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 こんな研究がなされているか分かりませんが、ふと疑問に思いましたので質問させてもらいました。
 例えば夫と妻が共に二十歳の夫婦の場合、通常は夫の精子も妻の卵子も健康そのもので量・質ともに申し分ないでしょう。従って、そのときに生まれる子供は何の遜色もない元気な赤ちゃんが生まれる可能性が高いと思います。ところがその夫婦が二十年後に共に四十歳になったとき、夫は酒やタバコを覚えコレステロール値もあがり、会社の人間関係や住宅ローンなどの経済的な不安でストレスの多い生活になり、妻にも更年期障害の兆しが表れはじめた頃、この夫婦に赤ちゃんができたとしたら、あの二十年前と同じ元気な赤ちゃんが生まれるのでしょうか? 彼等夫婦がこの間に経験した肉体的・精神的ストレスや老化、病気などはそれぞれの精子と卵子を介して子供に影響しないのでしょうか?
 実は、私は今年33才ですが、このところ急に老け込んだように思う事があります。白髪が増え、筋肉の代謝も衰え、性的な欲求も減退して感情の起伏も少なくなりました。私の両親は両方とも高齢で私を生みました。私を生んだときの父親の年齢は六十二歳、母親は四十三歳です。つまり、二人とも若く活発なころよりは明らかに年老いてからの出産となったわけです。同じ夫婦の間に生まれるとしても、その両親が若いうちに生まれる場合と、年老いてから生まれる場合とでは、その子供の資質に影響が出て来るのではないかと思うのですがいかがでしょう? やはり年老いた夫婦の精子と卵子も年老いていて、そこから生まれる子供は明らかに何らかの影響を受けてしまうものなんでしょうか? もしもそうであるなら子供は若いうちに生んだほうがいいのでしょうか? ちょっと悩んでいるので皆様のご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願い致します。 

A 回答 (5件)

 #4に回答したものです。



#3の方がかかれた、年齢リセットシステムに関わっているのがテロメラーゼです。
テロメアが短くなっていく事が老化の原因の一つであるので、テロメラーゼが発現している卵巣・精巣の細胞は老化しないと言ってもよいでしょう。

 それから、#1の方も書かれていますが、卵細胞は母親が胎児の時に作られています。
(つまり、おばあちゃんの体の中で孫になる卵が作られているという事です。)
卵は胎児の時に作り終わっており、細胞分裂をせずにいるわけですから、遺伝子もそのまま保存されています。なのでいくら母親が不摂生をしたとしても卵の遺伝子には影響を与える事はないでしょう。
 
 ただし、受精後胎内で成長する過程で親の生活習慣病の影響があってもおかしくありませんね。(この辺は詳しくはわかりませんが・・・。)

 また、ヒトの免疫力は30歳くらいをピークにだんだん下がっていきます。免疫力がなくなるということはそれだけ色々な病気にかかりやすくなるという事です。なので、妊娠期間の事や育児の事を考えると、なるべく早く子供は生んでおいたほうがいいのでは?と思います。
 
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この回答へのお礼

 再度ご回答いだいて感謝です。

>おばあちゃんの体の中で孫になる卵が作られているという事です。

 ポロッ・・・。あ、これはいま目から鱗が落ちた音です。
 へぇ~、やはり人体の神秘は図り知れませんね。しかもその卵子が細胞分裂などしない以上、後天的な遺伝子の影響はないと考えられるのですね。

 受精後に関しては一般的に妊婦の喫煙や飲酒、薬物使用がこの上ない悪影響を与えると聞きます。やはり、子供を作るというのはとても責任のあることで、健康な赤ちゃんのために妊娠中は妊婦さんに限らず家族が協力して生活習慣を見直すことが必要でしょうね。ボクも劣悪な生活習慣で暮らしてるなぁ・・・反省。

 とても参考になりました。今後とも宜しくお願い致します。
 ありがとうございました。
 

お礼日時:2002/10/19 03:35

 テロメアって知ってますか?染色体の末端にある塩基配列の事です。

このテロメアは細胞分裂の度短くなっていきます。なので、若い人の細胞と年をとった人の細胞の染色体を比べると年を取った人の方が短いという事になります。
 それでは、年をとった、染色体が短くなった細胞から作られる卵細胞も年をとったものなのでしょうか?
 答えはNOです。
生殖細胞を作る器官にはテロメラーゼという、短くなったテロメアを伸ばす酵素が存在しています。
なので、若い人から作られた卵も年をとった人から作られた卵もテロメアは同じ長さになります。
なので、細胞的には親の年齢によらず、一定という事になります。

 ただし、年をとると卵細胞形成の際の減数分裂で染色体の不分離が起こりやすくなったりもするので、健康な子供を産むためには、あまり遅くなりすぎないほうがよいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

 お礼が遅くなりすみませんでした。

 いや~、テ、テロメア・・・ですか? 初めて聞きました。改めて素人の分際で難しい質問をしてしまったのかなと反省しております。

 そのテロメアを助けるテロメラーゼという酵素の働きで、精子や卵子は年齢に関係なく若い頃の遜色のない資質を維持できると理解してよろしいのでしょうか?

 #3の方のお礼にも書かせて頂きましたが、わたしは根本的に後天的な不摂生などが引き起こす健康トラブルは、少なからず遺伝子レベルで承継されるのではないかということを前提として思い込んでいるのですがいかがでしょう?

 これがそもそも間違いだとすると、わたしの質問も杞憂に終わるのですが・・・。

 「老化」に留まらず、成人病や食習慣・喫煙・飲酒などによって体内に後天的に派生する肥満・高血圧・循環器病などの生活習慣病や日頃の不摂生から受ける活性酸素などの影響は、正常な細胞分裂の妨げとなり、延いては遺伝子に何らかのキズがつくとすると(←これも生物学上の常識からするとあり得ない話かも知れませんが)、そのような経験を体内で日常化させてしまう年齢に達する以前に子供を作る方が、結果的にその子供の将来的健康の維持や若さの維持に繋がるのではないかと思ったのですがいかがでしょう?

 結局のところわたしには、単純に、中学生くらいの少年の精巣で作られる精子や初潮の頃の卵子と、60代くらいになって前立腺機能に障害が生じた初老の人の精子や閉経寸前の卵子とが同じくらい元気で遜色がなく、同じ男女の子供であればいつ出産しても同じ赤ちゃんが誕生するというのが信じられないのです(高齢出産に伴う分娩段階でのリスクは別として)。これは生物学的な知識も常識もない素人の単なる思い込みなのかも知れません。

 う~ん、いずれにせよ、わたしが理解できる次元領域ではないのかも知れませんが、またお暇があれば、是非お立ち寄り下さい。

 ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/11 15:28

某教育機関で生物教えています。


卵子は確かに母胎が高齢になると老化しますが、受精卵は受精の時点で年齢リセットされるので老化が早くなるということはありません。
もし親の年齢で子の年齢が決まるなら、出産平均年齢の高い国では平均寿命が短くなるはずですが、そうはなりませんよね?
受精は未だに解読されていないシステムを含んだ不思議な現象ですが、この年齢リセットシステムについてもそれはまだわかってないことの一つだと思います。
老けるのが早い・遅いという家系的特徴はあるかもしれませんが、それと出産時の年齢が若い・年とってると言うのとは関係ないと思います。
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この回答へのお礼

 お礼が遅くなりすみませんでした。

 おおっ! 確かに出産平均年齢と寿命の関係は気付きませんでした。しかもリセットシステムの存在も初めて知りました。ありがとうございます。少し納得できました。しかし、そのリセットのメカニズムなど、まだまだ未知の領域も多いのですね。
 ただ、素人からすると単純に、成人病や生活習慣病の素因となり得る後天的な経験は、精巣や卵巣で作られる精子・卵子に遺伝子のキズとして刻み込まれる可能性があるのではないか、と思っちゃったんですがいかがでしょうか?
 例えば癌ですが、癌の発症率などは家系や遺伝的な要因が深く関係すると聞きます。これももともとは癌の遺伝子などなかった家系であったのに、祖先のある人物の酒好きタバコ好きまたは偏食、不摂生という後天的・人為的な原因が第一号となり、これを繰り返す内に正常な細胞分裂ができなくなるような傷ついた遺伝子をその後の子孫が承継してしまうとは考えられないでしょうか? 
 とすれば、そのような不摂生が繰り返される生活習慣に陥る年齢より以前に、遺伝子レベルでのキズのない状態を子孫に承継させることが必要になると思うのです。
 
 ちょっと本題とズレてしまいましたが、もしもこのような可能性があると仮定すると、これらの関係から承継する遺伝子にキズがあればこれが若くして何らかの疾病の原因となることも不思議ではありません。結果的に若ハゲ、癌、その他様々な生活習慣病に至る疾病が祖先の一部の不摂生が原因となり遺伝子レベルで組み込まれるとすると、これを回避すべく、できれば10代後半の心身ともに健康そのものである内に(少なくとも中年期よりは)、子供を作ることが賢明だという結論になると思うのですが・・・。
 すみません、専門家の方のご意見を伺いたくていろいろ書いてしまいました。お暇があれば、是非またお立ち寄り下さい。

 ありがとうございました。


 

お礼日時:2002/10/11 14:39

生物としてみたら、老け方が早いというのは考えにくいです。


老け方が早いという性質は、遺伝子として受け継がねばなりません。
しかし「肉体的・精神的ストレスや老化、病気など」は、
遺伝子を変化させるものではないと思います。
確かに出産に伴う異常は増えると思います。
受精しにくいなどの弊害はあるかと思いますが、
あなたが元気に生まれたのなら、
遺伝的な影響はあり得ないと思います。

私の専門はミツバチなんですけど、
ミツバチって女王蜂がトシをとると、
働き蜂が勝手に新女王を作るんですよ。
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この回答へのお礼

 お礼が遅れてすみませんでした。

お礼が遅くなりすみませんでした。
 さて、老化のサイクルが遺伝子として承継されるとすると、それこそ親となる男女のその精子や卵子に生活習慣病等による後天的な素因が遺伝子のキズとなって刻み込まれるのではないかと思ったのですがいかがでしょう?
考え過ぎでしょうかね?(笑)

 しかし、ミツバチの世界は女王でいる間はモテはやされるのに老け込む勝手にお役御免になっちゃうんですね。シビアだなぁ・・・。

参考になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/11 13:49

33歳でそんな元気ないこと言わないでください!老けたのを認めてると、老けちゃいますよ。



さて、子どものことですが、自分が子どもを持とうとした時に読んだ本での知識で書きます。

卵子は女性が胎児の段階で、すでに体内に作られるのだそうです。そして、卵細胞のような運動しない細胞は、老化するのが早いそうです。
ですから、理想をいえば、女性が成熟して、卵子も新しい25,6歳での妊娠が理想です。

卵子が老化すると、ある程度いわゆる障害をもった子どもの生まれる確立が増えます。

でも、本当に卵子が老化してしまっていたら、生まれては来られないでしょうね。

また、その本では、排卵後から、卵子は老化をはじめ、6~24時間くらいしか生きられないので、排卵後すぐの受精が望ましく、受精が遅くなると、老化した卵子になるため、流産や異常がでやすいと書いてありました。

でも、排卵のタイミングを見極めて妊娠する人はそんなに多くはないと思います。

私が思うには、条件が整っているなら、あまり遅い妊娠でないほうがいいと思います。
でも、いろんなことで遅く生んだとしても、ちゃんと生まれたのだから、あまり老化してなかったんだと考えていいんじゃないでしょうか。

それに育てる環境の影響も大きいですよね。

予断ですが、植物は自分がぐんぐん育っている状態では、実をつけないで、自分が多少ピンチになると、種を保存するため実をつけるとか。
人もそういう部分あるかも・・と自分を振り返ると思います。
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この回答へのお礼

 老けた老けたと思うと老化も加速するかも知れませんね。反省します。
でもねぇ、周りの人からも「このところめっきり老け込んだわね」なんて言われると、つい「もう歳か・・・」と思ってしまいます。

 さてさて、お産の経験に基づいたかなり科学的なお答えでとても嬉しいです。なるほど、年齢が若くても受精のタイミングで左右される場合もあるのですね。そういえば女性の高齢出産の場合は赤ちゃんにリスクが多くなると聞いた事があります。確かに、おっしゃる通り何らかの事情で結婚しても子供を授かるまで時間がかかるご夫婦は多いと思います。だからこそ、待ちに待った待望の赤ちゃんは可愛いのだろうし、多少のリスクがあっても産みたいという気持ちもとても分かります。多分私もそんな赤ちゃんの一人として生まれてきたのかも知れません。

 でも、もしも経済的に余裕がないという事情で子作りを先延ばししているご夫婦がたくさんおられるとして、もしもその程度の事情ならば多少無理しても将来授かる子供のリスクを回避できるとすれば、やはり二十代で子供は作るべきなのでしょうかね。私は両親が高齢だったので、ものごころ付いたときには二人とも老人でした。親との年齢が離れすぎていると受けた教育がまるで違うので意思の疎通もうまく行かない事も多いです。なにせ両親は二人とも大正や昭和初期の思想ですからね(笑)。
 植物のような強かさを持って生きれればいいなと思います。

 参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/07 17:21

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