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三島由紀夫先生が

「男のケンカの理由の100%がプライドだ」

と仰られてた通り、ケンカになる理由は、ほぼこれが原因だと思います

では、なぜプライドを傷付けられると人間は怒るのでしょう?

動物も同じでしょうか?

そして、人のプライドを傷つけ喜ぶ人は幼少期に愛されなかったなどの欠陥があるのでしょうか?

それともそれが通常の人間なのでしょうか?

「?」が多くなってしまいましたが、人間がそんなにムキになるプライドの正体などに詳しい方などがおりましたら教えてください

A 回答 (8件)

 「自分には価値がある」と思いたい欲求 = 自己重要感に対する欲求のことを一般的にはプライドと呼んでいます。

社会的な動物に芽生える本能のようなものでしょう。サル山のサルにも、たぶんよく似た欲求が芽生えるでしょう。
 一度そのような欲求が芽生えると、プライドを守る行動を取ります。すると、その自らの行動が欲求を強めるのです。『行動はその背後にある動機を強化し、選択はその背後にある世界観を正当化する』-ジョージ・ウェインバーグ。例えば、怖いから逃げる、逃げると怖さは増す。ひとを騙してもかまわないという世界観に基づいて選択すると、『騙される方が悪いんだ』と捕まった詐欺犯はうそぶくようになる。
 はじめっからプライドにムキになってる人はいないと思います。自分でも知らないうちにそうなっているのです。そして、プライドが高いことを正当化する理屈があとから用意されるのです。しかし、本人は気付かないのです。
 意地悪な見方をすれば、プライドは悪者です。ところが『自分の人生には意味があってほしいという願い』と言い換えればどうでしょう。なんと、涙ぐましい願いでしょう。あって当然の欲求に思えてきます。むしろ神々しい精神的営みです。
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この回答へのお礼

このサイトは本当に素晴らしいですね

あなた様のような方のお話が聞けて本当に嬉しいです

感謝します

とても分かりやすかったのと、そういう見方があるのかと、人生10年分くらい徳した感じになりました

ありがとうございます

お礼日時:2013/04/15 13:36

>では、なぜプライドを傷付けられると人間は怒るのでしょう?



ここで言っているプライドは、プライドなんてものがしっかりとあるわけじゃなくて、傷ついたと感じ続けたいろいろなことの外観によって漠然とそこにあるような気がする心の弱さですね。
強さを誇示する男の裏には心の弱さがあるということです。

怒るっていうのは、理想の強い自分と弱い状況に陥った自分とのギャップが不快だということで、その原因が自分ではなく相手にあるとしたいからです。この不快感はお前のせいだ!!ってこと。

 一方、凛とした精神性から醸し出されるプライドなら、他人は傷つけることができません。他人は関係がないものですから。

>動物も同じでしょうか?

 動物のプライドを人間が語ることはできません。知り得ないからです。

>そして、人のプライドを傷つけ喜ぶ人は幼少期に愛されなかったなどの欠陥があるのでしょうか?

 これは、他者の弱さによって自分が相対的にさらに強い側に立つという快感です。
 これは、もともと心の弱さがあるからこそ得られる快感ですから虐める側の欠陥、不遇など、何らかの問題を抱えていることはあり得ます。
 
>それともそれが通常の人間なのでしょうか?

 心の動きは普通だと思いますね。でも、そのばかばかしさに気づくだけです。
 心の弱さ、臆病さ、不快感は、生きていく上で必要ですから、上手く使うことではないでしょうか。強さ、弱さにこだわるよりも、争いを避けて結果を求めた方が利口です。
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この回答へのお礼

とても素晴らしい回答ありがとうございます

争いを避けて結果を求める・・・自分にはまだ難しいですが、チャレンジしてみます!

また何かあれば宜しくお願いします!

お礼日時:2013/04/15 13:49

個人的には、自分が何を感じるかしか興味がないので、


プライド=他人にどう思われるかばかり気にしている人を
見ると、かわいそうだなぁとは思います。
基本的に、自我が未完成で他人の評価に依存して自己
(宇宙)を認識している場合ですね。
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この回答へのお礼

そうなのです

その通りなのです

人の目線ばかり気になるのですがどうしたら、そうではなくなりますかね?

よし!大丈夫だ!と決意してもい町に出て可愛い女の子とかみると、「あ。浮気したいな」「それにはオシャレして・・・」とかすぐ思ってしまったり雑念が凄いです

本当の意味で人の目が気にならない存在に憧れます

お礼日時:2013/04/14 06:22

プライドの萌芽、高度な自己保存の本能は動物にもあります。

猿だって犬だって自分の属する社会の中での順位には敏感です。主人に甘やかされた犬や猫は、時には人間家族の下位者を侮って自身を主張することだってあります。プライドはある程度の知能を持った動物にもつきものだと思います。

三島は非常にプライドが高かったようです。師でもあった川端康成にノーベル賞を持っていかれたことでデスパレートになり、以後の楯の会への打ち込みと自決の真の原因だったとさえいわれました。
そのことはおいといて。

>なぜプライドを傷付けられると人間は怒るのでしょう?

一寸の虫にも5分の魂 この虫は人間のことでしょう。 このように、人間の魂は誰にもありそれぞれ当人にとって唯一の、無二のものなのです。それを自覚すること、護ることが人間の人間たる立派さなのですが、まさにそのことが人間のプライドの存在理由なのでしょう。自分自身は自身にとって世界そのものであり、誰にも理不尽に犯されてはならないものなのです。人間の尊厳とはそういうことです。プライドをなくした時、その人間はまともな人格を失います。そうならないようにしたいものです。

多くの国に発生している難民たち、彼らは豊かな国から援助や保護を受けてかつかつ生きているのですが、それでも可能な限り自活して、自力で生きることを願うそうです。彼らのプライドがそうさせるのでしょう。

>人のプライドを傷つけ喜ぶ人は幼少期に愛されなかったなどの欠陥があるのでしょうか?

なぜそうなったかは知りえませんが、おろかな、彼自身プライドを捨てた人間だというしかないと思います。
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この回答へのお礼

なるほど!

非常に分かりやすかったです!!

啓蒙力が高い人はエンターティナーでもありますね!

ありがとうございます!

川端先生は醜聞でなやみ自死されましたし、三島先生もハゲに悩んでいたそうですね

見た目って重要ですね 笑


また宜しくおねがいします!

お礼日時:2013/04/13 22:12

 三島由紀夫といえば「マッチョ」なイメージをお持ちかもしれませんが、彼は最初からあの様な逞しい体型ではありませんでした。

元々は青白くてヒョロッとした貧相な体格だったことと古きモノへの憧憬が相俟ってあの様な逞しい肉体を求めたことも推測に難くありません。以前何かの写真で見た記憶があるのですが、白のブリーフ一枚で古代ギリシアの彫像の様な姿勢を彼はとっています。その時は痩せたみすぼらしい体型でした。
 話は変わりますが、プライドとの部分からいえば、毎年この季節になりますと「萬悩み相談室のおっさん」を何人かの学生が訪れてきます。曰く「自分のが人と比べて小さい」との悩みです。件の悩みをもつ学生に「トイレに行って斜めから手鏡で見てごらん」と話し、しばらくして戻ってくると彼らの悩みはキレイさっぽり雲散霧消しています。
 隣の人のモノを斜めから見ているから大きく見えて、それに衝撃を受けるだけの話です。自分は自分ですから、毛が薄かろうと、背が低かろうと、デブだろうとそれはそれで別に不自然であり不都合とはならないでしょう。
 かくいう僕も齢五十路半ばを越えて白髪ばかりになって悩んでいますが、それでも友人達に言わせれば「毛があるだけでも贅沢だ!」と一斉に非難されるばかりです。
 男ってなぜ見てくれにばかりこだわるのでしょうね、不思議な生き物です。下品な話になってごめんなさい!
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この回答へのお礼

痺れました!

最高です!!

とても面白いお話しをありがとうございます


なんというか、人柄の話しなんですけど

目下のものが先輩を評価すること自体がおこがましいのですが、大変興味深く面白かったです

三島と私は同じ大学の仏文科で私は彼が創設したボディービルディング部に所属していました

足は鍛えていなかったのでガリガリだったみたいですけど 

今回は彼の話が出ましたが、本当は同じ科の先輩である大江健三郎さんを大尊敬しています

何が正解かなんて、実はあってないようなものなのかもしれませんね

勇気を人に与える人が幸せになる

と勝手に思っているので目の当たりにしました

また何かあればよろしくお願いします

お礼日時:2013/04/13 21:12

1)「男のケンカの理由の100%がプライドだ」


⇒ 兄弟喧嘩などは、ものの取り合い・所有権・使用権などの奪い合いです。
⇒ 親子喧嘩などは、生き方の選択や価値感の違いが原因のことが多いです。
⇒ 喧嘩とは普通はいいませんが、派閥争いはヘゲモニー・主導権争いです。
イヌやネコ、鮎なども争い・喧嘩に似たものをします。人間とさほど変わりません。
 
2)なぜプライドを傷付けられると人間は怒るのでしょう?
⇒ 「なぜ雨が降り始めると天気が悪くなるのでしょう?」と少し似ています。「プライドを傷付けられる」という表現は心理の悪化を示す表現です。「気分が爽快になる」「嬉しくなる」とは方向が合いません。「怒りが起きる」「腹が立つ」「落ち込む」「悲しくなる」ならば方向があいます。言葉のもつ意味との関連で生じるものなので、「なぜ?」といわれても、そういうものですとなります。 
⇒ 「怪我をすると痛いのは痛覚神経が………」と同様のことであれば、「プライドを他人から傷つけられたと感じた場合は、傷つけた人を加害者・敵対者と感じるから………」ということになります。
「怒り」=「感情の一つである。危害を加えられた・危険に曝されたという意識・認識に起因する感情的な反応である。危害や危険とは、身体的なこと、財産や地位、家族の安全、自尊感情や名誉、過去の事跡、先祖などに対することまで含まれる」と考えてください。
 
3)動物も同じでしょうか?
⇒ 似ている面もありますが、人間には財産、名誉、過去の事跡、先祖などを自分の一部であるかのように感じる傾向がありますが、他の動物の場合は抽象的なものは関係がないので、身体、餌、テリトリ、仲間集団等に対する危険を感じなければ、人間のような反応はしないです。
 
4)人のプライドを傷つけ喜ぶ人は幼少期に愛されなかったなどの欠陥があるのでしょうか?
⇒ 幼少期の経験で何かが起きるか、どの程度関係するかを調べるのはかなり難しいです。 また「幼少期に愛されなかった」という認定の方法がそもそもないです。「他人のプライドを傷つけ喜ぶ人」と「他人のプライドを傷つけ喜ぶようなことはない人」を認定判別するのも非常に難しいです。 {「幼少期に愛されなかった」が「他人のプライドを傷つけ喜ぶようなことはない人」}を識別できないのなら、4)のようなことには応えることは不可能です。
 
5)それともそれが通常の人間なのでしょうか?
⇒ 「人のプライドを傷つけ喜ぶ人」の識別が問題です。評論家や専門家などは「ここが不十分、レベルが低い」というような評を下せないと仕事になりません。選考会などでは優劣・順位等を決めます。自分が最高と思っていた人はプライドを傷つけられたと感じるかもしれません。そうした評価や選考・順位付け・鑑定は別にして、【相手が傷付いた様子を喜ぶ】のを目的に発言しラベリングすることをいうのだとすると、そうした嗜好を持ち発言する人は多くはありません。 逆方向の【相手を誉め煽て、相手が鼻高々で意気軒昂になる様子を喜ぶ】人はある程度います。ただ、自分の幼子相手だとそうした気分で誉めて喜んでいても、子どもが大きくなるにつれてそうした行動は減ってしまいます。誉め煽て子どもが鼻高々で意気軒昂になるのが、子どもを元気にし頑張るさせる良い方法になるからという理由に変わっていきます。
相手を傷つけ辱めプライドを貶めて、相手が苦しむ様子を見て楽しむサディスティックな行動は結構多いですが、それでも行動に出て来るのはおそらく3割にはならないでしょう。そもそも、サディストでさえも、生育環境の所為に帰着させるのには無理があります。
http://yorisoi.com/column/474 {「ただぼんやりとしていては、必要な愛がしぜんに注がれることのなかった環境だった」「彼らは機能不全家庭で育ったわけです」それが「サディズムの方の性格上の特徴として人の気持ちを瞬間的に察知する能力を長けさせた」}というのは、単なる無茶な解説です。 幼少期に愛されて育ったら人の気持ちを瞬間的に察知する能力は育ちにくいとはいえません。
 
6)人間がそんなにムキになるプライドの正体など
人間に限らず行動力のある動物は、自己保存のために逃走・防御・攻撃の行動をします。
そうした逃走・防御・攻撃の行動をしないと、比較的簡単に傷付き死んでしまいます。
大脳が未発達だと実際に攻撃されないと逃走・防御・攻撃行動が発動されません。
脳が発達してくると、テリトリー侵犯があっただけ、敵になる動物の姿や臭いがしただけで緊張し、逃走・防御・攻撃の体制に入ります。脳が発達した動物では、そのあたりが複雑になり、かなり複雑な判定をします。 幼児では脳が未発達、痴呆では脳が劣化し、プライドが傷付くようなことはしません。20代30代とは反応が違います。 20代30代でも、多くの知識をもち、相手の状況や力量、自分の力量がわかっている場合には、「プライドを傷つける目的の発言など」があってもまったく動じないでしょう。 
傷つきムキになってしまうのは、相手の状況、自分の力量がわかっておらず、知識も乏しいために、相手の言動を全ての手がかりにして危害を受ける危険性を感じとることに気を配り、神経を他人の視線・目つき・発音・言葉遣いに集中しているからでしょう。 そうなれば、後からの足音がひったくりや痴漢に思え、指導やアドバイスも非難、侮蔑と感じることになるのは必然です。
客観的評価、中立的・第三者的なコメントであると理解をするのには、知識や状況判断、相手の力量やスタンスを無意識の一瞬に理解できる能力状態が必要です。
相手が侮辱するつもり、攻撃するつもりであっても、その発言や行動がどれだけの効果を持ちうるかをわかっていれば、傷つけられたと思ったり、ムキになことはありません。 子どもに悪くいわれ、殴りかかられても、親が動じないことが多いのと同じです。
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自分の敗北や失態をそのまま受け入れられるような人間が少ないからじゃない?


存在意義を自分で否定することを認める、そう感じるんじゃないかな。
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男は、生存競争を勝ち抜いて、財産、地位、女性を手に


入れ、子孫を残そう、という本能を持っています。

生存競争を勝ち抜くためには、知力腕力などの能力が
要求されます。
プライド、というのは、この「能力」に対する
自他の認識です。

だから、これを否定されるのは、男の存在価値、
そのものを否定されることに繋がるのです。


”動物も同じでしょうか?”
   ↑
動物にプライドなど無いでしょう。
テリトリーや食い物、異性を奪われると
怒り、ケンカになりますが、それは
生存そのものが脅かされるからです。
それ以上に、能力に対する自他の認識
など考えることはできないと思います。

”人のプライドを傷つけ喜ぶ人は幼少期に愛されなかったなどの欠陥があるのでしょうか”
    ↑
人のプライドを傷つけるということは、自己の
優位性を認識したいからです。
人間社会でそのようなことをやるのは、自分の
能力に自信がないからだと思います。
自他の誰もが認めてくれないから、他人を傷つけて
己が優位にある、と思いたいことから来る
行動だと思います。

自他共に、能力がある人がそういうことをやるのは、
自己の能力の優越性を確認したいが為だと思います。
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この回答へのお礼

非常に分かりやすくありがとうございます

これで少しは正体に近づけたので、これから傷つくようなコトをたくさん言ってくる人がいても、少しは分からない得体の知れない怖さからは解放されたと思います

と、いうことは、やはり男は戦わなければならないのですね

あまりそういうのは向いていないので、これから大変になりそうです 笑

お礼日時:2013/04/13 18:24

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