
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章で今までで一番よかった録音のCDは何か。 あと、ヨーロッパ諸国のほうでは何故曲がとても速いのか。ラフマニノフの自作自演による演奏のCDを聴いたが、本人の感性を尊敬することから、どのプレイヤーも速く演奏するのか。正直、自己満足のためかと思うほど速いときもあり、楽想にあっているかというとかならずしもそのかぎりではない。
因みに、私は今まで聞いたラフマニのピアノコンチェルト第2番は辻井伸行さんが一番であると感じる。
ラフマニノフの生涯の一部を反映されたと言われる第2番。
しかし近年の演奏家の心境たるものの不甲斐なさに今、もう一度考えたいと思う。
どのような私論でも構わないので、書いて頂ければ幸いである。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
モーラ・リンパニー
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC% …
私は、この曲に、特に、思い入れが、無いので、日本人では、
想像も付かない、民族的で、ダイナミックな、演奏を、聞かせてくれる、
アシュケナージさんで、十分満足しています。
質問者さんは、叙情的な演奏が、好みだと、勝手に、解釈して、
表面的には、大きな、抑揚は、ありませんが、聴くほどに、
深く引き込まれてしまう、この方の、ラフマニノフの、演奏を、
お勧めします。
この方の、ラフマニノフは、他の、ピアニストと、
何か(上手く表現出来ません。)、明らかに、空気感が、違います。
(独特の柔らかさと、力強さが、あります、)
ちなみに
通の間では、「モーラおばさんの、ラフマニノフ」と、言われている、
そうです。
No.3
- 回答日時:
一度ラフマニノフをオケと一緒に演奏したことがあったので聞きまくりましたが、一番参考になったのはヴァン・クライバーンの演奏でした。
ほかの方はできないようなのですが、なんと全ての音が(オケが弾いていても)聞こえるのです。あれのおかげで「コンチェルトとはオケにサポートしてもらうのではなく、オケとバトルなのだ。つまりソリストなのだから、オケ全体と同じぐらい、聞こえなければいけない」と思い知りました。
3番も聞きましたが、あせらず、技術を見せびらかすでもなく、音がきちんと全て聞こえていて秀逸でした。
この回答への補足
ご回答頂き、誠にありがとうございます。
コンチェルトは、オケはサポートをするのではなく、協奏をします。
競争ではありません。(回答者様の伝えたいニュアンスは分かります)
コンダクター、ピアニスト、オケ、総勢が協力して奏でるものであると私は思います。
各々の音の調和により成り立つハーモニーこそ、コンチェルトの真髄ではないでしょうか。
優秀なコンダクターというのは、オケもピアノも殺さないはずです。
とても勉強になります。
本当に、ありがとうございます。

No.1
- 回答日時:
私が最も良いとおもった演奏はリヒテルの演奏です。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/340508
リヒテルは、ラフマニノフの自作自演とは異なりピアノを朗々と歌わせ、重厚でスケールの大きな音楽を強靭なタッチで打ち込んでいます。近年の演奏が、自作自演よりもロマンティックな路線をとる傾向にあるのは、この演奏による影響が大きいという意見もあります。この曲を評価していない人を稀に見ますが、その人達の批判のほとんどは「オケが悪い」とか「録音のバランスが良くない」というもので、『ピアノがよくない』というものはめったに見ません。これも、リヒテルのピアノ演奏に関しては非難できる部分がないということの裏返しです。
>ヨーロッパ諸国のほうでは何故曲がとても速いのか~自己満足のためかと思うほど速いときもあり・・
そうですか? 私は全然そう感じませんが・・・。この曲の演奏では、ロマンティック・センチメンタルなアプローチのものが大半を占め、作曲者の自作自演と比べて違ってむしろ遅くなっています。
だからこそ、このような↓ 今までの路線を改めて原点回帰を意図した演奏もされるのです。http://www.hmv.co.jp/product/detail/1795216
なぜ、質問者の方はそのように感じたのでしょう。辻井さんの演奏と比較してそう感じたのですか?
だとすれば、辻井さんの演奏が一般的なものより遅いと考えるべきではないでしょうか。
>ラフマニノフの生涯の一部が反映されたといわれる第二番
この部分も、私にはあまりよく理解できません。
この曲がラフマニノフの作曲家としての出世作となったことは間違いありませんが、
当時ラフマニノフはまだ20代でしたし、べつに生涯の一部は反映していないと思います。
グールドの言葉に『作曲者がその曲の最も優れた解釈者だとは限らない』というものがあります。音楽とは演奏者が自由に自分らしい表現を模索・探究していくもので、なんでもかんでも「作曲者の意図に忠実に」と縛られて、そこで思考を停止させてしまうのは私もどうかと思います。ただ、楽譜に忠実な人でも、非常に深い読みで音楽を聞かせてくれる人や、楽譜に忠実であって初めてわかる良さというものもあります。世界的に視野を広げてみれば、近年の演奏家でも個性的な人・忠実な人といろいろいて、それぞれにそれぞれの良さがありますから、「近頃の演奏家はなっとらん」などと思うことはありません。
この回答への補足
回答頂きありがとうございます。
ラフマニノフの生涯の一部が反映されたといわれる第二番
この部分も、私にはあまりよく理解できません。
という考えも、確かにそうかもしれませんね。
しかし、当時の時代背景を考えれば、20代でも彼の感性は非常に研ぎ澄まされたもので
あったのではないでしょうか。
私はそのように思います。
あなたの回答はとても良い勉強になります。
ありがとうございます。
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