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ライガーやタイゴンなど、生殖能力を持たないとされる交雑種において
雌の個体のみが繁殖に成功した例があるそうですが、何故雌のみなのでしょうか?

それらの交雑種において、雑種三代目をつくる事は理論的に不可能なのですか?
それともまだ成功例がないというだけなのでしょうか?

わかりやすく回答して頂けますと嬉しいです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

>雌のみに繁殖能力がある交雑第一代の話はテレビの動物番組などでもよく聞きますが、



単純にいえば、オスの精巣はメスの卵巣より脆弱である、ということでしょう。
雑種の【雄性不妊現象】については、ここに興味深い記事がありますね。
‘げっ歯類に見られる雑種不妊の遺伝的メカニズムと雑種不妊遺伝子‘
http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~ikushu/study3more …
『この種間雑種では、精子形成が精母細胞の第一減数分裂中期で停止しますが、その主たる原因が、精母細胞の減数分裂におけるX-Y染色体間の対合異常であることを明らかにしました。さらに、常染色体の対合異常も第一精母細胞の細胞死を引き起こすことを明らかにしました。現在、私たちはPhodopus属に属するドワーフハムスターの種間雑種の雄性不妊現象についても研究を進めており、F1個体における精子形成と染色体対合について詳細な解析を行った結果、様々なステージで精子形成に障害が生じることを明らかにしました(図4, 5)。さらに、種間雑種でヘテロ接合となることによって、精巣の発生が著しく抑制される雑種不妊遺伝子が存在することを見つけだし・・』

>三代目についても、個体数の少なさや倫理的観点などで誕生していないだけなのか論理的に不可能なのかが知りたいのです。

・精母細胞の時期で精子形成が停止する
・運良くクリヤできても第一減数分裂中期で停止する
・精巣サイズの矮小化
などが次々におきるのですから、確率的にはほぼゼロに等しいかと思います。

生物種は「地理的隔離」「生殖的隔離」がなされず常にシャッフルされてないと、
一定の割合で起こりうる染色体の変異によってどんどん別種化してゆくのでしょうね。
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交雑種に繁殖能力が無いのではなくて、交雑して繁殖することができなかったからこそ、各々が独立した進化を歩むことが可能となって、夫々独立した特徴を持つ異なる「種」に分かれたのだと思います。

この回答への補足

何分素人ですので、言葉の選び方が良くなかった様で申し訳ありません。
繁殖した例がありますから、繁殖能力はありますね。
種の定義についても色々な考え方があるそうですが、今回は種の分類ではなく雑種不稔性についてお伺いしたいと思っております。

雌のみに繁殖能力がある交雑第一代の話はテレビの動物番組などでもよく聞きますが、
何故雌のみにしかないのか解説を聞いたことがありませんので知りたいと思いました。

三代目についても、個体数の少なさや倫理的観点などで誕生していないだけなのか
論理的に不可能なのかが知りたいのです。

補足日時:2012/03/09 03:11
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