下記の入試問題の正解がわかりません。
次の英文には(1)~(4)のなかに誤りが1箇所ある。番号を答えて、正しく直しなさい。
Not until much later did she learn whom her real father was.
(1)Not until
(2)did
(3)whom
(4)real
知恵袋では(1)となっていましたが、日本語訳も含めて少し疑問を抱きます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
--引用-------
Until much later did she learn whom her real father was.
ずっと後になるまで、彼女は彼女の本当の父親は誰だった学びました。
(1)Not until
-------------
質問その1
~まで、学びました? これは誤訳ではないのでしょうか。
私には learn が「(父親が誰かを)知る」という意味に見えるので、「までは知らなかった」という否定がどこかに入らないとおかしいのではないかな、とベストアンサーを疑ってしまいました。ケチを付けて恐縮ですが、皆さんはどう思いますでしょうか。
質問その2
まだ正解はわからないのですが、出題文でグーグル検索すると
「Not until much later did she learn who her real father was.」
の方が代わりにヒットするので、
(3)whom → who
が正しいのかなあ、と悩んでおります。しかし理由が全くわかりません。
ここでは関係代名詞ではなく疑問詞の who(whom) で、
her real father was whom
という仮想の文を考えれば、補語の位置に当たる whom は目的格で、m付きでも別におかしくはないのではないでしょうか?
Tell me whom you like.
Tell me whom your brother is.
と同じ whom だと思っています(この例文は私が作りました)。
それとも、目的語の場合は whom になれる(文語の場合)けど、補語の場合は不可、とか、何かルールがあるのでしょうか。
私には、(1)~(4)のどこが間違っているかわからないのです(全部合っているように見えます)。ご解説をお願いします。
質問その3
Not until much later did she learn who her real father was.
はどこもおかしくない英文ということでよろしいですね?
例
http://karlaenglishdatabase.blogspot.jp/2014/06/ …
のちょうど中ほど。8.修辞用法
引用
訳A もっとずっと後まで彼女は誰が本当の父親かを知らなかった
まず、この訳は合っていると思って良いでしょうか。
またこの部分は、大学入試として見れば、
訳B もっとずっと後になって初めて彼女は誰が本当の父親かを知った
訳C もっとずっと後でやっと彼女は誰が本当の父親かを知った
と訳しても満点をもらえるでしょうか(辞書を参考にしました)。
よろしくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
質問その1
★~まで、学びました? これは誤訳ではないのでしょうか。. . . 皆さんはどう思いますでしょうか。
→私ならこう訳します。
ずっと後になって、はじめて彼女は誰が自分の実の父親かを知りました。
質問その2
★(3)whom → whoが正しいのかなあ、と悩んでおります。
→そのとおり、whomが間違っています。
ここは、her real father was heと(文法的には)言えますので、heは目的語でなく補語ですので、目的格のwhomはもってこれません。
ただし、口語で It was me. のようなときに、目的格のmeを持ってきますが(そしてIt was I. は古めかしくて今の英語では言いませんが)これは文法的にはおかしくても、認められる英語ということになります。しかし、関係代名詞にいたってはwhoのかわりにwhomとは、しません。あり得ません。
★という仮想の文を考えれば、補語の位置に当たる whom は目的格で、m付きでも別におかしくはないのではないでしょうか?
→whomはおかしな英語です。
Tell me whom you like.
Tell me whom your brother is.→こちらはwhoが正しい英語です。whomではありません。
それとも、目的語の場合は whom になれる(文語の場合)けど、補語の場合は不可、とか、何かルールがあるのでしょうか。
→目的格というからには、目的語なわけです。補語ではダメなんです(さきほどのIt is me.のような現代英語が変化した表現を除く)。
質問その3
Not until much later did she learn who her real father was.
はどこもおかしくない英文ということでよろしいですね?
→間違いはありません。正しい英文です。
例
http://karlaenglishdatabase.blogspot.jp/2014/06/ …
のちょうど中ほど。8.修辞用法
引用
訳A もっとずっと後まで彼女は誰が本当の父親かを知らなかった
→気持ちがわるいですね。私の訳を参照にしてください。
訳B もっとずっと後になって初めて彼女は誰が本当の父親かを知った
訳C もっとずっと後でやっと彼女は誰が本当の父親かを知った
→読点さえあれば(。があれば)いいと思います。というより、こっちの方がいい答です。
以上、ご参考になればと思います。
この回答への補足
> 関係代名詞にいたってはwhoのかわりにwhomとは、しません。
とおっしゃっていますが、私はここでは疑問詞だと解釈しました。
早々に締め切りますが、もし間違っていれば教えてください。
早速のご回答ありがとうございます。
It's me.
が正しい英語文例だと思っていたので、
It's him.
It's (whom).
となると思い込んでいたのですが、
現代英語が変化した表現 だったのですね!
たいへん勉強になりました。
> 目的格というからには、目的語なわけです。補語ではダメなんです。
なんか引っかかるなあと思っていたら、そうだったんですか!
釈迦に説法で恐縮ですが、
。は句点で、
、が読点ですが、
今後句点を打つように心がけます(答えとして意識的に抜いたのが裏目でした)。
訳例まで示してくださったので、どう捉えるべきかよくわかりました。
お付き合いありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
#4です。
>not → untilではなく、not → much laterというご解釈ですよね?
そういうわけではありません。notはそれ以降を否定するという原則に則り、untl much laterを否定していると考えています。その直後以降の、did she ~についてはnotの効力は及びません。
先に申し上げますと、『そう思っていながら間違えました』ですorz。大変申し訳ありません。また、「not → much laterというご解釈」というものより、もっと間抜けな間違いです。
>自信がある理由は、It is not until ~ that ~ ならよく文法書で見るからです。
ご指摘を受けて、調べ直してみました。ネット辞書ですと、同じものを参照できますので、以下を参考に致したいと思います。
・プログレッシブ英和中辞典(第4版) until
http://kotobank.jp/ejword/until?dic=pej4&oid=SPE …
>Not until the 15th century was movable metal type invented.
>((倒置構文))15世紀になって初めて金属の活字が発明された
>(=((強調構文)) It was not until the 15th century that movable metal type was invented)
the 15th centuryをmuch laterに入れ替えれば、時間的なことはそのまま使えそうです。「much laterになって初めて知った」でした。仰る通り、非常に後になってから知った、ということで、私の先の回答の「最近知った」云々旨は間違いです。質問者様の訳(ひいては英文の意味の理解)が正しいです。
先の該当部分は撤回し、お詫び申し上げます。以下のように訂正いたします。
誤> 多少問題があります。「もっとずっと後」がnotで否定(略)念のための蛇足です、すみません)。
正>訳A~Cはいずれも正しく、間違いなく満点とされるべき和訳です。
P.S.
間違った理由も申し上げるのが筋と思いますので、少し説明致します。
・新英和中辞典 第6版 (研究社) until(用例)
http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japan …
>Until then I had known nothing about it. そのときになるまでそのことについて何も知らなかった.
私が否定語をどうイメージしてしまったかは、上記例文が近いです(nothingをI had not known anythingと書き換えればさらに)。私は倒置表現に弱く、自分で話すときなどは全く用いません。そこへ否定表現という意味逆転が入ったので、勘違いを起こしました。
先の回答時、頭の中では以下のようにお示しの英文を(なんとなくorz)変換してしまっていました。
Not until much later did she learn who her real father was.
↓
She learned who her real father was not until much later.
↓
She did not learn who her real father was until much later.
↓
She learned who her real father was until much later.ではない。(※ここで完全におかしくなった)
紙の上でこう書き直していってを考えようとしたら、自分のuntilの扱いがおかしいと気付いたかもしれません。
また、倒置である以上、何らかの強調であり、仰るような強調構文へと向かえば、すんなりと「ずっと後」と英文通りの意味で解せたかもしれません。
それでも、辞書を確認していたら気付けていたかもしれません。これらを幾重にもサボった報いが、先の明らかな間違いです。
お恥ずかしい限りで、先の私の回答はゴミレベルですので、お捨てくださいますよう、お願いいたします。
No.5
- 回答日時:
もちろん、ご指摘の通りで、訳 A, B, C いずれも合っています。
もっとも、誤りを(1)として not until → until としているため
訳もそれに合わせてた形にはなっています。
実際には not until で正しく、whom が誤りです。
おっしゃるように、who は補語になるわけですが、
これは SVC なので、主格補語という通り、S = C であるように、
C は主格を使います。
もっとも、補語というのは多くの場合、名詞で、現代英語では
名詞に主格も目的格もないので、ふだんは主格などと意識しません。
主格、目的格の違いが問題になる、
It is I. か、It's me. か、
も、文法的には It is I. で正しいです。
しかし、It's me. が今では普通に用いられます。
動詞の後にくるのは目的格、という発想や、
Me? とか、Me too. のように、me で代表という感覚とか。
ただ、あくまでも、これは口語的発想で、文法的には主格です。
whom というのは目的格の中でも、かなり古い感覚です。
By whom のような、前置詞が前に来る場合をのぞいてほとんど使われません。
だから、It's me のように、口語的発想で用いられる目的格の部分に
そういう古い感覚の whom というのはかえっておかしくなります。
動詞の目的語となる、普通の目的格でも whom でなく、who が用いられるくらいですから。
出題の意図としては、ここは主格補語で主格の who が正しい、
という単純なものだと思いますが。
それに消去法的に、他に誤りがない、というのもあります。
>口語的発想で用いられる目的格の部分に
>そういう古い感覚の whom というのは「かえって」おかしくなります。
この かえって というご説明がたいへんわかりやすかったです。
ご回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
リンク先の回答は間違いです(どう間違っているかは、特に気にする必要はないでしょう)。
お示しの英文は、
http://books.google.co.jp/books?id=zbwBhbdf7IYC& …
などにほぼ同じ例文がありますが、上記以外でも、
Not until much later did she learn 『who』 her real father was.
としています(よく使われる例文の模様)。whomではなく、whoですね。倒置かどうかに関係なく、該当部分だけを一文にすれば、
She learn 『who』 her real father was.
です。疑問文で、"Who is her father?"などと用いることを考えれば、whoで意味が通ります。通常、whoは主格としてyく用い、疑問文でも"Who did this?"などとします。しかし、主格S以外では、補語Cも主格で用いることは、英語の用法を調べればわんさか出て来ます。疑問文での用法と関係詞節での用法は一致するのが通例です。だからwhoでもよい、と言えます。
だからといって、whomでは間違い、と即断することはできません。それで文法的に成立し、意味が通る可能性がないとまでは、この時点では調べて考えていないからです。
考えるべきは、whomはあり得ないのか、ということになります。それは「be動詞は目的格を取れるのか?」ということになります。この辺りは、辞書を丹念に調べるしかありません(その上で、少しでも可能性があると思った表現をネット検索してもいいけれど、ネットには間違った英語表現も多いので注意)。
調べた限りではありませんでした。whomで正しいとできる根拠が見つからない、を理由としてwhomでは不適切と言えるかと思います。他に間違いは見当たりません。
以上を踏まえ、whom→whoと修正したとしまして。
Not until much later did she learn whom her real father was.
>訳A もっとずっと後まで彼女は誰が本当の父親かを知らなかった
>訳B もっとずっと後になって初めて彼女は誰が本当の父親かを知った
>訳C もっとずっと後でやっと彼女は誰が本当の父親かを知った
多少問題があります。「もっとずっと後」がnotで否定されているので、「最近」「そんなに前ではないとき」ということになります。そこを直せば、私なら満点とします。
倒置であることを訳に明示するつもりで、
「彼女が本当の父親が誰か知ったのは、そんなに前のことではない。」
といった訳し方もありますが、日英の言語の差異に関する個人の好みの問題だろうと思います(※辞書を調べた上で訳されていますから、充分ご承知とは思いつつ、念のための蛇足です、すみません)。
P.S.
whoの例文が見つかったからといって、whoだけが正しいとは限りません。how, whereなどは問題なく使えます。例えば、her real father was happyからならhow、 her real father was on the beachからなら、whereが適します。もし、お示しの例文でwhom(正しくはwho)が空欄になった穴埋め問題であれば、そういう選択肢が示されることもあるでしょう。
動詞が違えば、whomが正しくなることもあります。whom her real father loveだったりすると、「whoで代用してもいいけれど、whomとするのがもともとの用法」ということになります。
ちょっと複雑な疑問文だと、She is taller than he (is).→Who is she taller than?があります。今は慣例として、She is taller than him.という言い方が普通にありますが、Whom is she taller than?とは言わないようです。
これには、whomをあまり使わず、whoで代用することが多いことも関係していそうです。いずれにしても、he (is)がhimで代用されるような場合でも、whomとはしないほうがよさそうです。関係詞節も同じでしょう。
いろいろお調べいただき、ありがとうございます。
外出しておりましたので、返事が遅くなりましてすみません。
後半の部分に特に興味をそそられました。
Not until much later did she learn whom her real father was.
> 多少問題があります。「もっとずっと後」がnotで否定されているので、「最近」「そんなに前ではないとき」ということになります。
not → until
ではなく、
not → much later
というご解釈ですよね?
そこは失礼ですが私は異論があるのですが・・・
そんなに前ではない、ではなく、「ずっと後になったらOKだけど、ずっと後になるより前ではない」という意味だと私は思うので、訳A・訳B・訳Cはいずれもおかしくない気が致します(ただ、他の方がおっしゃる通り、訳Aはあまり美しくない直訳でしょうが)。質問しておきながら、私が自信持って反論してすみません。
自信がある理由は、It is not until ~ that ~ ならよく文法書で見るからです。
ところで、
whom の部分に how や when が入れられる、というのは確かにおっしゃる通りで、目からウロコでおもしろく拝見させていただきました。「whom を直せ」という問題で、そういう解答を書いたら、採点官も目を白黒させるでしょうね(笑) (絶対間違いだ、とは言えないのでは?)
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