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精神科はどこからどの範囲まで薬により患者を治せますか?
例えば人格障害者を薬で治せるでしょうか?また、患者がどうしてこのような状態(病状)になったという経緯(物事の筋道を立てて)の部分を偽った状態(本当のことを医師に言わない)での場合、問診から処方まで適切な診察ができますでしょうか? 身内に精神障害者3級の人が居るのですけど精神科には毎回良くなった良くなったと言ってるそうです。実際、突然キレ出したり人を真似たりと、まー色々と酷い状態なんです。

A 回答 (3件)

 精神科領域の病気は、例えば統合失調症、うつ病が典型的な病気ですが、根本的な病気の原因が分かっていません。

50年くらい前は、患者さんの死亡後の脳を病理解剖しても特に異常は見られず、何らかの代謝異常、機能異常が疑われていました。最近では、神経伝達物質に異常があることが確認されていますが、病気の全体のメカニズムは分かっていないのです。そのため、治療としては、日常生活に支障がある症状に対しての対症療法的なものです。また、最近は、fMRIにより、生きている状態で、どんな刺激を与えた時に、脳内の血流がどんな変化をするか、が分かり、脳の各部分の機能が細かく分かるようになってきました。
 私たちの精神活動を担っているのは、脳の神経細胞ですが、その数は、一千億以上といわれています。そして、神経細胞と神経細胞の間は、シナプス間隙という、小さな隙間があり、これが脳の働きの「ミソ」です。神経細胞の中では、刺激が電気が流れるような仕組みで伝わっていき、これを神経伝導と呼び、シナプス間隙の間は、ドーパミン、セロトニン、アセチルコリン等の化学物質が刺激を伝達する働きを担い、そのことを神経伝達と呼んでいます。そして、もう一つのミソは、神経細胞が情報を受け入れる手は、複数あることです。樹状突起と言いますが、受け入れる手は複数あるため、一千億以上の神経細胞の回路網の組み合わせは、多分、兆単位になるのでしょう。私は、この神経細胞の回路網の違いが、人格とか能力等の多様性を生むのではないか、と推察しています。
 コンピュータが情報を処理する原理は、電気が流れる、流れないの、わずか二種類の情報を数学の二進法の情報に置き換えて処理して、いろいろな仕事をこなしています。人間の脳も、神経細胞の電位差の違いで、興奮と抑制の二種類の情報の区別ができることになり、結局、コンピュータと同じ原理で情報処理を行っているのではないか、と私は推察しています。人間の脳の感情をコントロールする神経細胞の神経伝達物質が少なくなれば、あるいは過剰になれば、情報伝達に異常が生じ、感情の障害、うつ病等が引き起こされているのかもしれません。そのため、うつ病等の治療薬として、神経伝達物質の量を調節するSSRI等の薬剤が使われたりします。
 しかし、一番の大きな問題は、医師が患者さんを診断する際の、客観的な指標が見つけられていないことです。多分、将来は、それぞれの精神疾患に特有のたんぱく質等のマーカーが血液中から見つかる等の客観的な検査が出現する可能性はあるのではないか、と思いますが、現在は、患者さんの主訴、態度とか家族の話とかの、非常に主観に左右される要素で病名が付けられていますので、必然的に最初の診断名が正しいとは限りません。特に、うつ病とそううつ病の区別を誤診した時、薬剤で逆に症状が悪化する場合がありますので、大切なのは、経過観察です。また、うつ病の言葉があまりにポピュラーになりすぎたために、単にノイローゼでおちこんでいるだけの人に、うつ病と誤診されることもあるのではないか、と思います。
 ご質問の人格障害という病名は、ある意味、患者を侮辱した病名だと思います。以前は、精神分裂病という病名が存在し、しかし、患者さんの病状とはかけ離れた病名であるし、世間の人に偏見をもたらす誤った病名であり、統合失調症の病名に変わりました。私は、若い26歳の頃、厚生省の職員に、分裂病の病名は患者の実態と合わないし、家族を侮辱するものであると訴えた時、「専門家が付けた名前なので、それでよいではないか…。」と全く相手にされず、私の考えは、おかしいのかな…と落ち込んだことがありました。しかし、その後、いつの間にか、病名が変わり、非常に適切なものになりました。パソコンに全体のソフトを統合するosシステムがあります。ちょうど、人間の脳にもosシステムと似たような仕組みがあるのかもしれない…と考えていたからです。
 今まで述べた話は、脳に何の器質的な変化もないが、行動に異常があるような精神疾患についてです。脳に器質的な異常があるときに起きる病気は、脳の画像検査で判断ができるでしょうから、別の次元の話となります。
 人格障害者を薬で治せるでしょうか、という質問をされたのですが、私の考えは、人格障害という病気はないし、性格がもたらす問題は、薬で治す問題ではない、ということです。もし、人格障害という病名が付いている患者さんは、実際は、他の病気でありながら、真の原因がつかめず、短絡に人格障害という病名が付けられているのではないか、と思うのです。幼児期の何らかのトラウマは、成人になってもひきずるものですが、人格障害という病名は、患者を侮辱する意味で適切でないと思います。もし、病名として使う必要があれば、パーソナリティ障害ぐらいが適切のような感がします。
 ある介護施設の医師が、私が医療行為の不適切性を指摘した報復に、入所者である私の母親に対して、母親には全く必要ない向精神薬を毎日、密かに半年間にわたり禁忌量投与して、毎日、苦しめさせ、さらに、サリンと同じ原理の薬剤を密かに過剰投与して中核病院に送りこみ、退所させ、中核病院の医師・地域の医師には、アリバイ工作を依頼しました。とんでもない、異常な人格の医師ですが、医師の世界の封建制と、経営者の政治・行政に対する根回しに守られている反面、母親は重大な後遺症が残り、私の介護も限界にきています。その医師が本来、行くべきところは、病院ではなく、刑務所であるのですが、患者の立場は弱く、社会の不条理に泣いています。こんな異常な医師も、薬で治せる訳がありません。
 
 
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この回答へのお礼

自分が持ってる本は心の病と精神医学です。
本が少々古いせいか人格てなってました・・
パーソナリティ障害て種類(分類)が沢山ありますね、
本当に完治できるのやら・・疑問です。調べてみたら
反社会性が有力だと分かりました。

お礼日時:2012/10/11 09:20

嘘で固めた問診をすれば全然ちがう薬を出されますし正確な診断はできません。

つまり医者は無力ということです。
まあ精神科の無力なところはそこですね。脳波でも一か月ぐらい図って結論を出すなんてことも出来ないので、今の時点ではこれは医者とは呼べないんですよ。医学、科学の研究者ですから。
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この回答へのお礼

やっぱりしっかり患者を治そうという志がないと
ポイント稼ぎになってしまうんでしょうね。

お礼日時:2012/10/10 13:31

「人格障害」について。

これは「PD」と呼びます。これは医療の対象外です。
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この回答へのお礼

医療の対象外なのですね、知りませんでした。。

お礼日時:2012/10/11 09:20

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