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有機塩素系(ジクロメタンなど)をある目的で吸着したいのですが、後で簡単に脱離することも考えなくてはなりません。
そこで効率の良い吸着脱離剤の候補としてシリカ系のもので試してみたいのですが、お勧めの良い製品などご存知でしょうか?
小粒のペレット状のものであれば尚更好都合です。

なお活性炭はその製法から性質が安定しない様で量産向きでは無いと言われていますので最初から考慮に入れていませんがこちらの方の情報も教えて頂けると助かります。

なお吸着対象物の分子量は様々で40~90程度のものを考えています。
宜しくご教授お願いします。

A 回答 (1件)

個人的意見ですが、自分の体験談で書きます。


私は、仕事で、塩化物を触媒にして、合成し、蒸留をしますが、出来た物にまだ塩素分がPPMオーダーで残るので、活性炭で吸着してから、最終精留をして、99.99%の純度の物を作ってます。 

シリカも吸着には宜しいかと思いますが、吸着量が少ないと思うし 完全に吸着出来るのでしょうか?
以前に 果物から出るエチレンを吸着するために、シリカゲルを使いましたが、吸うには吸うのですが、完全に吸わないし、温度変化で吐き出してしまうので、採用を止めました。 PPMオーダーですけど。

活性炭の方が、大量に処理するのに向いている思います。グレードも沢山あり、PHも異なる物が有るので、
考慮の中に入れても良いと思うのですが。
私の所では、1日100リットル以上処理しております。
吸着装置は、完全密閉で、空気が入らないように、窒素雰囲気でやってます。  装置から抜き出すときは、発熱が
起こり 吸着物が出てきてしまいます。
温度変化で 脱着出来るので そのまま取り出す事も
可能です。

活性炭は  二村化学製です。
 グレード選定は 実際に使ってみて 選択した方が
 良いと思います。
 文面上では 選択は難しいです。

参考までに。
 
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この回答へのお礼

お忙しいところ早速ありがとうございます。

仰るように確かにシリカ系は吸着量が少なめですが、今回使用する用途としては脱離制御のし易さも一つのポイントでしたので検討してみることにした経緯がありました。

間接的に伺った情報ですが活性炭はその安定度にやや難があると聞きます。また水分なども吸着してしまい易いので脱離が困難になってしまうと聞きました。(実験した訳ではないので定かではありませんが)
焼き加減で大きく特性が変化してしまうことも知られていますし寿命の点でも・・・?

ちなみに吸着能力は残留でPPMオーダーであれば十分すぎるのでシリカで良いかなと・・・。なお吸着時は多少圧力が掛かりますので直ぐに吐き出してしまうことは少ないかと考えています。

今のところ脱離の他に重要視する点は圧力損失と吸着スピードです。
この点でも活性炭では圧力損失の点でやや難があるかなと思った次第です。
これらの点では如何でしょうか?

でも参考になりましたので大変感謝いたします。

お礼日時:2004/02/22 23:37

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