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初音ミクなどのボーカロイドが影響を受けた音楽家や音楽などはなんでしょうか?
基本的にボカロは歌わせるだけなので、それぞれの作曲者によって曲の性質は変化するであろうし、明確に○○といったジャンルから影響を受けているといえないと思います。
しいていえば、このボカロは○○というジャンルを得意としているから○○というジャンルを世に知らしめた**というアーティストの影響を受けた曲が多いといったりするくらいでしょうか。
しかし、初めてDTMを使って音楽家として成功したアーティストの影響を受けている(DTMやMIDIが充分な知名度がなければボカロも開発されなかったと思うので)と思います。
その、「初めてDTMを使って音楽家として成功したアーティスト」のように人物やバンドの名称、○○という慣例を音楽界へ持ち込んだおかげでボカロ誕生したというような習慣などを教えてください。
また、初音ミクなどが人気となったきっかけとなる文化もお願いします。
(wikipediaでわかるニコニコ動画から広まったなどというような歴史はいりません、そもそも当時の人がどういう文化土壌を持っていたから合成音声による歌を好きになったのかなどをお願いします)

どういしても、主観は入ると思いますのである程度なら構いませんが、その意見の根拠となるソースや事実などの提示もできればお願いします。

よろしくおねがいします。

A 回答 (3件)

初音ミクが登場した2007年頃からVOCALOIDの世界を見てきた私の経験と、初音ミク開発元のクリプトンの関係の方々から講演等で聞いたお話からになってしまいますが…



初音ミクが他の音楽の影響を受けたというより、コンピュータに歌わせるソフトが、アマチュアミュージシャンから浸透しはじめ、今はプロのアーティストや音楽家にまで影響を与えたといったほうが正しいと思います。

元々VOCALOIDは音楽業界で、作詞家と作曲家でやりとりする際などの仮歌として使ってもらえるように想定して作られていました。
曲の中で実際使うのにもYMO時代で言う「ボコーダー」のようなことも想定されていたと思います。
VOCALOIDが登場するずっと前、VOCALOIDエンジンを開発したヤマハはフォルマントシンギング音源というシンセサイザーの合成によって人の声のように発音するシンセサイザーを開発していました。
ピアノやヴァイオリンなどの楽器の音がシンセサイザー上で再現されていくように、人の声もシンセサイザーで再現できるようになることは必然だったと言えます。
クリプトンの伊藤社長も「人の声のサンプリング素材は需要が高く、それがVOCALOIDライブラリを開発するきっかけ」と仰っていました。

初音ミクは最初から今のメジャーシーンを想定していませんでした。
サンプリング元の声にアニメ声優を起用したのは、「機械っぽくなりがちな合成音をそのアニメ声がうまく緩和してくれることを狙ったため」であり、パッケージにイラストを使ったのは「漫画やアニメ文化を持つ日本らしさを出したかった」からだそうです。(さらにクリプトンは北海道にある会社のため、北海道出身のイラストレーターであるKEIさんにイラストを発注したそうです。)

それがアニメ好きの人や一般のユーザーに受けたこと、ニコニコ動画がちょうどその頃産声を上げたことというベストなタイミングで、アマチュアミュージシャンが次々楽曲を初音ミクに歌わせて爆発的に広がっていきました。
特にアマチュアミュージシャンに人気になった理由としては…
・比較的安価で購入でき、ボーカリストがいなくインスト曲だけ趣味で作っていた人でも簡単に歌ってもらえる環境がVOCALOIDによって実現したこと
・今まで見向きもされなかった自分の曲が、人気になり始めた初音ミクにより聞いてもらいやすい環境になったこと
が理由です。私も実際にそうでした。

>DTMやMIDIが充分な知名度がなければボカロも開発されなかったと思うので
と仰っておりますが、実はVOCALOIDが流行りだす前にもDTMは趣味としてやられている方はかなりいらっしゃいます。でも自分の曲を聞いてもらえる環境が無く(インターネットが無い時代は尚更)、家でパソコンに向かってコツコツ曲を作る地味な趣味だったため今まで表に出ていなかっただけです。それがVOCALOIDをきっかけに表にできて注目されるようになったのです。

tomobe--さんは無名のアマチュアミュージシャンが家で作ったオリジナル曲をCDで渡されて聞いてみたいと思うでしょうか?では、有名な歌手が歌った未発表曲は?
そう考えるとわかっていただけると思います。

楽曲だけにとどまらず、イラストや動画も作られ、その次々起こる創作の連鎖を止めてはいけないと、クリプトンは初音ミクのイラスト使用を二次創作OKにして創作のツールとして、作ったイラストや楽曲を使ったり聞いてもらえるように「ピアプロ」という投稿サイトを数ヶ月で立ち上げました。
クリプトンの本業は「音」を主体としたIT企業であり、サンリオなどのようにキャラクタービジネスをやっているわけではないからこそすぐに実現が可能だったのです。

ちなみに初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカとCVシリーズとして出したのは、この3体でほぼすべてのジャンルをカバーしたかったからだそうです。(ミクはポップス、リンレンはロックやエレクトロボイス演歌などの声の倍音多さを必要とする曲、ルカはジャズやボサノバなどのしっとりした曲のように。)

このアマチュア同士による創作の連鎖(CGM=Consumer Generated Media≒消費者側がコンテンツを作るようになった)が爆発的になり、VOCALOIDの音楽を聞いてくれる人をどんどん巻き込んで、企業まで巻き込んでゲーム化に始まり、人気のあるPはレコード会社を通してメジャーデビューして音源やPVがCD化されたり、イラストやデザインはグッズになったりと、各メディアに浸透して今の状態になったというのがVOCALOID文化の全体像です。
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>初音ミクなどが人気となったきっかけとなる文化もお願いします。



これは根拠あるソースが難しそうですね。
ボーカロイドなどによる現在将来にわたるダメージが相当大きいであろうレコード会社が有効な対策を採っていない時点でレコード会社やジャスラックの内部資料にもないのかもしれません。
(企業や団体の規模が大きく柔軟な対応が取れないだけかもしれませんが)

特に中学生以下の世代に、
悪い事をせずに(合法で)音楽をネットでいくらでも聴ける。
という文化を一定数に与えたボーカロイドはかなりのダメージだと思うのですが。
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イーハトーヴ交響曲 冨田勲


冨田勲さんはシンセサイザーを使った音楽などが有名です。作曲家としても有名です。
この作品でかねてからコンピューターに歌わせたいという考えがあり、過去の作品でも必死に声に聞こえるような状態の作品があります。しかし初音ミクとの出会いでコラボレーションが行われました。

 この作品で初音ミクも進化しています。従来の物では指揮者に合わせて歌うことが困難な状態でした。また映像も使うのでタイミングも合わせる必要が生まれました。決められたテンポであれば問題無いですがオーケストラという場所でも初音ミクは使えるという状態に生まれ変わりました。

 以前にテレビで紹介したときには演歌も歌えるようにしたいみたいな事も開発者は語っていたかな。
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