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「消防」「消防局」「消防本部」「消防署」それぞれの意味の違いについて。

「消防」とは、火災を防御するとともに予防する“活動”及び“組織”のことだと、
何かの資料で読んだのですが、消防を“組織”の意味でとらえた場合、
「消防」「消防局」「消防本部」「消防署」の定義の違いを教えて下さい。

今、私が認識しているところでは、「消防局」→「消防本部」→「消防署」という
縦の関係で、これらすべてをひっくるめて「消防」と呼ぶのだと思っています。

間違ってますか?

また、「出張所」と「分署」の違いもお願い致します。

よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

消防法の専門家です。



他の方の回答にもありますが、消防は市町村レベルで設置することになっています。しかし市町村というのは規模にかなり幅があります。

横浜市や大阪市のような政令指定都市、またはそれに準じるぐらいの大きな市(千葉県船橋市など)は「局」という名称を利用しています。これは市の財政の規模が大きく自前の組織を十分に持つことができるために、水道局や道路局など予算権限を分散してそれぞれの組織をもっているからです。
「横浜市消防局」が市を代表する名前です。
次に「本部」という名称をもつのはもう少し小さい市です。たとえば埼玉県上尾市などが上げられます。これくらいの市だと局というほど大規模ではないものの消防署や分署をいくつか持っているために、総合的に指令を出す(119を受けることも必要)司令塔が必要になるために、「消防本部」が置かれるからです。このような市町村では他の部局も行政部・総務部のように、「部」という名称を用いているようです。名称としては「上尾市消防本部」という名称になります。
次にもうすこし小さい市町村で消防署を1つもっていれば足りるようなところは消防署、ですむわけですが、たぶん市町村を代表して「○○市消防署」というところは無いのではないかと思います。最低でも○市消防本部か○市町村広域消防組合(消防本部)です。
ちなみに東京は警視庁というのと同様、消防も消防庁といいます。規模がちょっとした国家並なのと、日本の首都であるための特別性が考慮されて国家組織なみの扱いだからです。

ところが市町村でも規模が小さい(人口が少なくて予算がすくない)と、特に地方だと行政面積だけは広いため、市町村が連携して行政組合を作りそこに消防本部を置くこともあります。
wikiに一例がありましたので参考にして下さい:http://ja.wikipedia.org/wiki/山武郡市広域行政組合

ということで
「消防」は消火活動・火災予防活動をする組織の総称です。
「消防局」は規模の大きい市で、他の部署(水道とか土木・建築)が局という大きな組織であることが多いです。
「消防本部」は各市町村にいくつか消防署がある場合で、「局」というほど大きな組織ではないときに使います。これが一番多いと思います。
「消防署」消火活動をする1単位です。つまり市町村で火事や事故・救急があったときに必要とする装備・人員をそろえているわけです。
「出張所・分署」これは市町村によって若干異なります。たとえば東京の出張所は1000平米以下の建物であれば消防関係の届出などを処理しますが、横浜市の出張所は事務仕事はしません。
どちらも「消防署」というほどの装備・人員は配置していないけれども、必要な装備を持っている。というレベルです。

会社でも大きな会社だと事業部という形で独立採算制を取っていることが良くあります。ひとつの事業部が社内の会社単位になっていて、たとえば家電事業部の赤字は(決算としては現れるけど)他の事業部から埋め合わせは原則しない、などのルールがあります。消防局というのはこのくらいの規模です。
中堅企業から中小企業までは総務部・営業部・生産部などの部制をとっています。相互に関連しながら予算はひとつで会社の損益が決定します。これが普通の市町村の消防本部だといえます。
零細企業だと仕入れや販売ひとつとっても規模が小さいため、零細企業同士で仕入れ組合や販売組合を作って共同で行うことがあります。
これらが消防組合で、どこかに消防本部が置かれるのです。
消防署は営業所と同じレベルと考えればいいと思います。

この回答への補足

それぞれの関係性はすごく理解できました。
それを踏まえて、追加で質問をさせて下さい。

基本的に、消防本部というのは市町村ごとに1ずつあるのでしょうか?
例えば、埼玉県上尾市には消防本部が1つあり、消防署がいくつか点在している
ということでしょうか?

規模の大きな市町村では消防本部が複数あったり、
また、規模の小さいところでは、消防本部だけがあって、
消防署はないのでしょうか?


よろしくお願いします。

補足日時:2010/09/28 15:09
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
非常に分かりやすかったです。

お礼日時:2010/09/28 14:54

消防:火災に関する一切合切を言うのでこれが消防だという厳密な定義はできません


消防局:市町村の消防に関する事務を行う部門です、市町村の規模によっては局がないこともあります
消防本部:消防組織内で消防活動を統括する部門です 119もここにありここから指令が出されるのです
消防署:直接消火活動や火災予防活動を行うところで消防活動で最も重要な部門です
区がある都市では消防署の名称は区の名前になることがおおいです
ここに消防車や救急車などが配属されます
この下部組織として分署や出張所や駐在所を置いている市町村もあります
◯◯区消防署 △分署 □ 出張所 ▲分室 ●駐在所 の順です
ただし自治体が個別に組織するので自治体によっては存在しない部門もあります

どの消防組織も親分は市町村長ですが東京都の区部は東京都知事です
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
感謝致します。

お礼日時:2010/09/28 14:55

定義というか、先ずは組織図的な回答をしてみます。



始めに消防とは、消防組織法(昭和22年法律第226号)第1条に定められているように、火災その他の災害から国民の生命、身体及び財産を守り、住民生活の安全を確保することを目的としています。

また、その責任は、住民に身近な自治体である市町村とされており〈消防組織法第6条〉、市町村においては消防行政が重要な位置を占めています。

ここで組織図となります。簡単に並べてみます。先ず「消防」ということから「組織」として、一番トップにくるのは(つまり日本国として)、「総務省消防庁」です。

そして各都道府県に分かれるのですが、消防の組織としては、さらもう1つ細かく各市町村に国から分かれています。

1)総務省消防庁
 ↓
2)消防局/消防本部
・自治体のトップ
 ↓
3)消防署
・自治体内の個別(区や町・地区など)
 ↓
4)分署
 ↓
5)出張所
 ↓
※)消防団→分団

(2)の消防局/消防本部は、自治体の組織組合数(市・郡・町・村など)によって、違うだけで実務内容的にはそんなに変わりません。

ご参考までに☆
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
感謝致します。

お礼日時:2010/09/28 14:56

消防:火災を防御・鎮静するとともに、火災を予防する活動、及び組織。



消防本部:日本における消防専門の市町村部局。

消防署:消防本部の業務実施機関。

消防局:一定規模の都市(人口概ね30万人以上)の消防本部を消防局と称することが多い。


縦の関係は以下。

1.消防本部(消防局・東京消防庁・安全管理局・消防防災局)
2.消防署(分署)
3.出張所(分遣所・機関員駐在所)


間違ってたら正直すまんが、消防本部が(市町村ごとの)統括で消防署が実働部隊だろうな。
出張所と分署は分からんかったが、おそらく消防署=分署だと思われる。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
感謝致します。

お礼日時:2010/09/28 14:56

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