
東電による電気料金の値上げが取りざたされていますが、数日前に新聞(毎日新聞)で読んだか、ネットで目にしたか忘れましたが、電気料金の国際比較がありました。
日本の電気料金は高いという印象でしたが、韓国の2倍の電気料金と言うのにはショックを受けました。
現在、日本は歴史的な円高にあえいでいます。一方韓国は反対にウオン安で、サムソンやヒョンデ等の輸出企業が好調の半面国民は輸入品の値段が上がって厳しい生活を強いられているという記事を読んだことがあります。
発電コストは原油の輸入コストに大きく依存するはずです。
それにも関らず日本と韓国の電気料金の実態は何が原因なのでしょうか?
日本国民は騙されているのでしょうか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
日本が高いんじゃなくて韓国が異常に安いんですよ。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4105.html
日本は世界平均から見てやや高い程度。
韓国が安い理由は「政府が電力会社に厳しい」からです。
国が電気料金を設定しているにもかかわらず、電力会社は大赤字。
結果、電気会社は合理化して出来る限りの節制を強いられることになりました。
と、ここまでなら素晴らしいやり方のように見えますが、
やはり無理が祟って昨年は事故が起きてないにもかかわらず大停電が発生↓
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110915/kor11 …
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111006/kor11 …
予告無しで強制節電が実施されるなど日本の震災時以上の電力大パニックとなりました。
また、同じぐらい電気料金の安いアメリカでは日常的に停電が起きることで知られています。
数十分~数時間程度の停電はよくあることです。
(ただし、ニューヨークなど北部の都市はカナダの原発から電気を買ってるので電気料金が高く停電も起きにくい)
日本は電気料金が高い代わりに停電なんか滅多に起きないですよね。
10分の停電でも大ニュースになるほどで、復旧も非常に早いことで知られています。
要するに、電力供給のクオリティが違うのです。
電気料金というのは発電の原価だけではなく、
安定供給や復旧のための費用もかかっているということです。
No.12
- 回答日時:
電気料金の国際比較も良いのですが、電気の品質・信頼性、物価水準、所得水準、発電源の構成比なども国際比較しないと意味がないと思いますけど。
そういう事を疑問に思わない日本国民はマスコミやネットにまんまと騙されてしまうのではないでしょうか。東京電力の電気料金が関西電力の2倍だというなら、私もショックを受けそうなのですが、韓国の2倍だと聞いてもなんとも思わないです。そもそも韓国の物価水準は、個々の品目によって違うといっても大雑把にいえば日本の半分といったレベルなんですね。それはNo.8のtpg0 さん、No.9のMokuzo100nenn さんらも指摘されてますね。さらに韓国はフランスに次いで世界第2位という原発依存度の高い国なのです。だから電気料金が安いのは当然だと思います。
そもそも発電源の構成比は、国によって極端に異なっています。例えば、シンガポールは火力発電が100%で水力も原子力も存在しない。それはシンガポールが事実上の都市国家だという地理に原因があるのでしょう。シンガポールには水力資源は見当たらないし、原子力発電所を設置できそうな土地もありません。シンガポールの電気料金は、1キロワットあたりの料金は25.58セントだそうです。日本とどっこいどっこいかちょっと高いかなという水準です。しかしシンガポールの物価水準は日本の半分、所得水準は8割ともいわれていますから、シンガポール国民にすれば随分割高感はあるだろうと考えられます。こういう火力発電依存度の高い国は、近年の原油価格高騰の影響をダイレクトに受けてしまうのは避けられません。
その一方でノルウェーは火力発電の依存度は約1%で、99%は水力発電だけで賄われています。ノルウェーは地勢的に水力資源が豊富なんです。ではノルウェーの電気料金はどうかというと1キロワットあたりの産業用料金は約6セント、家庭用料金は約12セントほどです。
このような料金格差は、発電源の構成比に起因すると解釈するほかありません。
日本に不利な要因としては他に燃料の輸送コスト、土地コスト、厳しい環境基準といったことが挙げられます。
例えば、欧州諸国はロシアからパイプラインで石油を輸送しています。それに対して日本はサウジアラビアやアラブ首長国連邦からタンカーで輸送しているのです。都市ガスとプロパンガスの価格差から分かるように、圧倒的にパイプラインの輸送コストは小さいのです。だからこそ、莫大な初期投資でパイプラインを建設しているわけで。ちなみにイタリアはリビアから石油や天然ガスをパイプラインで輸入しています。リビア動乱の影響で一時停止していましたが、再開されたんですかね。天然ガスは気体のままでは輸送効率が悪すぎるので、日本は液化天然ガス(LNG)にしてタンカーで天然ガスを輸送しています。気体を液体にするだけでもコストがかかります。同じ石油、天然ガスといっても欧州諸国とはコストが違うのです。
以上、駆け足で検討しましたが、電気料金だけを取り上げて国際比較しても全く無意味です。電力自由化・規制緩和に期待をかける論者もいるようだが、エンロン事件をどう認識されているんですかね。
電力会社の石炭・石油・天然ガスの消費が増大したことによって日本は31年ぶりに貿易赤字に転落しました。
歴史的な円高に喘いでいるとはどういう意味なのでしょうか。日本人は歴史的な円高のおかげで食料価格や資源価格の高騰を意識しないで済んでいます。いくら円高であっても輸入量が増えれば、輸入代金も増えます。日本の輸入量が増えれば国際的な需給バランスを崩して、日本が価格を高騰させてしまっているのです。
東日本大震災・福島原発事故以来、多くの国民が電力問題に関心を持つようになったのですが、マスコミなどでは随分いい加減というか出鱈目な論調がはびこっています。許しがたい嘘を平気でまくし立てている大学教授もいます。
質問者さまに置かれては、嘘つきマスコミに騙されずに多角的な視点で冷静にご判断いただきたい。誰が嘘をいっているのか、しっかり見極めていただきたい。
No.11
- 回答日時:
他人様の回答は読まないたちなので、重複はご勘弁下さい。
韓国って物価が安いでしょ。それからすると、日本の電気代は妥当と思いますよ。
電気って国策と思うんですよ。だから、昔の電話と同じで競争相手がいないでしょ。競争相手がいなければ、高くても誰も不思議に思わず、その値段で買うでしょ。原油の輸入コストではなく、人件費が大きいと思いますよ。
No.10
- 回答日時:
まず、根本的に競争相手が居ない、高くても必要無いと言える人居ないでしょ。
ランニングコストの中に、本来なら含まれてはいけない費用が入ってるのです、厚遇である企業年金の費用、娯楽費まで入ってますよ?これはおかしいと指摘はされていますが、指摘されただけ改善はされていない。
結局NHKと同じなんだよ、平均年収1000万以上でしょ。
発電と送電は分離して、民間に開放すべき、NTTの料金も昔の独裁時代に比べどんれだけ安くなった事か・・・
電気も競争すれば半額~2/3くらいまで下がると思いますがね。
すべては利権ががっちり絡んでいるのですよ。
孫社長に任したいね。
No.9
- 回答日時:
まず第一に、日本と韓国では物価水準が違います。
日本の最低賃金は東京が時給837円、宮崎で時給646円です。
大韓民国では全国一律最低賃金が4580ウォンx0,0678=310円です。
底辺階層同士で比較すれば、日韓で2倍以上の所得差があるわけです。
電気料金が2倍で購買力として丁度バランスします。
第二には、電力が独占事業であることです。
日本では電力供給は公共性が高いということで競争なしに原価+適正利益で料金を決めています。
電力業界には原価低減の競争原理が効かないまま長年、品質とサービスの向上だけに注力してきました。
民営化前の電電公社時代の電話料金や独占時代の国際電電の国際電話料金がどれほど高かったか覚えていませんか?今後、送電網は公共性を維持しながらも、発電事業に市場競争原理を入れることで、高性能な原子力発電所が高稼働率で運転されるようになると、韓国と同じではないにせよ、今よりも何割かは安くなるでしょう。
現在のNTTの電話料金やパケット料金は世界でも安い方ですが、相変わらず世界最高の品質をたもっています。
No.8
- 回答日時:
電力料金の国際比較だけしても、各国の所得や諸物価全体を比較しなければ意味がないですね。
日本の電力料金は、1973年末のオイルショックの翌年の1974年に値上げされましたが、当時の所得や物価と現在では全然違います。
(私個人を比較すると所得は10倍以上に伸びてます)
韓国の電力料金が安いと羨ましく思ってるようですが、韓国の所得や物価は日本と同じ水準ですか?
No.5
- 回答日時:
家庭用で比較しますと、高い=独>伊>日本>英>仏>米>韓=安い、の順です。
産業用はおしなべて家庭用より安いのですが、国の順序で言うと大雑把にですが変わりません。ドイツは原発を多用するフランスより「倍ぐらい高い」のですが、理由はわかりません。
イタリアはおそらくフランスから電気を買うので(足下を見られて)高いのですね。
日本の電気代は欧州の独伊より安いのですが、今後は脱原発で電気代の上昇は避けられないでしょう。その他、熱中症・大気汚染の増加とか、産業の空洞化による失業率の上昇などが心配されます。
なお、日本では停電対策に力を入れており、そのためにお金がかかっているということが言われています。日本の停電は欧米と比べて極めて少ないのです。(私の昔の職場は1秒以下の瞬停でも大騒ぎでした)
韓国や米国は石炭が主で、そのせいか安くなっています。両国とも原子力は推進しています。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4105.html
http://agora-web.jp/archives/1351140.html
www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2007/04/pdf/016-018.pdf
No.3
- 回答日時:
人件費率が高いから。
人が多いのか、給与水準が高いのか、あるいは両方か。
燃料費が高騰したから値上げするのではなく、
みんなで節電したから、売り上げが減ってしまったけど、
その分人件費は減っていないから値上げするような気がする。
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