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 2012年1月8日の日曜洋画劇場[テレビ朝日系]において放映された「AVP2エイリアンズVSプレデター」の作中で、主人公が「武器が無ければ逃げ切れない」と言って、銃砲店から銃器を強奪するシーンがありましたが、何故その様な判断になるのか不思議です。
 その時点では人を襲う怪物が街に侵入しているという事が判明している程度で、主人公と接触した人々の中には、化け物が複数存在している事を目撃した人間は居ませんから、街が敵に囲まれて居る等という考えにはなりませんし、プールでエイリアンと遭遇した5人の内、3人が走って逃げ切れた処からして、車を使えば十分に逃げ切れると考える方が普通だと思います。
 それにも関わらず、手持ちの銃器のみを持って直ちに街を脱出するのではなく、化け物に襲われる危険を冒してまで銃砲店に押し入ったという事は、アメリカでは、「何かあったら、兎に角、銃砲店に行って銃器をかき集める」(←例え合理性に欠けたとしても)という発想が一般的なのでしょうか?

 それから、映画のラストでは、米陸軍が(陸軍が保有していない筈の)固定翼ジェット機(米空軍のみが保有しているF-22に似ていましたがF-22のウェポンベイに搭載可能な核兵器ってありましたっけ?)による核攻撃で、エイリアンに侵された街を吹き飛ばしていましたが、何故、大量の市民の生命を犠牲にする核攻撃を行ったのかが判りません。
 映画の時間軸では、人類がほぼ初めてエイリアンに遭遇した時点であり(前作「エイリアンVSプレデター」の直後なので、前作における生き残りのアレクサ・ウッズは、未だ南極を彷徨っていて、彼女からの情報は届いてはいない筈)、当然、エイリアンの生態などは判っては居ませんから、例え核の炎でエイリアンを殲滅するとしても、その前にまずは市民の避難を完了させてからでなくては、実行する事は出来ないと判断するのが普通だと思います。(それに、爆心地からある程度の距離を置いた地点で、2m程度の深さの穴に隠れれば、人間でも爆風と熱線には耐える事は出来ますから、核攻撃でエイリアンを殲滅出来るとは限りませんし)
 又、核攻撃から生き残った主人公たちが軍に保護されるシーンもありますから、「目撃者の口封じ」や「エイリアンの幼生(チェストバスター)に寄生された人間の処分」といった理由で核攻撃を行ったのではない事は明らかです。
 それにも関わらず、核攻撃が断行されたという事は、アメリカでは、「何か訳の分からない事態になったら、状況確認を行うよりも先に、兎に角、住民も含めて街ごと処分してしまえ」という発想が一般的な感覚なのでしょうか?

A 回答 (8件)

私が知っているほんの一握りのアメリカ人たちを指して国を代表させるわけにはいきませんが、ハリウッドで信頼されている映画データベースIMDBのレビュー欄(参照URL)には、質問者さんのような意見が溢れていて、その殆どが米国から投稿されたものです。



具体的な意見を簡単に抜粋すると、「『エイリアン』の大ファンだが、これは単なる無意味な大量虐殺」「B級は大好きだが、できれば初めからB級だとわかって見ていたい」などなどで、逆に評価している人は、この映画のあまりにものバカバカしさを称賛しています。

ちなみに私はこの映画を見ていません。しかし、この映画の元となった『エイリアン』と『シュワルツェネッガー/プレデター』は大好きで、ともに人間の傲慢さを鋭く指摘していると感じました。

参考URL:http://www.imdb.com/title/tt0758730/reviews

この回答への補足

 ANo.6様とどちらをベストアンサーとすべきか少し迷いましたが、今回は、質問の主旨である「この様なストーリー展開に対するアメリカ人の感性や感覚」といったものの具体例が示されている、ANo.8様の御回答をベストアンサーとさせて頂きます。

補足日時:2012/01/11 06:20
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この回答へのお礼

 御回答頂き有難う御座います。

>「『エイリアン』の大ファンだが、これは単なる無意味な大量虐殺」

 言われてみれば確かにこれまでのエイリアン作品やプレデター作品とは異なり、ホラー映画やアクション映画の売りである、スリルや恐怖を感じるシーンが無く、主人公達もエイリアンと殆ど戦う事もなく、単に街を脱出しただけという印象があります。
 プレデタークリーナーに至っては、ストーリーにあまり関係の無い処でうろちょろしていただけで、大量発生したエイリアンを相手に、自爆装置を破損してしまった上に、自分の役目を果たし切れずに絶命しています。(何しに来たんだコイツ?というか、たった一人で何が出来ると考えているんだ?)

>逆に評価している人は、この映画のあまりにものバカバカしさを称賛しています。

 やはりアメリカにも変な作品だと思っている方もおられるのですね、安心しました。
 という事は、やはり脚本家がヘボだったという事でしょうか。

お礼日時:2012/01/11 06:12

基本的に大を守るために小を犠牲する事はやむ得ない判断であり、これは映画だけでなく実際の有事の際であってもそのように行うのが普通です。


人間の体も壊死したらその部分を切るしかないと言うのと似てます。
日本ではどういう判断になるかわかりませんが、まともに考えれば他に手がないならやむを得ない判断になると思います。

エイリアンの存在は映画でも出てましたが、すでに軍のおえらいさんは知っていると言う前提のようです。
ただし、どの程度の認識なのかはわかりませんが

中央に集まるように言ったのは恐らくエサとしてではないかと思います。
つまり一人に教えれば当然ながら中央に軍が救助に来るぞと広めるはずなので、残された住民が中央へ向かいます。
当然、エイリアンなどもエサに釣られて中央行くので、爆弾を落とすにしても効率が良いわけです。

今回の場合は比較的規模が小さいので、小規模な爆弾にしたのでは?

まあ全ては推測であり、こじつけでしかありませんが
ただ、映画は見る人の取りようなので、どのような意見や見方があっても問題はないと思います。
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この回答へのお礼

 三度の御回答有難う御座います。

>エイリアンの存在は映画でも出てましたが、すでに軍のおえらいさんは知っていると言う前提のようです。

 う~ん、一体どうやってその知識を得たのでしょうか・・・謎です。

>当然、エイリアンなどもエサに釣られて中央行くので、爆弾を落とすにしても効率が良いわけです。

 軍のお偉いさんはそう考えたという事ですね。
 尤も、これまでのエイリアン作品を見た限りでは、エイリアンは狭い所に潜り込んで獲物を待ち伏せていたり、意味も無い処(例えば脱出艇の内部等)に入り込んでいたりしていますから、獲物を追って移動するとは限らない様ですが・・・

お礼日時:2012/01/11 05:45

>プールでエイリアンと遭遇した5人の内、3人が走って逃げ切れた処からして、車を使えば十分に逃げ切れると考える方が普通だと思います。



走って逃げ切れたのではなく建物の外に出たから逃げ切れただけで、車の中にいれば安全だとか、車のスピードで逃げれば安全だとかの状況が把握できるほどエイリアンが何なのかを把握できる状況ではないと思います。
なので、車を使えば十分に逃げ切れると考える方が普通だとまでは言えないと思います。


>アメリカでは、「何かあったら、兎に角、銃砲店に行って銃器をかき集める」(←例え合理性に欠けたとしても)という発想が一般的なのでしょうか?

この段階ではエイリアンは人間を簡単に殺せるほどの圧倒的な攻撃力と凶暴さがあるということ以外分かっていないので、身を守る為に武器をかき集めるというのは危機回避の1手段としてあり得る考えだと思います。


>アメリカでは、「何か訳の分からない事態になったら、状況確認を行うよりも先に、兎に角、住民も含めて街ごと処分してしまえ」という発想が一般的な感覚なのでしょうか?

保安官が軍に連絡を入れた時、軍の司令官がエイリアンの大量発生のコンピュータシュミレーションと思われる大量の赤い点が拡散する画面を見ながら冷静に応対している事から、軍はエイリアンについてある程度知識がある事を示唆していると思われます。
さらに司令官は核が投下される街の中央への避難を誘導している事から核使用はエイリアンの抹殺だけでなく情報の隠ぺいを目的とした住民の抹殺も意図していたと思われます。
なので、兎に角、住民も含めて街ごと処分してしまえという意味ではないと思います。


>核攻撃から生き残った主人公たちが軍に保護されるシーンもありますから、「目撃者の口封じ」や「エイリアンの幼生(チェストバスター)に寄生された人間の処分」といった理由で核攻撃を行ったのではない事は明らかです。

街を脱出した住民達に軍は銃を突きつけていたので保護というより拘束だと思います。さらに街に境界線を設けて誰も通すなと指示していたので、目撃者の口封じだと思います。

なので米国の国民性というよりは、国家の危機管理という意味合いが強いと思います。
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この回答へのお礼

 御回答頂き有難う御座います。

>車のスピードで逃げれば安全だとかの状況が把握できるほどエイリアンが何なのかを把握できる状況ではないと思います。
なので、車を使えば十分に逃げ切れると考える方が普通だとまでは言えないと思います。

 仰る通り、エイリアンが何km/hで走れるのかも判ってはいない状況では、ヒグマが50km/h(max65km/h)、ライオンが60km/h(max80km/h)等と言われている様に、動物の中には、車に匹敵する速度で走る事が出来るものも少なくない事から考えて、スピード勝負で逃げ切れるとは限らないという御意見には納得致しました。
 只、私としましては、襲って来るエイリアンを車の速度で振り切るという事ではなく、エイリアンに自分達が襲われる番が来る前に、エイリアンが居る領域から移動してしまえば良いと言う意味で、車を使って逃げた方がベストなのでは考えておりました。

>この段階ではエイリアンは人間を簡単に殺せるほどの圧倒的な攻撃力と凶暴さがあるということ以外分かっていないので、身を守る為に武器をかき集めるというのは危機回避の1手段としてあり得る考えだと思います。

 一寸待って下さい。
 何も判っていないが故に車で逃げ切れると考えるのは早計だと仰るのでしたら、そもそも、銃が通用するか否かも判らないのではないでしょうか?
 実在の大型野生動物ですら、心臓や頭等の急所に命中しなければ動きを止める事は出来ないと言われている様ですから、何処が急所かも判らない上に、物陰から素早い動きで襲って来るエイリアンに対処する際に、一般人が半数を占める中で銃を配ったのでは、むしろ同士討ちの危険が増す様な気がします。

>軍の司令官がエイリアンの大量発生のコンピュータシュミレーションと思われる大量の赤い点が拡散する画面を見ながら冷静に応対している事から、軍はエイリアンについてある程度知識がある事を示唆していると思われます。

 う~ん、一体どうやってその知識を得たのでしょうか・・・謎です。

>街を脱出した住民達に軍は銃を突きつけていたので保護というより拘束だと思います。さらに街に境界線を設けて誰も通すなと指示していたので、目撃者の口封じだと思います。

 成程、それなら納得です。

お礼日時:2012/01/11 05:27

この作品の第一作目のラストで、一人の女性が生き残りました。

それに、地下でのあの爆発。アメリカだけじゃなくて、他国も既に、あの爆発の振動は軍が感知していると思います。
ただ、アメリカの場合、生き残りの女性がいた段階で、他国よりも有利に情報は収集できたと思います。
その直後に、再び、プレデターの宇宙船が地球へ落下。
その段階で、アメリカ国防省はプレデターとエイリアンに関しての情報照合し、国内はもとより、広く地球世界に危機が及ぶと判断したと思います。
その証拠に、本格的にプレデーターとエイリアンを退治するなら、一個大隊クラスの軍兵士。しかも、州兵鑿のはずがありません。
極力、被害は最小限に。
プレデターターの宇宙船が地球に落下した段階で、アメリカ国防省はそう判断したと思います。
叶わぬ相手には、最大限の人類が持つ兵器で対応。
すると、自然に選択されるのは、核兵器以外にないと思いますよ。
私から言わせると、なにも不自然さはないと思いますよ。核の使用は。
それに、アメリカは最近クラスの兵器に対して過剰に反応する国でもあります。
たとえば、またたく間に細菌が繁殖。あるいは、増殖し、アメリカ全体を覆い尽くすことに、異様なぐらい反応する国だと思います。
つまり、自分の国から、世界に広がることを極端に恐れる国。それはある意味、アメリカとしての誇り、プライドだと思います。
後、一般人が武器を手にして戦う光景は、アメリカの歴史からわかると思います。
目の前で仲間が殺されたのに、すたこらさっさと逃げ出すのもどうかと思いますよ。
その点、アメリカ人は、たとえ負けるとわかっていても、戦いを挑み壮絶な死を求めると思います。
そこから考えると、一般市民が武器屋に不法侵入して戦おうとする姿は、別に不自然だとは思いません。
ましてや、その相手が自分達の手に負えそうにない相手だとしたら、武器なしで移動するのは危険と判断するのは当然だと思います。
長くなりましたが、映画。所詮、架空の話なので、ベストを求めるのは無理だと思いますよ。どんなにすごい作品でも、人間が作り出した話なので、何処かには穴は必ずあるはずです。
娯楽として、あまりこだわらずに楽しまれたらいかがですか。
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この回答へのお礼

 御回答有難う御座います。

>この作品の第一作目のラストで、一人の女性が生き残りました。それに、地下でのあの爆発。アメリカだけじゃなくて、他国も既に、あの爆発の振動は軍が感知していると思います。

 確かに、地下核実験の探知システムがありますから、他国は兎も角として、アメリカは探知していると私も思います。
 ですが、質問文中でも書きました様に、生存者の女性であるアレクサ・ウッズからの情報が伝わるのは、時間的に無理があると思います。
 「エイリアンvsプレデター」の作中でも語られている様に、作品の舞台となったピラミッドがあるのは、地球上で最も隔絶した孤島である、南極圏にあるブーベ島です。

【参考URL】
 ブーベ島 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC% …

 何故か地上待機のサポート要員すら一人も映像中には映っていない状況(笑)で、そこから帰還するためには、どれほど日数を要するのか判ったものではありません。(しかも彼女は防寒着を失っていました。)
 しかも、ブーベ島の遺跡発掘は、ウェイランド社単独のプロジェクトであり、軍や政府が直接関わっているものでは無い上、病魔に侵されたウェイランド社のチャールズ社長が、自らが死ぬ前に急遽始めたものですから、何かあったとしても、アレクサ・ウッズやウェイランド社関係者からしてみれば、既に終わってしまった事であり、死体の回収も望めない以上、軍や政府に急いで報告する必要性はありません。(むしろ、状況把握と、社長の死、多数の人命が失われた事、等々の収拾を付けた後からになると思います)

>すると、自然に選択されるのは、核兵器以外にないと思いますよ。

 別に私は核兵器で対処する事自体がおかしいと言っている訳ではありません。
 核兵器を使うのであれば、前もって住民を避難させてからにすべきであるのにも関わらず、その様子が無く、それどころかわざわざエイリアンが街の外に拡散する危険を冒してまで、時間を掛けて生き残りの住民を街の中央に集めてから、核を投下しています。
 それに、宇宙船が落ちたのは郊外なのですから、宇宙船は爆発したとはいえ、プレデターやエイリアンの拠点が、地球人に目撃され易い街の中にあると考えるのは不自然ではないでしょうか?
 これでは、核の使用は宇宙生物に対処するためというよりも、住民を抹殺するためとしか思えません。
 しかし、住民(というより目撃者)を始末するためだと考えたとしましても、主人公達が即座に射殺されなかった事の説明が付きません。
 そのため、正当な理由が無くとも

>アメリカでは、「何か訳の分からない事態になったら、状況確認を行うよりも先に、兎に角、住民も含めて街ごと処分してしまえ」という発想

に至ってしまう何らかの文化的、或いは精神的な土壌があるのではないかという疑念を持った次第です。

>目の前で仲間が殺されたのに、すたこらさっさと逃げ出すのもどうかと思いますよ。

 いえ、作中では主人公は殆ど最初から、街を脱出する事を選択していました。
 それにも関わらず、危険を冒してまで銃器を強奪しているのが、私には理解出来ないでおります。

>その点、アメリカ人は、たとえ負けるとわかっていても、戦いを挑み壮絶な死を求めると思います。

 それはアメリカ人というよりも、太平洋戦争中の日本軍や、朝鮮戦争中の北朝鮮軍の考え方だと思います。
 朝鮮戦争において、銃弾を受けても構わず前進し続ける北朝鮮軍(人間を弾除けにした)に、米陸軍は恐れをなしたため、クレイモア対人地雷が開発された事は一部には有名な話ですから、少なくともアメリカ軍には、本当の捨て身で戦う人間は少ない事が判ります。

>ましてや、その相手が自分達の手に負えそうにない相手だとしたら、武器なしで移動するのは危険と判断するのは当然だと思います。

 う~ん、見た事も聞いた事も無いため、何処が急所なのかも不明、そもそも銃が通用するのかすら不明の上、動きが素早く、物陰から襲って来る事も多い生物を相手に、素人が銃を持つ事で安全性が増すのか、激しく疑問に思うのですが…(パニクって人間の方を撃ってしまう恐れも・・・)

お礼日時:2012/01/10 08:33

武器を奪う理由は、演出上その後の戦闘シーンでばんばん発砲させて盛り上げたい


からではないでしょうか?
その為に武器が潤沢である理由を作らねば成りませんから。

町を核兵器?で破壊する理由は、この映画のルーツが、初代のシュアルツネッガーの
プレテダーであることを思い出してください。

政府や軍はこの事件でプレテダーの存在と脅威を知っています。
これは、続編でプレダーがロサンゼルス?に現れる映画の中でセリフで出てきます。

それに、演出上も町ごと爆破してプレテダー(エイリアンの存在を軍が知っているかは
不明ですが)を退治しないと上映時間内に映画を終われ無いからじゃ無いですか?
ここから歩兵戦でも始めたらもう一本映画が出来てしまいます。と

私は生存者が保護されたのは、この映画が売れたら続編でまたもうけようと思って
続編への繋ぎとして残したと思います。
なのでラストシーンで誰かが自分の異常を感じて腹をさすらないかとみていました。
あの中の誰か(男性かな)の腹からエイリアンが出てきて、女性が戦うとかすれば、
元のエイリアンに似た感じで続編が出来そうです。

ハリウッド映画は始めから世界中に売ることを前提にマーケティングして内容を決めています
成るだけ派手にドンパチやった方が受けるのと敵が人間じゃ無ければやり放題なので
こういう映画が作られるのだと思いますが。

娯楽映画を米国人の人間性とかに結びつけてもしょうが無いと思います。
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この回答へのお礼

 御回答有難う御座います。

>武器を奪う理由は、演出上その後の戦闘シーンでばんばん発砲させて盛り上げたいからではないでしょうか?
>その為に武器が潤沢である理由を作らねば成りませんから。

 それは解ってはいるのですが、その様な演出をしたいのでしたら、ストーリーがその様に進行して行く事を、観客が納得出来る理由付けが必要だと思います。
 例えば仮の話として、主人公が武器を手に入れる前にエイリアンと遭遇した際に、ストーリーの都合上、そこで主人公を死なせる訳には行かないが故に、「主人公が石を投げて抵抗したら、エイリアンが逃げ出したので、助かった」等というシーンがあったとしたら、その映画を楽しむ事が出来るでしょうか?
 その様なシーンを作るくらいならば、最初から、「主人公は警官や猟師なので、最初から銃を持っていた」という設定にした方が、ストーリーが速やかに進行すると思います。
 100%のフィクション作品では、理由等は幾らでも作る事が出来ますから、プレデタークリーナーが宇宙船を爆破した際に生じた衝撃波や振動により、橋が落ちたり、土砂崩れが起きて道が埋まったり等して、脱出路が無くなったため、武器を持ってエイリアンと戦わざるを得なくなった、等という設定にして、車で脱出を図った筈の主人公達が、落ちた端の前で呆然とする、というシーンをワンカット挟むだけで済む筈です。
 その様な配慮も無く、「武器が無ければ逃げ切れない」等という、何の根拠も無く断定したセリフを主人公に吐かせるだけで済ませて、正体不明の化け物(即ち、銃による攻撃がどの程度、有効であるのか判っていない)であるエイリアンとの戦いに突入するのでは、観客としては「何こいつら逃げずに馬鹿な事やっているの?」という気持ちになっしまいます。

>町を核兵器?で破壊する理由は、この映画のルーツが、初代のシュアルツネッガーのプレテダーであることを思い出してください。
>政府や軍はこの事件でプレテダーの存在と脅威を知っています。

 「プレデター2」で語られたプレデターの脅威の最大のものは、ガントレットの自爆シークェンスによる大爆発であり、アラン少佐(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)が走って逃げ切れた事からしても、その威力はせいぜい原子爆弾級であり、少なくとも半径数km以内を焼き尽くすメガトン級の熱核爆弾よりは劣る事は明らかです。(前作の「エイリアンvsプレデター」では、1作目よりも威力が増したようですが)
 核爆発級の爆発を防ぐために、更に強力な核爆発を起こすのは、意味が無い様な気がします。
 又、プレデターの自爆装置は核爆弾だとは限りません(装置のサイズから考えて、むしろ核爆弾ではない可能性の方が高そうです)から、誘爆する恐れも考えられると思います。
 それに何より、プレデタークリーナーは、プレデターの痕跡を地球上に残さない様にする事が目的なのですから、地球人になるべく見つからない様に行動していましたし、自分が殺した地球人の死体は薬品で溶かして処分していましたし、軍隊側がプレデーターの目撃情報を得たというシーンは無かった様に思いますから(←途中、断片的に見損なった箇所もありますので、確実ではありませんが)、軍はプレデターが関わっているとは気付いていなかった様に見えました。
 ですから、失礼ながら、プレデターによる被害を防ぐために、核兵器を使用したというのは、少し無理があるのではないかと思います。

 つまり、大した理由も無く、安全を避けてより危険な手段を採ろうとしたり、より多くの同国人の生命を奪うストーリーとなっているのは、アメリカには、一般的な日本人とは異なる感性や価値観があり、それが原因となって、日本人には理解し難い不条理なストーリー進行が、持て囃される土壌になっているのではないかという疑念を持った次第です。

>なのでラストシーンで誰かが自分の異常を感じて腹をさすらないかとみていました。

 私も「チェストバスターが誰かの胸を食い破って出て来ないか」と期待して見ておりましたが、何事も無くエンドロールに進み、そのままフェードアウトした時には、「何だつまらん」と思いました。(笑)

お礼日時:2012/01/10 05:35

ラストの核攻撃についてはゾンビ映画でもそうですが、プレデター作品の定番と化してます。


理由は知りませんが、ゾンビやら細菌やらエイリアンのような寄生して増殖するようなタイプには核で一定区域を完全破壊するのが一番手っ取り早いと言うアメリカ人らしい考えなのかもしれません。
まあ映画としては何かにつけ核で決着と言う点で、つまらない最後にはなっているようですが
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この回答へのお礼

 再度の御回答有難う御座います。

>エイリアンのような寄生して増殖するようなタイプには核で一定区域を完全破壊するのが一番手っ取り早いと言うアメリカ人らしい考えなのかもしれません。

 私もその様な疑念が生じたため、確認するために、本質問を投稿させて頂いた次第であります。
 只、解らないのが、核で決着をつける事にしたとしても、軍とはあくまでも国家を守るために存在しているものであり、アメリカの様な共和政民主主義国の場合は、国家とは国民を守るために存在しているものですから、核を使用する条件としては、住民の避難が終了している事が大前提である筈です。
 それにも関わらず、何の説明もなく、いきなり核攻撃を行ったという事は、アメリカでは住民ごと処分してしまうシナリオを、変だと思わない事が普通の感覚なのかと、疑問に思った次第です。
 時期から考えて、エイリアンの生態は判明しているとは考え難いのですから、増殖する前に対処したいのであれば、生き残った住民を、街の中央に集める事に時間を割いていたのでは、エイリアンが他の地域にまで拡散する危険を増しているだけで、メリットがありません。
 考えてみれば、例え、エイリアンが寄生生物だと判明していたとしても、時間が経つ程、エイリアンが拡散する危険が増す事には変わりありませんから、住民を犠牲にすると決断したとしても、住民を集めたりはせずに、いきなり核攻撃を行うった方が良い筈です。(「バタリアン」の様に)
 やはりアメリカ人(の映画製作関係者)は何を考えているのか良く解りません。

お礼日時:2012/01/10 03:15

映画ですから

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この回答へのお礼

 御回答有難う御座います。

 幾ら映画とは言いましても、不自然な流れに強引に軌道修正されたのでは、しらけてしまい、それ以降の部分が面白くなくなってしまいます。
 その事を無視しているのだとしますと、脚本家がヘボかったとしか思えません。

お礼日時:2012/01/09 06:26

アメリカの映画は時々こういうのをはさんできます。


別の言い方をすれば「アメリカの正義の正当化」の宣伝映画です。
私はこの映画を見てないのですが、最近正当化の映画だなって思ったのが「ロサンゼルス」です。
内容は宇宙からの侵略者と米軍が戦うというもの。
過去に部下を失った海兵隊が隊長になり、少数でまず民間人を助け出し、その後相手の司令塔を破壊すると言うもの。
途中で何人も仲間を失うけど、最後はアメリカの兵士、アメリカの正義が勝つ、そんな話。
おまけといわんばかりに東京湾も攻撃されるシーンが数秒入りますが。

とにかくこんな作品はゲンナリします。
どれだけ演出が凝っててもゲンナリします。
そして投稿者さんの最後の核攻撃、これは広島と長崎の原爆投下の正当化が狙いだと思います。
敵が攻めてきたら、全員銃を取って戦え! とね。
アメリカには外敵に対し市民を銃を持って戦うのが昔習慣としてあったそうですしね。
ちなみに銃弾を大量にぶち込めば強敵も倒せる! この設定もゲンナリします。
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この回答へのお礼

 御回答有難う御座います。

 確かに時々ありますねぇ、そういった正当化作品。
 まぁ日本にも、露骨な正当化とまでは行かなくとも、未だに美化作品等は少なくありませんから、アメリカだけをとやかく言う訳にもいきませんが、何れにせよ、どちらもげんなりする事に変わりはありません。
 只、「AVP2エイリアンズVSプレデター」の場合は、明らかにおかしな判断をしていますから、

>「アメリカの正義の正当化」の宣伝

という観点から眺めますと、正当化どころか、むしろ「もっと良い方法があった可能性」を仄めかしてしまい、「アメリカは正義ではない」という糾弾になってしまう様にも思えます。

お礼日時:2012/01/09 06:06

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