dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

タンパク質の精製実験でビーカーにイオン交換樹脂を入れてPH調製して撹拌し目的物質を吸着させたのですが、樹脂の平衡化を行いませんでした。(この樹脂は使い終わったらNAOHで洗浄し再利用しています)

この後精製を数回行い最後の精製工程で陰イオンクロマトグラフィーをおこなう際に樹脂を平衡化を行ったのですが、どうして最初のビーカー使用時には平衡化を行わなかったのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • ご回答ありがとうございました。
    大変勉強になります。

    バッチ法のpHは7に調製しているのですが、何故か最後の精製工程のカラムではpH6にしているのです。
    これはどう考えたらいいでしょうか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/01/29 19:34
  • 補足です。
    目的物質のPIは5です。水に溶けている目的物質をPH7にして陰イオン交換樹脂に吸着させていました。私的にはここもPH6 にした方が良いと考えますがいかかでしょうか?
    最後の精製工程のカラムではバッファーは酢酸で目的物質のバッファーをpH6にして吸着させています。

      補足日時:2015/01/29 19:57
  • 早速のご回答ありがとうございます。

    バッファーのpHを目的サンプルのpIより 0.5 ~ 1高くすると学んだ事があります。
    吸着だけを目的に考えれば(不純物の吸着、安定性など考えずに)バッファーのpHを高くすれば高くするほどいいということですね?

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/01/29 21:23

A 回答 (3件)

> 吸着だけを目的に考えれば(不純物の吸着、安定性など考えずに)バッファーのpHを高くすれば高くするほどいいということですね?



仰るとおりです。
単純に、解離性分子として考えたとき、等電点よりも離れれば離れるほど、荷電状態が強くなるという、化学平衡の問題です。ただ、生体分子では、立体構造という問題が絡んで、かつ扱う試料が通常は混合物であるため、複雑になっているということです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2015/02/01 12:55

等電点pI(これもPIではありません)が5ということは、pHが5より、高ければ高いほど、目的物質は負電荷を持つということです。



つまり、目的物質はpH 7の方が、pH 6より、陰イオン交換樹脂に吸着しやすくなります。

扱っているのはタンパク質ですよね?
普通は、中性付近で調製できるなら、pH 7のまま作業をするはずです。
しかし、その後の実験あるいは試料の安定性保持のために、pHを6にしなければいけない、あるいはpH 7だとカラムから溶出されにくい(塩濃度を上げなければいけない)など、何かしらの理由でpHを下げているのかも知れません。
これは、マニュアルを作成した方に、聞いてみる方がいいでしょう。
もし、学生実習のレポート等でしたら、pHを変える理由が、どこかに隠されているはずですから、見つけましょう。

私は仕事で組換えタンパク質精製を良く行うのですが、精製過程の全てで、pHは一定にするのが普通です。
ただ、精製後に行う実験(例えばNMR測定)などで、pHを変えることはあります。
この時は、そのpH変化が試料に影響しないかどうか、事前に調べる必要があります。
この回答への補足あり
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2015/02/01 12:55

最初はバッチ法を行っているということですよね?


ビーカー中で、pHを調製していますので、それが平衡化になっているはずです。
普通は、あらかじめpH調製した緩衝液を、樹脂に加えるのが一般的だと思いますが、おそらく洗浄に使ったNaOHが残っている可能性があるため、直接ビーカー中でpH調製をしているのではないでしょうか?

それと、PH -> pH、NAOH -> NaOH が正しい表記です。
この回答への補足あり
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2015/02/01 12:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!