10秒目をつむったら…

不況と好況の意味がよくわからないです。モノの数がたくさん売れるのが好況で、不況は数が売れないこと? 数がたくさん売れなくても、値段が高く売れればいいじゃないですかって思うんです。そもそも「況」って何の意味なのかもよくわからないです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「況」という漢字の意味・起源は以下のURLを参照のこと。


http://okjiten.jp/kanji1080.html

不況と好況の意味ですが、どちらの言葉も経済学のテキストには載っていないので確固とした定義は無いんですけどね。

で、あえて数値的な意味付けを求めるならば、不況とはGDPの伸び率が低迷あるいはマイナスになることで、反対に好況とはGDPが順調に伸びていく状態のことでしょう。

じゃあ「GDPって一体何よ」ということになるでしょうけど、これは国内で1年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和を意味します。物凄く簡単に数式としてあらわすと以下の通り。

GDP=消費額+投資額+(輸出額-輸入額)

だからGDPを増やすには、この式の右辺の値をアップさせれば良いわけです。日本の場合、この(輸出額-輸入額)という、いわゆる「外需」は全体の15%ほどしかないので、実質的には「消費額+投資額」を増やす方策こそが「景気対策」と呼ばれるものですな。

ところで、この「消費額+投資額」を増やすには何が不可欠かというと、「需要」です。

>数がたくさん売れなくても、値段が高く
>売れればいいじゃない

いずれにしろ「売れる」ためには、買う側に「それが必要だ」と思わせる状態がなければ無駄です。

買う側に需要が無いと、いくら商品やサービスを作って顧客の前に並べても、客から「そんなの要らないよ」「そもそもカネ無いし」と言われれば何もならないし、投資だって需要が無ければどこの企業もやりません。

じゃあ需要をテコ入れするにはどうしたら良いのかというと、金利を下げて企業が投資しやすいようにする金融政策と、政府が減税や公共投資を実施して無理矢理に市場に需要を作り出す財政政策が考えられるわけです。アベノミクスでいうと、前者が「第一の矢」で後者が「第二の矢」。

なお、「第三の矢」である成長戦略は「需要」ではなく「供給」側の対策なので不況を克服するにはあまり役に立たない。

GDPは最低2%(出来れば4%以上)押し上げることが必要だとは思いますが、安倍政権は財政出動は行ってはいるけど消費税増税や各種社会保障の負担額を上げようとしていて、つまりはアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態で、これではなかなか好況に移行しませんね。
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>そもそも「況」って何の意味なのかもよくわからないです


況て文字を辞書で調べたのか?
ありさま。ようす。とある

つまり経済や市場という場の、様子や有様ということ

それが好ましければ好況で、好ましくないなら不況

数なのか単価なのは、枝葉末節であって別にどっちでもない

マジで質問しているのか微妙だが
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