プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私はあまりよくわからず無知なので、意味不明な質問をしているかもしれませんが、
原発がこれ以上どうなるかわからない、民間に被害の可能性があるのなら、
廃炉するしかない…。という話を聞きました。
もちろん膨大なお金がかかりますが、日本を守る為には廃炉した方がいいのでは…と
いう思いもあります。

ですが、廃炉ってそんな簡単に出来るのですか?
廃炉するためのお金のリスク以外に踏み切れない理由を教えて下さい…。

すいません次にすぐPCを仕事で友人が使うので自分で調べる余裕がありませんでした…。

A 回答 (4件)

同じ内容の質問に回答したので引用を。



福島原発ということですが、厳密には

1)福島第一原子力発電所の1~4号機
2)福島第一原子力発電所、5~6号機
3)福島第二原子力発電所、1~4号機

の3つに分けて、技術面と地元同意の両面から
考える必要があるでしょうね。


先ずは技術面から。

1については設備が破壊され、一部は原子炉圧力容器
内部に海水を注入していますから、技術的にも復旧が
困難です。
まず容器内部の塩類を除去しきれない。
放射性物質の除染は、まぁ費用次第ではできないことも
ないかも知れませんが現実的ではない。

2に付いては、今のところ主たる設備類に大きな損傷が
ないことも期待できますから、技術面では再起動も可能
でしょう。

3は設備破壊が起きずに停止していますから、技術的には
再開に問題はなさそうです。


次に地元同意の面から。
法令にも地元(福島県等)と東電が結んだ協定にも、停止した
原子炉を再稼働させる場合に地元の許可が必要とはなって
いないんです。
起動の通報(通知するだけ)で良い。
まぁ、地元が報告を受け取らないなんて超荒技で門前払いする
ことが可能かもしれませんが。

ただし、地元との関係を上手くやりたいという側面から、東電は
地元(県知事)の同意なしには起動していません。

この「規定と実運用の差」が問題。

福島第一1~4号機については、まぁ100%地元の同意は取れ
ないでしょう。
5~6号機についてはどうなんでしょ。
私は100%同意されないと見ていますし、それを東電も順守すると
は思いますが、問題はこの夏の受給ですかね。

このまま福島第一全体が止まったままだと、夏に電力制限等が
入って経済復興に大きな支障があるとなったら、ひょっとしたら
5~6号機に限っては再稼働させるというシナリオが出てくるかも
しれない。
その時はある程度時間も経過して喉元過ぎれば...って人も増える
でしょうしね。
大多数の人が経済を優先しちゃって政権に再稼働圧力を掛けたり
したら、ひょっとすれば再稼働するかもしれない。

福島第二についても99%地元同意が出ないとは思いますが、上と
同じ理屈で再稼働するかもしれない。

むしろ福島第一5~6号機よりは再稼働の可能性が高いでしょうね。
というのも、一応はECCS類が働いて停止していますから。
これを認めないとなると、他原子力も色んな理由で停止(事故に
限らず改造のための停止とか定期点検のための停止とか)する
状況はありえますので、極論すれば、日本全国の原子力発電所が
停止という事態もあり得ますから。

例えば新潟とか福井が「福島とは違うから」と許可するか内諾するか
しない限り、他県の原発も止まっちゃう可能性が高い。
となると、影響範囲が広すぎるので、福島第二はなんとか再稼働という
意見は(東電とは言わず、その時期の政権内部や経済界から)こっそり
出るでしょう。


廃炉は技術的問題だけですから読みやすいですね。
今後は被害範囲・状態等を調査して廃炉方法を決定することに
なるでしょうが、破壊された炉の廃止方法としてはチェルノブイリの
石棺方式が有力な実績としてありますから。

恐らく、原子炉建屋外部にぴったり付けた感じで石棺を作り、それ
以外の部分は除染で対応する、センサー類を増設して遠隔モニタ
リングする、自動通報装置を設置する等ですかね。


廃炉するためのリスクですか?
今の所無いように思えます。
むしろ破壊された設備を修繕して再稼働させるリスクの方が現時点では
大きいんじゃないでしょうかね。

とりあえずしばらくは流動的な部分を(少しは)含んだ、デリケートな問題
ですね。
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通常運転していた原子炉を廃炉するコストは一基あたり800億円から1000億円。


原発でいちばんコストがかかるのは、放射能の封じ込めにかかるコストです。
福島原発では爆発のため高濃度の放射能が飛び散っています。
福島原発の場合は通常の廃炉の数倍のコストがかかるでしょう。
また後始末に数年から十数年の単位で時間がかかります。
コストだけでなく時間の面でも、廃炉は簡単にはできません。
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ANo.2さんの補足的回答です。



新潟に住んでいますが、柏崎原発は微妙な感じです。
(1)同じ東電の原発であること
(2)中越沖地震で被災した際、火災を発生させている。


特に(2)について、その対応の為、地元の柏崎市などが原発に対して停止命令を出した過去があり、現在でも運転再開されていない炉があります。ですので、今回の事故をうけ更に運転再開の許可は出ないだろうという意見もあります。


質問にある廃炉に出来ない理由として、東電管内の需要の多さがあると思います。
首都圏、関東を抱えてる関係で、電気がストップしてしまうと多大な影響が出てしまうエリアです。
現在、上記の柏崎原発など、被災していない発電所・炉がフル稼働で運転していますが、それでも周知の通り足りない状況です。そのため、おいそれと廃炉に出来ない状況だと思います。老朽化が叫ばれても停止しなかった理由でもあると思います。
また、今回の事故を受け、今後新たに原発を建てる事は困難になるのが目に見えてますので、すでにある発電所をなんとか再稼動させたいのだと思います。


首都圏のJRの山手線などは東電とは違う外部電力を使っていますが、この外部電力を発電している水力発電所で取水に対する不正が発覚したため、利水権を停止された事案があったのですが、現在は緊急事態ということで、流量を維持出来る限界放水で発電をしたり、また、具体的な数値は公表されていませんが、東電管内の供給不足を補う為に、被災した東北電力から(余剰分のみ)電気を融通してもらっていたそうです。そこまでして首都圏の電気需要に支えている状態です。ですので、電力会社としてはなんとしても原発を止めるのを避けたいのだと思います。

それでは、失礼します。
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簡単にはできませんが、


既に、海水ぶちこんだ原子炉は、事態収拾後、廃炉・封印決定ずみ、
残りの原子炉で運転再開、代替原子炉新設工事を行います。
日鋼室蘭の特殊鋼を使用した今回の教訓生かし安全性高いものとなります。
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