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ウイルスとウイルスが感染する宿主相互の影響と
ウイルス側及び宿主集団に生ずる生態学的変化に
どのようなものがあるのでしょうか?
お願いします。

A 回答 (1件)

ウイルスを生物とするかどうかは難しいところですが、拡大して寄生生物と宿主について考えてみます。



寄生生物は宿主の機能を使うことで、自分にその機能が備わっていなくても生きていくことが出来ます。
例えば消化管に棲みつけば、エサを探す能力がなくても勝手にご飯が降ってくる訳です。
宿主としては、その寄生虫がご飯を適当に分解してくれるおかげで、消化機能を寄生虫に依存することもありうるわけです。
相互に依存の程度が強い場合、これを共生関係と呼んだりします。

バイキンは体に悪いけど、乳酸菌なら体にいい、というような状態も起こりうるわけですね。
ミトコンドリアや葉緑体は、単細胞生物に寄生した他の生物が由来で、みたいな話もあります。

ウイルスというのは寄生の究極で、繁殖という機能まで宿主に依存した結果、ウイルスだけでは増える事ができない、つまり生物かただの物質か、あいまいな所まで行ったヤツです。

AIDSの原因のHIVは、ヒト免疫不全ウイルス、の略語としてHIVですが、頭にわざわざヒトと付いています。
トリインフルエンザが一時期騒ぎになりましたが、トリインフルエンザは頭にトリと付いています。
このように、ウイルスもある程度宿主の生物種を選ぶ事が多いです。
つまり、ヒトにしか寄生(感染)できない、トリにしか寄生(感染)できない、そんなウイルスの特徴があるのです。

ウイルスが今の宿主以外に宿主を見つける、つまりトリインフルエンザがヒトにも罹るようになる、というのは、ウイルス側の生態学的変化ですね。
逆に致死率の非常に高いウイルスが蔓延したら、そのウイルスが効かない宿主生物だけが残り、その宿主生物はそのウイルスに生来耐性を持つ種に変化することになります。


質問が漠然としているので、これくらいの漠然とした回答しかできませんが、参考になりましたでしょうか。
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