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漢字は 六書によって 6種類に分類されます。すなわち、象形・指事・形声・会意・転注・仮借
ですが、その中の形声ですが、それは 類型的な意味を表す意符と音を表す音符とを組み合わせて字が作られますよね。例えば「晴」とい字ですが、これは「日」と「青」が組み合わされた形成文字で、
「日」が意符で「青」が音符になりますよね。そして、他にも「青」を音符とする 形声文字には
「清」、「精」などもありますが、コアになる意味はむしろ「青」の方にあると思うんです。
そこで質問ですが、漢字の成り立ちに詳しい方、形声文字について詳しく教えてください。

A 回答 (2件)

No.1の方がおっしゃるように、「会意兼形声文字」という名称が「漢字源」という辞書に用いられています。

(編者は、藤堂明保・松本昭・竹田晃)更に私がよく参照する「字統」(白川静)と合わせて、質問者が提示された「静」「晴」「精」の成り立ちを考えて見ます。
 通常「形声文字」は「意符」と「声符(音符)」から成り立っていると言われますが、「靑」には「セイ」という発音と、「清らかで澄み切った」という意味を表しています。
 更に「靑」は「生」と「丼」(これはドンブリではなく「井」の中に清水の溜まったという意味=セイ)の組み合わせ」とされています。(漢字源)また「字統」では下の部分は「丹」(タン・に)で「丹」には「赤丹」「靑丹」の二種類あるが、この場合は「靑丹」で、それは井戸状の穴を掘って採るが、その穴だとする。「生」も「丼」も「井」も音は「セイ」であることに注意。

 というわけで、「精」はきれいにされた米=精米、「晴」は日の下で澄み切った様子。「静」は「爭(とりあい)を止めてしんと澄み渡った雑音のない状態。「睛」は澄み切った目。
 
 こうしてみると、漢字の世界は奥が深いともいえるが、逆に複雑怪奇で得体のが知れないものだとも言えます。だから形声文字は意符と声符との組み合わせと言うのも、割り切った考えでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/08/05 01:50

最近では、六書の造字法以外に「会意形声文字(会意兼形声文字)」という分類をすることもあるようです。



これは、形声文字といっても「音だけ借りてきた」だけのものより「できるだけ近い音で、意味の通る文字を借りてきた」というものが多いということから出てきた考え方です。

詳しくはリンク先を参照してください。

会意形声文字 - ウィクショナリー日本語版
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E4%BC%9A%E6%84%8 …

さよならテレビ 文化部 会意兼形声文字
http://maaz009.blog90.fc2.com/blog-entry-239.html
(ここはわりと簡潔で分かりやすく説明していると思います。)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

中国語も大昔は漢字もなかったわけですよね。それで、「静」、「晴」、「精」も語源的には同じで同音類義語だったのではないかと思うんですよ。

お礼日時:2015/08/02 16:43

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