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AlCl3とNaOHのイオン反応式は
Al3++3OH-→Al(OH)3
Al(OH)3とHClのイオン反応式は
Al(OH)3+3H+→Al3++3H2O
ですよね

AlCl3はAl3+と分解して式をたてるのになんでAl(OH)3はAl(OH)3のままなのですか?
Al3++3Cl-→AlCl3としてはいけないのですか?

A 回答 (3件)

これは弱塩基の塩(AlCl3)に強塩基(NaOH)を作用させると弱塩基Al(OH)3が遊離してくる例ですね。

AlCl3の3Clーは強酸(HCl)からきているので、水溶液中では完全に電離して
AlCl3 → Al3+ + 3Cl-
の状態になります。しかしAlイオンは弱塩基Al(OH)3からきているのですぐにNaOHから電離したOHと結合します。
Al3+ + 3OH- → Al(OH)3
というわけです。生成したAl(OH)3は弱塩基なので、ほとんどOHイオンを離さないのです。
これらをすべて一つの式にまとめると、水溶液中ではこんな状態になります。
AlCl3 + 3NaOH → Al(OH)3 + 3Cl- + 3Na+
となってAlとClがくっつくことはありません。こんな説明でよろしいですか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2010/07/11 19:06

水の中でどういう形で存在しているかによって変わります。


イオン性物質は水に溶けていればばらばらのイオンになって分散しています。
AlCl3が沈澱を作っていないのであればイオンとして存在しています。
Al^3++3Cl^-という表現をします。
Al(OH)3は水に溶けませんのでこのままの形で書きます。
Al(OH)3が弱塩基であるというのはその結果です。

確かに塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウムは水に溶けます。でも強酸の塩だから水に溶けるというわけではありません。酢酸アルミニウムは弱酸の塩ですが水に溶けます。
塩化バリウムは水に溶けますが硫酸バリウムは水にとけません。
溶解度は酸の強弱とは別の理由で決まっていると考えてください。

イオン性の水酸化物の塩基としての強弱は溶解度から決まります。
しかし、電離度という考え方をあてはめた場合は強弱によらず1になります。
電離が弱いから弱塩基であると考えるとおかしいことになります。
アンモニアは水によく溶ける塩基です。弱塩基であるのは電離度が小さいからです。
水に溶けて存在しているNH3のごく一部しかイオンに分かれてはいません。(0.1mol/Lで1%程度です。)
電離度は水に溶けて存在している物質のうちイオンになって存在しているものの割合です。
水に溶けずに存在している固体にたいする割合ではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2010/07/11 19:07

AlCl3はイオン状態、つまりAl3+とCl-にわかれていますが、Al(OH)3は沈殿なので電離しておらず、Al(OH)3として存在するからです。

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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2010/07/11 19:04

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