ge 回答日時： 2010/06/09 17:38

航空便で輸出ですか？

すみません、うちは船積が主流なので、あまり詳しくないです。
とはいえ、手段は違えど同じ輸出ですので、船積の場合だったら、で回答します。

＞AWBをお客様に送らずに国内銀行に先に送るのはいいのですが、
＞発送してしまった貨物はどこで止まってしまうのでしょうか。

韓国のCY、CFSヤードで荷物を引き取るまで保管されています。
フリータイム内に荷物を取りに来なければ延滞金の請求が韓国の客先に届きます。

＞そして貨物が相手国で止まったままで取引先が料金の支払いを
＞しない場合、貨物に対して問題は発生しないのでしょうか。

かなりややこしくなります。
この段階では貨物の所有権は相手に渡っておらず、所有権は輸出者にあります。
先方が支払う気がないなら、シップバックしてもらわないといけません。

No.1 回答者： ha_na_ge 回答日時： 2010/06/09 10:32

Ｄ／Ｐの場合、書類が相手国銀行に到着後、相手国銀行が取引先に到着連絡を行い、

決済完了後に書類を引き渡し、取引先はようやく荷物の引取りが可能となりますが
現在のやり方ですと、取引先はL/Gを組んで書類到着前に荷物を引き取っているか、
あなたがB/Lをサレンダーしているかのどちらかではないですか？

このやり方はたとえ長年の取引で信頼関係が築かれていたとしても、非常に危険です。
世界的に不況ですので、輸出相手が資金難になれば最悪代金が回収できないこともあります。

まずは、取引先に「決済業務健全化のため、決済してから荷物を引き取ってもらえませんか？」
とストレートに言いましょう。良識ある企業なら大抵OKしてくれます。

難色を示すようなら、B/Lはサレンダーせず、銀行に書類を渡す際に
「先方にL/Gを組まさないように」と釘を刺せば、先方はBANK L/Gを組めず
決済完了するまで荷物を引き取れなくなります。

しかし、先方が現地船会社と仲がよく、「BANK L/G」ではなく「SINGLE L/G」で
荷物を引き渡す場合があります。
これをされてはどうしようもありません。
取引を考え直す必要があると思います。

100％安全な取引などないと思いますが、できる限り安全な取引はやはりL/C決済か
T/T全額前払いのどちらかかと思います。

この回答への補足

早速のお返事、ありがとうございます。

恐らく当社の国内銀行に対する書類の送付が遅いということも考えられるかと思います。
現在の当社のやり方では、お客様に貨物を送った後に国内銀行に書類の送付をしているので
お客様は無条件に貨物を受け取り、その後当社から書類を銀行に送るというやり方をしていたので
この問題は当社のやり方に問題があるだけなのかもしれません。ha na geさんのメッセージから
そのような気がしてきました。

ただ１つ疑問なのは、D/Pの買取の際に必要なAWBやIV及びP/Lなどを国内銀行に送るのですが
国内銀行に送り、それが相手国銀行に行ってる間に貨物は相手国（韓国）に到着してしまいます。
AWBをお客様に送らずに国内銀行に先に送るのはいいのですが、発送してしまった貨物は
どこで止まってしまうのでしょうか。そして貨物が相手国で止まったままで取引先が料金の支払いを
しない場合、貨物に対して問題は発生しないのでしょうか。

あまりに素人で稚拙な質問になり申し訳ありませんが
ご教示よろしくお願い致します。

補足日時：2010/06/09 14:08