
とある模試の正誤問題で、「第一極体と第二極体の遺伝子構造は異なるか」(問題文そのままではないですがこんな感じだったと思います)という問題があって、これが正しい、となっていたのですが、その理由が回答を見てもはっきりと書いていなかったんです。
これが正しいということは、卵だけでなく第二極体にも精子の遺伝子がはいっている、つまり一次卵母細胞の時点で受精が行われ、その後に第二極体と受精卵に分かれる分裂を再開する、ということなのでしょうか。
教科書や参考書をよむと、第一分裂中期で極体と一次卵母細胞になったあと、いったん減数分裂が止まり、輸卵管で受精後に分裂を再開、第二極体が「放出される」ということは書いてあるんですが、分裂がその前なのかその後なのかが書いてありません。インターネットでも調べてみたのですが、はっきりと詳しく書いてあるページがみつけられなかったので、困っています。
文章に説明不足のところがあるかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
第一極体は染色分体が2本で,第二極体は染色分体が1本という事を理解しているか確かめる問題なのではと思います。
話を簡単にするために,一対の相同染色体で説明しましょう。そこにAaが乗っているとします。
減数分裂は,まず染色分体を複製し,相同染色体が対合して二価染色体が形成されます。
AAaa
減数第一分裂は,二価染色体が分離する,異型(核)分裂です。ここで染色体数を減数します。
AAaa→AAとaaに分裂し,このどちらかが第一極体となります。いま,aaが極体になったとしましょう。第一極体は,さらに分裂するケースとしないケースがあります。
次に,同型分裂の減数第二分裂に入りますが,中期で休止し,受精を待ちます。精子が卵に侵入後,核融合前に分裂が再開され,第二極体が放出されます。
AA→AとA
このケースでは,第一極体は遺伝子aを持ち,第二極体は遺伝子Aを持ちます。異なりますよね。よって正解と思います。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
おすすめ情報