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西サハラは今はどの国に帰属しているのですか。スペインではないのですか。
モロッコですか、サハラ・アラブ民主共和国ですか、アルジェリアですか、スペインですか。
それとも無主地扱いですか。


スペインは少なくとも過去の時点で西サハラを国際法上領有したといえますよね。では、スペインから領有を承継した国が正当な領有国だと思うのですが、どうなのでしょう。国際法にくわしい方よろしくお願いします。

国際法の観点でご説明お願いします。

A 回答 (2件)

国際法の見地からは



サハラ・アラブ民主共和国
※ただし、国土の大部分が隣国モロッコ軍の占領実効支配下にある

ポリサリオ解放戦線の独立運動に悩んだスペインが西サハラの放棄を決め、
モロッコ・モーリタニアに譲渡する密約を結ぶ。
1976年 サハラ・アラブ民主共和国独立宣言。モロッコ、モーリタニア両国軍西サハラ進駐
ポリサリオ解放戦線に首都を越境攻撃されたモーリタニアは領有権放棄・独立承認に転向。
モーリタニアが放棄したところも含め、国土の主要部はモロッコ軍に占領される。
サハラ側はアルジェリアの難民キャンプを策源地に亡命政府を樹立、砂漠地帯の解放区から出撃し
ゲリラ戦を展開。92年に国連監視下で住民投票を行うことに双方合意したが、有権者の資格で
意見まとまらず、現在も投票行われていない。

 モロッコが大半を実効支配していることは承知していても、積極的にモロッコの一部と認めてる国は
少ない。(国連は、西サハラを非自治地域リストに入れている)

 対して
サハラ・アラブ民主共和国は50か国以上と外交関係樹立し、アフリカ連合の正加盟国である
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この回答へのお礼

なるほど。モロッコやモータリアがスペインから譲渡をうけたけど、住民が独立運動を展開したということですね。
国際法の観点からは、「割譲」による領土取得をしたモロッコと、「分離独立」による国家成立というサハラの主張が対立しています。
どちらにも、一応きちんとした国際法上の根拠がありますね。
実効支配の点はおいておくにしても、「割譲」と「分離独立」の利益が対立した場合、国際法上どちらが優先するのでしょうか。

お礼日時:2012/07/20 14:38

正確には1975年のマドリード協定で、スペインは領有権を放棄していますが、西サハラの統治はどうなるかが決められていませんでした。

その翌年、モロッコとモーリタニアが軍を送り込み南北で分割して統治します。それに対し、独立を目指すポリサリオ戦線はサハラ・アラブ民主共和国を樹立して徹底抗戦で臨み、モーリタニアを撤退させますが今度は全土にモロッコ軍が進駐し、統治を既成事実化しています。こうした中で現在のAUの前身のOAUはサハラ・アラブ民主共和国を承認しましたが、当然のごとくモロッコは反発し脱退します。つまりモロッコはAUではないのです。西サハラの問題は帰属を住民投票で決めるように国連も支持していますが、モロッコは人口の所在が不透明だとして先延ばしにされていて、モロッコによるインフラ整備によるモロッコの領土化が一段と進められているのが現状です。詳しくはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E3%82%B5% …
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この回答へのお礼

なるほど。モロッコやモータリアがスペインから譲渡をうけたけど、住民が独立運動を展開したということですね。
国際法の観点からは、「割譲」による領土取得をしたモロッコと、「分離独立」による国家成立というサハラの主張が対立しています。
どちらにも、一応きちんとした国際法上の根拠がありますね。
実効支配の点はおいておくにしても、「割譲」と「分離独立」の利益が対立した場合、国際法上どちらが優先するのでしょうか。

お礼日時:2012/07/20 14:38

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