プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

はじめまして。大学でプラズマ工学を学んでいるものです。サハの式に出てくる基底準位及び電離準位の統計的重み(go及びgi)とは何なのかを教えて頂けませんか?また、gi/goがたいていの場合1になる理由もイマイチ理解できていません。詳しくご教授お願いします。よろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

g[i]は普通スピン状態の数を表しています.



例えば,陽子や電子は,スピンが1/2であるので,スピンの状態として
は,上向き +1/2 と下向き -1/2 の二つの状態があり,g[p]=g[e]=2
です.

また水素の基底状態(1s)だと,スピンが0,1の二つのエネルギー準位
(超微細構造)があり,スピンが 0 の準位はスピンの状態は 0 のみ,
スピンが1の準位はスピンの状態は -1,0,1 の三つあるので合計で
 g[1s]=1+3=4
となります.

サハの式の適用例として
 p+e ⇔ H[1s]
という反応を考えてみます.このとき,サハの式には,因子
 g[1s]/(g[p]g[e])
が現れますが,上の議論より,g[1s]=4,g[p]=g[e]=2なので
 g[1s]/(g[p]g[e])=1
となります.
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!