10代と話して驚いたこと

本日(8/22)放送の龍馬伝ですが、
長州に売った船を当初、薩摩名義にして薩摩藩と亀山社中が自由に使えるという契約のところ、
長州からのクレームで、長州名義で長州の許可がなければ薩摩と亀山社中は船は使えないという契約に
(龍馬から長次郎への説得もあり)なってしまいました。
長州との折衝役の長次郎はしぶしぶ納得して長崎に帰り、その旨、社中のメンバーに話したところ、
自分たちは私利私欲には走らないんじゃなかったのかい!とメンバーから非難されるのですが、見ていて納得がいきませんでした。
確かに、契約の内容を変えたことに対して怒るのはわかるのですが、長州がお金を出して買った船を、自分たちが勝手に使えるとする方が、私利私欲に走ってると思うのですが、いかがでしょうか?
どうか、自分の疑問を払拭してくれる解釈がありましたら、ご回答よろしくお願いします。
合わせて、自分もそう思った、あれはおかしいなどの意見でも結構です。よろしく、お願いいたします。

A 回答 (3件)

私も一番さんの回答に同感です。


仲間は契約内容が変えられたことではなく、長次郎の商人根性に腹を立てたのだとおもいます。

長次郎は折衝役を任された時、生来の商人の能力を発揮して、水を得た魚のごとくだったわけですが、
良かれと思ってやったこと(船を自由に使えるようにして後の商売を広げる構想)が、仲間から受け入
れられなかった時に、初めて自分の考えが「サムライ」ではなく「商人」の考え方であったことに気づ
かされたのだと思います。
そしてそれを仲間からもズバリ言われてしまいます。
「サムライ」になりたかった長次郎は居場所がなくなったように感じて、半ばやけでイギリスに渡ろう
としたのではないでしょうか。

この回答への補足

No.1の補足の続きですが、回答者様おふた方の解釈を元にセリフを自分が納得のいくように直してみました。

長次郎「桜島丸は、わしらの船になる言う話は流れてしもうたきに」
要潤「どうゆうことぜよ、そんな話、初めて聞くぜよ」
長次郎「おまんらには言うちょりゃせんじゃったが、船を長州に引き渡す条件に入れたがじゃ。あの船は亀山社中の自由に使えると。船で金を稼ぐ絶好の機会じゃち思うたがじゃ」
要潤「待ちや、長次郎。いつのまにそんな取り決めをしたがぜよ」
長次郎「すまん。わしが交渉役じゃきに、わしの独断で決めさせてもろうた」
仲間たち「わいも知らんかったけど」「わしも知らん」「私もです」
長次郎「おまんらの気持ちもわかるが、この件はわしにまかされちょったけん。けんど、このことは長州の井上さんらも認めてくださったことなのじゃ」
仲間A「おお(何を?)、言いゆう
わしらは私利私欲には走らんじゃなかったのえ仲間B「そうじゃ」
長次郎「まっこと、すまん」
仲間C(陸奥?)「わいらが欲を出したら、まぁ、所詮あいつらは自分らのためにやっとんのやと。薩摩からも長州からも信用してもらえんようになるやろ」
仲間D「それで、わしらの志が果たせんかったら、どうするがぜよ」
仲間A「亀山社中の一員として、自覚を持っていただかんと」
中間E「この白袴に恥ずかしくないようにせんとな」
長次郎「すまん、だいじな船で金儲けを考えた、わしが悪かじゃ」

ポイントは、最初の契約内容が長次郎の独断で進められたこと、そしてその内容を他の仲間は知らなかったことを強調したことでしょうか。
これなら、自分も納得できます。
長次郎がちょっと卑屈すぎるきらいはありますが、これは自分の性格的なものでこうなりました。
もちろん、仲間の一方的な言い草に逆切れするように書こうと思えば書けますが、書くと疲れそうなので、ヤメておきます。

たぶん、お礼に続きます。

補足日時:2010/08/26 01:29
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
たぶん、脚本家や演出家の意図としては、回答者様おふた方の解釈で合っているように思います。
ただ、自分としては、脚本や演出の詰めが甘いように思います。

前後しますが、龍馬が長州の言い分を了解する場面も、本来なら龍馬の一存で長州藩のものにできるはずもなく、薩摩藩にも了解をもらわなければいけないところなのに
龍馬の一存で決まってしまい、なんだかなぁという感じです。
もし、持ち帰って、薩摩に拒否されたらどうするんでしょうね?
あの場面では、龍馬が目先の都合だけで決めてしまういい加減な人間に見えてしまい、演出的にどうかと思いました。

気になったので、船(桜島丸)の実際の契約について調べてみました。
前後の経緯については、これが詳しいですね。
http://www.ryomadna.net/ryoma-kouza/200708030000 …
これを見ると、船を運営する側である亀山社中の仲間が契約内容を知らなかったということはなさそうです。
ということで、自分が補足に書いた脚本もなさそうですね。
私利私欲とか言わず、単純に長次郎が長州藩からもらったお金を私的に流用したため、社中の責めを負い切腹したということでよかったのではないかと思います
ドラマの方は、社中を悪者にしたくないのか、長次郎が自主的に切腹したことになってますが、それもなんだかなぁという感じです。

お礼日時:2010/08/26 02:03

お礼ありがとうございます。


質問者様の詳しい解説で大変勉強になりました。
個人的に長次郎が好きだったので、この回は泣きました。
演出というか、だいぶ実際と違う描かれ方をしているようですね。
岡田以蔵も竜馬伝では俳優さんのイケメンぶりもあってすごく良い感じでしたが、
実際とは相当かけ離れていたようですね。
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この回答へのお礼

お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
気になったので、”竜馬伝 私利私欲”で検索したところ、今は竜馬伝のストーリーを1回ごとにまとめた個人のブログがけっこうあるのですね。
読んでみると、みなさん、製作者の意図通りに理解したようで、自分のように疑問を呈している人は見当たらず、ちょっと残念でした。
長次郎が、船でお金を稼ごうとしたことも、自分は生来の商人としての性(さが)がさせるものと思っていましたが、
社中の経済状況を慮ることによるものと知り、なるほどと思った次第です。

もう1回、土曜日の再放送を見ましたが、また気になる点を見つけてしまいました。
長州藩のクレームの場面で、桂が「坂本君も知っっちょったのか?」というシーンがありますが、これについて龍馬はノーコメントです。
って、ことはこの大事な契約を長次郎まかせにして、龍馬は何も知らなかったようです。これって、本当にありえません。
あと、これは重箱の隅ですが、長崎に戻って長次郎が社中の仲間に「桜島丸は、わしらの船になる言う話は流れてしもうたきに」と言ったのに
じゃあ、どうなったのか誰も聞かないのもありえません。
社中のいざこざのあとで、たぶん要潤の声だと思いますが「終わったことで、長次郎を責めなや」というセリフが入ってました。まったく、その通りです。終わったこと、しかもそうならなかったのですから、なんであそこまで長次郎を責めるのかわかりません。

検索していて、ひとつなるほどと思うブログを見つけましたので、紹介しておきます。
http://blog.goo.ne.jp/yurucho0121/c/fac9c5189858 …
そうなんですよね、龍馬にしても社中にしても、それってどうなのよと思うとこが多いんですよね。

今週(8/29)の龍馬伝も見ましたけど、演出的になんだかなぁというシーンが山盛りでした。
一度気になると、あとを引きますね。
役者も上っ面を演じてるだけで、なんか本質をわかってない感じの人が多すぎる感じです(今週は、草刈と筧が気になりました)。
龍馬にしても、大事(薩長同盟)の前に小事(弥太郎救出)にこだわってみたり、なんだかなぁという感じです。
薩長同盟を結ぶ場面でも、なんか変な反戦思想か、サヨク臭さを感じて、やっぱりNHKだと思わずにはいられませんでした。

龍馬伝は最初の頃から福山龍馬のPV程度の認識で見ていましたが、ここに来て、さすがにこれはないわというシーンが多くなっているような気がします。

また、言いたいことがありましたら、補足にて失礼します。

お礼日時:2010/08/30 00:19

社中の仲間が怒っているのは、長州のクレーム&龍馬の説得で決着した契約の内容ではなく、長次郎が勝手に契約した「薩摩名義にして薩摩藩と亀山社中が自由に使える」ということだと思うのですが。

この回答への補足

お礼後に、再度見直してみました。
ん~、やっぱりなんか違いますね。以下、書き写して、自分の思ったこと(→以下)を列記してみます。
役者と役名がごっちゃになってますが、ご了承のほど。

長次郎「桜島丸は、わしらの船になる言う話は流れてしもうたきに」→やっぱり、自分たちの船になることは仲間たちも知っていたらしい。
要潤「どうゆうことぜよ」→自分たちの船にならないことに異議を唱えていると自分は判断。
長次郎「船を長州に引き渡す条件に入れたがじゃ。あの船は亀山社中の自由に使えると。船で金を稼ぐ絶好の機会じゃち思うたがじゃ」→自分たちの船になる(亀山社中が自由に使える)というのは周知の事実と思われるので、わざわ説明の必要もないのでは?
要潤「待ちや、長次郎。いつのまにそんな取り決めをしたがぜよ」→そんな取り決めとは、亀山社中の自由に使えるということ思われるが、そうなる(自分たちの船になる)のは知ってたんじゃないの?
長次郎「はぁ?」→自分も同意
仲間たち「わいも知らんかったけど」「わしも知らん」「私もです」→あれ?自分たちの船になることは知らなかったんだ。でも長次郎は、最初にわしらの船になる言う話は~と周知の事実として言ってるよね。
長次郎「そりゃそうじゃ、この件はわしにまかされちょったけん。けんど、このことは長州の井上さんらも認めてくださったことなのじゃ」→このこととは、船が亀山社中のもの(自由)になることを指していると思われる。長州藩のものになるなら、最初から認めるもなにもないから。
仲間A「おお(何を?)、言いゆう。わしらは私利私欲には走らんじゃなかったのえ」→でも、自分らの船になるのは知ってたよね?その時点で言うべきじゃないの?
仲間B「そうじゃ」
長次郎「ちょっくら待ちや」
仲間C(陸奥?)「わいらが欲を出したら、まぁ、所詮あいつらは自分らのためにやっとんのやと。薩摩からも長州からも信用してもらえんようになるやろ」→船で金を稼ぐことに怒るのはわかるが、ここではもっと色々な意味で、長次郎に大して怒っていると思われる。
仲間D「それで、わしらの志が果たせんかったら、どうするがぜよ」
仲間A「おまんは、それでも亀山社中の仲間かえ」
中間E「どういうつもりで、この白袴を履いとるがじゃ」
長次郎「なんぜよ、おまんら、まっこと好き勝手なことばかり言いよるの」→、長次郎に同意

ということで、余計わからなくなりました。
どうも、脚本の詰めが甘いように思います。
違和感を感じるのは最初に長次郎が”わしらの船になる言う話は~”と周知の事実であるように話しているのに対して仲間たちが初めて聞いたような態度をとっていることです。
このような重要案件なら、その扱いを知っていて当然ですし、それに対していまさら異議を唱えるのはいかがなものかと思う次第です。
もし、本当に知らなかった、または知ろうともしなかったというなら、あまりにも当事者意識に欠けているという他ないでしょう。
で、結果的には船は社中のもの(自由)にはならなかったわけで、そこまで長次郎を非難することなのだろうかと思います。
で、この非難の激しさから、当初自分は、船が自分たちのものにならなかったのに怒ってるんだなと思ったわけです。それなのに私利私欲に走っちゃダメとか、わけがわからなかったので、今回の質問になった次第です。

たぶん、次の方のお礼に続きます。

補足日時:2010/08/26 00:25
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
録画(気になったので10時のBSを録画しました)したものを見返しましたが、概ねその答えで正しいようです。
このような重要案件の内容については、社中の仲間も知ってて当たり前と思っていた自分の思い込みから質問のように誤解したようです。
長崎に帰って来てからの長次郎の報告で仲間たちは、その契約内容について知ることになったようですが、
今まで自分たちがフォーローしてなかった事案に対して、あの言い方はなんだかなぁと思います。
(実社会でも、自分はなんにもしないのに、文句だけは言う人がいますよね。なんか、そんな感じです。)
しかも、結果的には私利私欲のない形に落ち着いたのですから、あそこまで責める必要もないと思うんですが…
そこのとこも自分が誤解した一因だと思います(そこまで責めるということは変更した内容に不満なのだろうと)。
このシーンは数回見直しましたが、疑問点が解けても、やっぱりわかりにくいです。
逆に疑問点がわかったことにより、仲間たちが、バカというか自分勝手に見えてしまいます。

まだ、言いたいこともあるので、次の方のお礼で続けます。

お礼日時:2010/08/25 12:51

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