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10万円くらいのビクセンの自動追尾式望遠鏡を購入しようとおもっています。
それで、メールや電話で質問してみました。
天体望遠鏡 単独では、白い煙のようにしか見えないとこと。人間の目が、色を識別できないからだそうです。他社のどんな高い望遠鏡を購入しても同じと言われました。

けれども、赤道儀で一眼レフカメラで露出を高くすると写真として残せるとのこと。それは、後になって確認できることだそうです。

自分がイメージしていたのは、ある程度の望遠鏡を購入して集光率を高いものを買えば、レンズを通して見えるものだと思ってました。写真のような銀河を・・・。
けれど、ガッカリです。やっぱり、性能の良い値段の高い望遠鏡を買っても見れないということなのでしょうか。
回答をよろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

>人間の目が、色を識別できないからだそうです。



この表現はイマイチ不親切っつーか正確では無いね。

【要因1】
・人間の視細胞には2種類ある
 →色の違いに敏感だが絶対感度が低い細胞(通常はこちらがメイン)
 →色には鈍感だが絶対感度が高い細胞(周囲が暗い場合こちらを使う)

ま、天体見る時にどっちで見てるかなんてのは自明の理だわな。

【要因2】
・人間が視認出来る電磁波は可視光線だけw
 →天体が放つ電磁波が可視光線の範囲だけとは限らんゾ。
 →カメラのセンサーが感知可能な範囲も可視光線だけとは限らんゾ。

ざっくり言うと「バラ星雲」なんかは実はバラ色では無いという真実(笑)
「色」という言葉を「可視光線を任意の波長範囲毎に分割した区分の名称」と定義した場合はね。そもそも人間の目に見えない波長は何色でもありはしないよ。

>他社のどんな高い望遠鏡を購入しても同じと言われました。

これもちょっと不正確。
口径数十センチクラスの大口径になれば一部の明るい星雲の色はうっすらだが見えるんだぜ?
但し、上記理屈により「そもそも視認不可能な波長は見えない」んだがね。

>やっぱり、性能の良い値段の高い望遠鏡を買っても見れないということなのでしょうか。

「波長」の概念をさえ理解すればそれは自明の理として納得出来る筈ですよ。

あと、写真撮りたいんなら最低ラインはミラーレス一眼だぜ?
コンデジで撮れる限界は月・惑星くらい。一般論的にはね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なかなか興味深い回答でした。勉強になりました。
色々な背景があるのですね。
ミラーレス一眼って、やっぱり値段が高いですね。
中古でもあれば、購入したいですね。

お礼日時:2012/10/17 03:35

 それと、見慣れることも大切。

不思議と見慣れてくると見えていないところも見える事もある。また直接見るより、少し目をそらす感じで見るのも良いです。

 写真は淡い光を蓄積して行くので暗い物でも見えます。しかし、目はそれが出来ません。
 青い光なら結構楽しめるのですが。それとものすごく夜空がきれいなところならもう少し見えるかもしれませんが。

 すばる望遠鏡なども口径も大きいですが、画像処理の技術もすごいので、補正したものが公開されています。

 口径が大きいと良いのですが、木星を見るときには明るすぎるという事も有りますよ。

 ハッブルなどの宇宙望遠鏡やらの写真が公開されて、それに慣れてしまうと物足りなさはありますが。

 メシエ天体というものがあります。彗星と紛らわしいという天体を集めた物ですが、なぜそう感じるか。実際に肉眼でメシエ天体を見てみると、なるほど、ぼんやりとしか見えない。彗星と同じだなとわかいますよ。

 天文ニュースで、明るくなるであろう彗星の発見がありました。そちらにも望遠鏡を向けて見て下さい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
色々と勉強になります。また、知識が増えたって感じです。

天体写真を撮るには、赤道儀で一眼レフカメラが必要。バルブ機能がついていて、シャッタースピードが5分以上と、メーカーの担当者から電話で聞きました。
インタネットだと、そんなにもシャッタースピードはいらないようなことは書いてありました。
自分のデジカメだと、せいぜい15秒が最高みたいです。これって、銀河系などの淡い色を放つ天体は撮影無理でしょうか。

お礼日時:2012/10/16 12:48

ひとまとめに「星雲・星団」と言いますが、天体望遠鏡で見た印象と天体写真との比較で言えば、星雲と星団ではまったく見え方が異なります。



星雲は、オリオン座の大星雲やアンドロメダ座のM31のような明るい天体でも、天体望遠鏡を肉眼でのぞく限り、天体写真とまったく同じ形に見えることはまずありません。それはなぜかといえば、天体写真は長時間露出して星雲の淡い光を蓄積しているため、星雲の周辺部の淡い部分も濃く写っているからです。特に最近は画像処理技術が進歩したため、昔はうっすらとしか写せなかった星雲もはっきり写真に写せるようになっています。しかし肉眼ではそのようなことはできず、星雲の中心部の比較的明るい部分しか見えません。天体写真と同じように見えると期待するならば失望するでしょう。

一方星団は逆に、天体写真より天体望遠鏡で見た方が美しく感じます。天体写真の星は輝きませんが、望遠鏡の視野の中の星団の星々は一つ一つが輝いているからです。童謡の七夕さまの歌にある「お星様キラキラ金銀砂子」という歌詞はまさにこのことだと思います。プレアデスなど著名な明るい星団ならば6~10センチクラスの小口径でも十分楽しめます。

さらに重要なことは、「どこで見るか」ということです。都市部(近郊も含む)では夜空が明るいので星雲の淡い光や星団の微光星がバックの明るさに埋もれて極めて見え辛くなります。できるだけ夜空の暗い場所で、月のないときに、できるだけ大口径の望遠鏡で(星雲の淡い光を集めたり、星団の微光星まで見たりするには望遠鏡の口径が大きいほど有利)、適切な倍率で見れば、星雲も星団もそれなりに美しく見えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
この時間は、もう寝てたもので返信が遅くなりました。
星雲と星団では、見え方が違う。環境でもことなり、口径でも違ってくるのですね。
ありがとうございます。勉強になります。

お礼日時:2012/10/16 05:51

見る対象によります、としか言いようがない...



バラ星雲や北アメリカ星雲などの散光星雲は赤いので(人間の目は赤を感じにくい)、どんなに高性能な望遠鏡を使っても、肉眼では写真のようには観えません。

一方、プレアデスなど恒星の集まりである星団は比較的手ごろな価格帯の望遠鏡でも観ることができます。
またアンドロメダ星雲も(写真のようにはいきませんが)肉眼で充分観ることができます。

いずれにしても口径が大きいのは良いことですが、倍率(焦点距離をアイピースの焦点距離で割った数値)が大きすぎるとかえって観にくくなります。
従いまして、肉眼の星雲・星団観測においては焦点距離700mm等の比較的短いものを使用します。
また両目で観ることのできる大型双眼鏡などを使う場合も多いのです。


ただし、木星の縞をみたいとか土星の輪を観たい等であれば、20cm級以上の焦点距離の長めの物が向いています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
対象によって違ってくるのと、焦点距離が短いものが良いのですね。
参考になります。ありがとうございました。

お礼日時:2012/10/15 20:07

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