プロが教えるわが家の防犯対策術!

攻撃対象地域の住民に取り、
危険なのは/安全なのは、どっちでしょうか
WW2の時の軍事技術で

A 回答 (6件)

砲撃も爆撃も危険なことに変わりはありませんが、


個人的な意見でいえば、対地上戦で有効なのは爆撃、
実際に攻撃されて恐怖を感じるのは砲撃です。



砲撃は爆発による衝撃・爆風・飛散する破片による被害なので
破壊を目的とした攻撃には有効ですが、被害は着弾周辺に
限定されます。
また、地面の固さによっては着弾しても信管が作動しにくくなり
不発弾となることがあります。
日本の場合、ガダルカナルのヘンダーソン飛行場を砲撃し
一式弾(徹甲弾)零式弾(榴弾)三式弾(榴散弾)を
使用しました。三式弾は施設破壊に有効で、滑走路破壊は
徹甲弾が有効でしたが、滑走路の穴は容易に修復されました。
簡単に言えば「当たらなければ問題無い」です。

硫黄島やタラワ、ペリリューなど、島嶼の拠点を攻撃する時、
必ずといっていいほど艦砲射撃による攻撃を行いました。
しかし、目標を定めたものではなく手当たりしだいなので、
その効果は限定的で、あまり効果はなかったようです。
硫黄島の場合、不用意な発砲による重砲陣地の露呈で
山の形が変わるまで砲撃され、火砲はほぼ全滅しましたが、
構築陣地全体への影響は多くはなかったようです。

ただし、これは攻撃目標が不明な場合で、
目標が明確ならば砲撃は極めて有効です。
島嶼での攻略戦において、当初は水際での戦闘で橋頭堡を
構築させない戦いでしたが、味方が上陸していないなら
攻撃してくる相手が明確で、味方に被害が出ないので
目標が曝露することで砲撃の効果は顕著でした。
このため、次第に上陸させてからの戦闘となりました。

先日、天皇陛下が訪れて注目されたペリリュー島では、
艦砲射撃と圧倒的な兵力差から、米軍の司令官が部下に
「日本軍指揮官のカタナを持って帰ってくれ」と
余裕で戦ったはずが、日本の反撃で全滅判定をうけ
更迭されました。



爆撃は、(爆弾も使用しますが)焼夷弾による火災での被害で
延焼によって被害を拡大させます。
こちらは「当たらなくても、そのあとの火事が問題」です。
日本は家屋の多くに木材を使用するので延焼効果は抜群です。
ドイツの空襲ではより高温になるテルミット弾等が使われました。

東京空襲の場合、それまで高高度からの施設を目標にして
民間人の被害を抑える方法では戦果が思わしくないので、
ルメイ将軍が低空からの爆撃で民間人を巻き込む方針に
することで、大きな被害を受けることになりました。



従軍した方の手記では、砲撃は相手が見えないところから
いきなり攻撃を受けるうえ、ものすごい衝撃と音があったそうで、
生きた心地がしなかったそうです。直撃や至近弾、様子見で
体の一部をを出して衝撃波や破片の直撃があれば助かりませんが、
少し離れていれば損害は砂に埋まるくらいだったそうです。

うちの祖母から聞いた話では、空襲警報は出ますが避難に余裕が
あまりないので、焼夷弾に直撃されて人が燃えるところを見て
怖いと思ったけど、避難するのに必死だったということです。
ちなみに、空襲より逃げても逃げても追ってきて狙い撃ちにされる
戦闘機の銃撃が怖かったそうで、近隣の家屋はほぼ全滅でしたが、
被害者は火災より銃撃が多かったそうです。



日立市は、空襲2回とその間に艦砲射撃による砲撃を受けています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B% …
爆撃と砲撃の比較に興味があれば、調べてみてはいかがでしょうか。
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安全の無い危険な状態の比較、意識操作の一環ですかね。


沢山死んだのは、空襲ですかね。
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空襲の方が危ない気がしますが。



艦砲射撃だと基本的に海辺限定ですよね。だから内陸部は対象外になりやすいし、海辺から離れれば安全な気もします。大砲の弾を当てるのは難しそうですし、夜戦も難しそう。敵艦が見えたら、もしくは見えてる間は内陸へ逃げられれば命は助かりそうです。

東京大空襲とか夜のモノだし、寝こみを襲われちゃ住民も逃げられない。明るきゃ逃げられるかっていうと広島とか逃げられない犠牲者が多かったわけですし。B29とかの飛行音が聞こえてもたくさんの犠牲者が出ていそうな空襲の方が、逃げる時間が少なそうという意味で危ない気がします。
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難しいですねえ。

艦砲射撃はまだしも「空襲」はその規模によって際限なく大きくできますし。

 無理やりに考えてみると、たとえば太平洋戦争中に艦砲射撃を行ったのは主に戦艦ですけれど、16インチ級主砲の弾頭重量は約1トン。主砲が9門だと9トンを30秒ごとに投射できることになります。仮に10分間撃ちまくったら180トンですね。
 さて、かのB-29の爆弾搭載量は最大で9トン、通常はその半分くらいだといわれますが、前述の戦艦に比較すると20機分ということになります。

 実際には、大戦中に米軍が多用した500ポンドGP爆弾と戦艦の16インチ砲弾じゃ破壊力が段違いですし、爆撃は航過する短時間の脅威であるのに対し、戦艦は腰をすえて一定時間継続される脅威なんてことを考えると、私としては戦艦のほうが危険のように思います。

 ちなみに戦艦の主砲弾は貫通力重視の徹甲弾だけではなく、一般的な榴弾もあります。艦砲射撃に使われたのは榴弾がほとんどでしょうね。
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>WW2の時の軍事技術



核爆弾は大戦中に開発されたのですから、空襲の方が圧倒的に危険ですね。
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戦艦の砲は、敵艦を撃沈するのが目的ですから、貫通力を重視します。


空襲の爆撃機は、軍事施設の破壊を目的とし、広範囲を焼き払う焼夷弾のタイプもあります。
対人兵器として使用された場合、空襲の方が、死亡、負傷、共に被害が大きいでしょう。
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