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秦氏が関わっていた稲荷大社。
だからといって、食物神は外来神であることになるのでしょうか?
また、その神の使いとされる狐は、いつから神聖視されるようになったのでしょうか?

A 回答 (3件)

日本はもともと鎖国的な考えはありません。

ともに久野を立てようという協力者に対しては快く受け入れるのが日本の姿勢です。だから現在でも世界の宗教研究家の多くが神道を高く評価しているんです。

稲荷神は食物に関する多くの神を御神体としています。その中には渡来神も居れば日本の神もいるでしょう。また秦氏が祭っていたのは稲荷神だけではありません。
なので渡来の秦氏が祀っていたからと言って外来の神と断言するのは難しいです。

狐が鼠を駆除するからというのは後付の理屈ですね。だったら蛇でも猫でも同じことです。
仏教伝来によって祭りを本旨としていた神道に対し、理詰めの仏教が優位に立ちました。コレにより神仏習合の時代になったわけです。実質仏教による神道支配です。
このとき仏教は神道の神を仏に置き換えました。本地垂迹です。
で、稲荷神をダーキニーというヒンズーの神にしました。ダーキニーはジャッカルにまたがった姿で描かれる事が多く、ジャッカルがいない日本で姿が似ている狐に替えられたという説があります。
そこで稲荷神の神使に狐ということになったようです。
神道には神使という定まった使い魔はいません。ヤマタノオロチを初めとして八咫烏などの獣や幻獣が出てきますが、あれは神であって神使や眷属ではありません。
それが道鏡や仏教、後にはキリスト教等の影響を受けながら眷属だという事になって行ったのです。

もともと狛犬はべつに眷属というわけではありませんので、その代わりとする狐も神聖視はされていなかったと思います。
しかし狐は人を化かす事から知能が発達していたと考えられ、やがて眷属という立場を手に入れてから、神に願うならまず眷属から(現代風に言えば代議士に便宜を図って貰うために秘書に心づけを渡すようなもの)で狐に供物を捧げるようになったのでしょう。それが主客転倒してしまったのだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとう御座いました。

お礼日時:2014/02/13 20:19

稲荷神社=秦氏はいろいろと考察されています。



これは個人的な意見ですので、そんなもんか程度にお考えになって下さい。

秦氏は、百済(南朝鮮)で新羅の侵攻に遭い、日本からの援軍で救出された王族とその臣下一向です。
王族は秦の始皇帝の末裔とのことですが、秦の民であったことは確かです。
秦から来ただけでは証拠にならないので、油炸豆腐(油揚げ)や陰陽道、山海経などを伝えました。

山海経に載っている年老いた狐と、言い伝えの「田の神およびその使女(ツカワシメ)を狐とする」信仰が結びつき、それが稲荷神の狛犬(狐)と同一視されて稲荷=狐と考えられるようになったというのが真相かと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとう御座いました。

お礼日時:2014/02/13 20:19

>食物神は外来神であることになるのでしょうか?


直接的な関係はありません。

お稲荷さんは、極めて身近な神様だったことから、いろいろな変遷を経て現在の姿があります。
狐は、身近な賢い動物で、人間に直接危害を加えることがありませんでした。
その上、収穫した穀物を食い荒らしたり、田んぼの畔に穴をあけてしまうネズミを退治してくれました。

農耕の神様、田の神様というのは、古来日本の各地にありました。
帰化した秦氏も稲の神を祭り、その名前の稲生り(いねなり)が転じて「イナリ」となり「稲荷」の字が宛てられたとされています。
こういうことだと、外来神なのかどうかもあやしくなります。
八幡様とは違うところです。
日本古来の食物である農作物の神として御饌津神(みけつのかみ)という神様がいました。
狐の古名は「けつ」で、そこから「みけつのかみ」に「三狐神」と当て字したのが狐との関わりの始まりとされています。
稲の神「稲荷」と御饌津神(みけつのかみ)とが同じ食物の神であることから、秦氏の勢力の拡大とともに一体となって広がっていきました。

ヒンズー教に荼吉尼天という神様がいます。
荼吉尼天は眷属として狐を従えていました。
ヒンズー教では各神様が各々動物を従えています
この神様が仏教に取り入れられました。
ヒンズー教も仏教も古代インドのバラモン教から派生したもので、いわば兄弟です。
沢山の共通の神や仏を持っています。

この二つを弘法大師の密教が一つにしてしまいました。
密教には本地垂迹説という説があって、日本の古来からの神は仏が姿を変えて現れたのだとします。
日本の各々の神様に各仏様をあてはめました。
荼吉尼天も稲荷も狐と関わり合いがあることから、一つとしてしまいました。
これ以来、お稲荷さんのお使いは狐ということになりました。

>その神の使いとされる狐は、いつから神聖視されるようになったのでしょうか?
古代インドからです。

まぁ~ご都合主義というかなんというか、大宗教が民間宗教を布教の為に取り入れていくとこういうことになるのですかね。
キリスト教もあまり変わりません。
中東の砂漠で生まれた宗教に、トナカイとサンタクロースが出てくるのですから、五十歩百歩です。

詳しくは下記サイトを御覧下さい

稲荷信仰
www.geocities.jp/johannes_schiffberg/Inari.html

稲荷信仰とは?(神社探訪参考資料) - Niigata-u.com
www.niigata-u.com/files/ngt2003/inari1.html
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この回答へのお礼

回答ありがとう御座いました。

お礼日時:2014/02/13 20:19

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