
溶解度席は[Ag+][Cl-]=1.0×10^(-10)(mol/L)^2
1LのAgClの飽和溶液にHClを1.0×10^(-3)mol 加えると何molのAg+が沈殿するか、という問題です。
解答では、初めに溶けている[Ag+]=[Cl-]=1.0×10^(-5)mol/L(=mol)なので
Cl-=1.0×10^(-5)+1.0×1.0×10^(-3)mol≒1.0×10^(-3)molより、
Ag+=1.0×10^(-7)mol溶けるので、沈殿するAg+は1.0×^(-5)-1.0×10^(-7)molだと書いてありますが、
なぜCl-が沈殿しないのか分かりません。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
Cl- も沈殿します.
問題は,その量がどのくらいか,なのです.
AgCl になって沈殿するので,Ag+ の減少分と同じだけのCl-の減少がおこります.
もともと溶けているAg+はべらぼうに低濃度 (10^-5 mol/L) です.
1L あっても,1.0×10^-5 mol しかないのです.
そこから沈殿できる分も当然ごくわずかな量です.
一方,加えた Cl- は (相対的には) 膨大な量です.今の場合なら,1.0×10^-3 mol 加えるわけです.
100倍です.
もし,全部のAg+が沈殿しても,それによって減少する Cl- は1.0×10^-5 mol ですから,もとから見れば1%しか減少しません.実際にはもっと少ない量しか沈殿しないので,沈殿によって減少しても,Cl-の量には変化があるようには見えません.
それにもともとCl-も10^-5 mol/L はいるわけですしね.
ということで,沈殿による Cl- の変化は無視してもよいはず,ということで 1.0×10^-3 mol/L で計算していいのです.
わかり安い解答をしていただきありがとうごさいました。
Clが過剰=Clはほとんど解けている≒Clはすべて解けていると近似可能
ということですね。
No.2
- 回答日時:
Cl-も沈殿してます。
そもそも溶解度積というのは
A + B = AB
の平衡定数ですので、沈殿する形はABの形で沈殿します。
なので、ここではAg+はAgClとして沈殿します。ということはそのパートナーであるCl-も同時に沈殿しているということを表します。
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