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オイラーの関数φ(ab)=φ(a)φ(b)の証明を
わかりやすく教えてください。

自然数nを素因数分解して n=(p^α)・(q^β)・(r^γ)・・・ と表せるとき、
オイラーの関数は
φ(n)=n(1-1/p)(1-1/q)(1-1/r)・・・
となる証明の途中でφ(ab)=φ(a)φ(b)が出て来たのですが、
この式の証明よくわかりませんでした。

A 回答 (7件)

>これは順序が逆です。


>
>φ(n)=n(1-1/p)(1-1/q)(1-1/r)・・・を証明するために
>φ(ab)=φ(a)φ(b)が出て来て、φ(ab)=φ(a)φ(b)の証明が
>わからないのです。

まったく「学習の方法」が分かってないのですね.
証明が分からないというから
逆手にとって
証明対象が正しいと認めて
まずは具体例で考えてみなさいと
アドバイスされてるのが分からないのですか?

そもそも・・・既約剰余類を導入して
abの既約剰余類と,aの既約剰余類とbの既約剰余類の組が
1対1に対応するということを証明するだけなんだから
まずは具体的に
a=5,b=3とかで手を動かせばいいのです.

(1) 15の既約剰余類は 1,2,4,7,8,11,13,14
(2) 5の既約剰余類は 1,2,3,4
(3) 3の既約剰余類は 1,2

(2)と(3)のペア(m,n)と(1)の値 3m+5n を対応させる
(1,1) -> 8
(1,2) -> 13
(2,1) -> 11
(2,2) -> 16 -> 1
(3,1) -> 14
(3,2) -> 19 -> 4
(4,1) -> 17 -> 2
(4,2) -> 22 -> 7

逆に,(1)の値に対しては 3*2+5*(-1)=1(ユークリッドの互除法)を使って

1 -> (2,-1) -> (2,2)
2 -> (4,-2) -> (4,1)
4 -> (8,-4) -> (3,2)
7 -> (14,-7) -> (4,2)
8 -> (16,-8)-> (1,1)
11 -> (22,-11) -> (2,1)
13 -> (26,-13) -> (1,2)
14 -> (28,-14) -> (3,1)

この二つの対応は明らかに互いに逆写像になっているので
abの既約剰余類と,
aの既約剰余類とbの既約剰余類の組が
1対1に対応する
のが見えるのです.

これを一般的に書けば証明です.
はっきりいって
具体的に数字で書き下せば納得できるでしょう.
この手の初等整数論に限らず
数学で泥臭い手計算を避けるのは愚策以外の何物でもありません.
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
だいぶわかってきました。

> まずは具体例で考えてみなさいと
> アドバイスされてるのが分からないのですか?
φ(n)=n(1-1/p)(1-1/q)(1-1/r)・・,φ(ab)=φ(a)φ(b)に
数値を代入して成立するのはわかります。

わからなかったのは
・既約類、既約剰余系、既約代表の一組の概念の違い
・φ(a)、φ(b)の既約剰余系の「組」をφ(ab)の既約剰余系に対応させる
・φ(ab)→φ(a)、φ(b)に対応させるところ
でした。

お礼日時:2011/03/10 11:08

n=ab で、a,b は互いに素とする。



互いに素なので、a,bを素因数分解するとき、共通の素因数は無い。
a の素因数分解を、ΠPi
b の素因数分解を、ΠQj
とすれば、
n=ab の素因数分解は n=ΠPi*ΠQj
となり、
オイラーの関数は
φ(n)=nΠ(1-1/pi)*Π(1-1/Qj)
  =abΠ(1-1/pi)*Π(1-1/Qj)
=aΠ(1-1/pi)*bΠ(1-1/Qj)
=φ(a)φ(b)
となり、等式は成立する。

ポイントは、互いに素なので共通因数が無いので
素数をaからのものと、bからのものに分けることが出来る
ところです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/03/10 11:09

φ(n)=n(1-1/p)(1-1/q)(1-1/r)・・・


の式で、
a=14=2*7
b=15=3*5
n=14*15=210
として、
φ(210)=210(1-1/2)(1-1/7)(1-1/3)(1-1/5)
と、
φ(14)=14(1-1/2)(1-1/7)
φ(15)=15(1-1/3)(1-1/5)
を比べてください。
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この回答へのお礼

これは順序が逆です。

φ(n)=n(1-1/p)(1-1/q)(1-1/r)・・・を証明するために
φ(ab)=φ(a)φ(b)が出て来て、φ(ab)=φ(a)φ(b)の証明が
わからないのです。

お礼日時:2011/03/09 21:25

>φ(ab)=φ(a)φ(b)の証明がわからなかったとしか


>いいようがないです

それではアドバイスのしようがありませんね。
どんな証明が書いてあって、最初に分からなかった箇所はどこですか?
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この回答へのお礼

合同の観念を応用して、φ(n)の意味を練れば、
簡単にφ(ab)=φ(a)φ(b)が解決するとあり、
既約類、既約剰余系を導入するんですが
これがよくわからないです。
次にay+bxを考察しφ(ab)とφ(a)などの既約代表を考えるのですが
これもよくわかりませんでした。
連立合同式を使う他の証明もあったのですが
お手上げです。

お礼日時:2011/03/09 21:36

a,bは互いに??とする。



なんて書いてありませんでしたか?
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この回答へのお礼

a,bは互いに素です。

お礼日時:2011/03/09 09:43

具体的にどの辺がわからなかったか説明できますか?

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この回答へのお礼

φ(ab)=φ(a)φ(b)の証明がわからなかったとしか
いいようがないです。

お礼日時:2011/03/09 09:42

φ(ab)=φ(a)φ(b) の証明が書かれていたけど、よくわからなかった。


という意味ですか?
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この回答へのお礼

そうです。

お礼日時:2011/03/08 12:17

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