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原子吸光用標準液は一般的に酸(塩酸?硝酸?)が添加されているようです。
カドミウムなどのカチオン系金属なら酸で安定するのは分かるのですが、ヒ素などのアニオン系金属の場合も酸が加えられているのはなぜでしょうか?
アニオン系金属の場合、むしろpHを高くしておいた方がOH-イオンが多くなり、容器への吸着などが少なくなる(OH-イオンと競合するため)と思うのですが。。。

A 回答 (1件)

仕事上原子吸光を使用している者です。


(分析化学の専門家ではありませんので,参考程度で)

おそらく,他の元素の標準液と混合した際に沈殿ができないようにするためではないでしょうか。

原子吸光の標準液は大抵0.1mol/Lか1mol/Lの硝酸溶液となっています。
(硝酸塩は水に可溶・易溶なものが多いためだと思います)
また,多元素混合標準液というものもありますが,測定したい元素成分を満足するように
個々の元素の標準液を混合して使用するということがよくあります。
例えば,ご質問にあるヒ素の標準液が高pHだったとして,
混合した中に高pHで沈殿してしまうような元素が含まれていた場合,
両者を同時に含む標準液が作成できないことになります。
(専らヒ素のみを分析するということであれば,問題ないのかもしれませんが)
これでは使い勝手が悪いので,硝酸溶液で統一しよう。ということではないかと思います。
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