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植物プランクトンの海洋における補償深度と臨海深度の関係についての質問です。
一般に補償深度より臨海深度の方が深くなっているようですが、その理由がいまいちよく分からず、ピンとくるイメージがわきません。
初歩的な質問で申し訳ありませんが、分かりやすくご説明いただけますと嬉しいです。よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

どちらも光合成により生産される有機物量と呼吸により消費される有機物量が等しくなる深度です。

しかしながら,補償深度は1個の植物プランクトンといった個体の話ですし,臨界深度は植物プランクトン群集の話です。

補償深度:
1個のプランクトンにおける 光合成量=呼吸量 となる深度です。

臨界深度:
海面から海底につながる一本の水柱を想像してください。その水柱で光合成量と呼吸量が等しくなる深度です。

補償深度より浅いところでは, 光合成量>呼吸量 となります。つまり有機物が蓄えられるわけです。この蓄えられた有機物をも消費する深度が臨界深度です。当然のことながら,補償深度より深くなります。

スベルドロップの臨界深度仮説ですね。学生時代に臨海実習で最新の仮説として教わったことが懐かしくなります。まだこの仮説は生きていたのですね。
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